いぬばか

ペットショップで働く主人公の姿を描くことで、しつけやマナー等ペットとの接し方や、ショップで行われるトリミングやペットホテル等の仕事内容も描かれていく、現実的で実用的ともいえる長編マンガ。青年誌連載作品らしく、ちょっと色っぽいシーンや恋愛要素も多い。

正式名称
いぬばか
作者
ジャンル
動物・ペット
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
巻数
全22巻
関連商品
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概要・あらすじ

田舎育ちで犬が大好きな「犬ばか」の女の子・宮内すぐりが、東京都内にあるペットショップわっふるで働くことになり、そこでさまざまな動物たちや「いぬばか」な人々と出会い成長していく物語。

登場人物・キャラクター

宮内 すぐり (みやうち すぐり)

『いぬばか』の主人公で、高校を卒業したばかりの18歳。ショートカットにした髪と、首につけた犬の首輪が特徴。世間知らずでおっとりした性格の持ち主。自他共に認める「犬ばか」で、出会ったばかりの他人の犬でも排泄されたウンチを手で受け止めることができる。またペットショップに行けばそこにいる大部分の子犬が「うれション(嬉しくておしっこをちびること)」してしまうくらい犬に好かれる特異体質を持つ。 飯田哲平と出会いわっふるで働き始めるが、哲平の家に居候となり自立するため曜日限定でキャバクラのアルバイトも始めることになる。機械が苦手で、店のレジなどもよく壊してしまう。飼い犬のるぱんが行方不明になったときは、捜索のため歌を作ろうということになりヴォーカルを担当した。

飯田 哲平 (いいだ てっぺい)

『いぬばか』の登場人物で、ペットショップ「わっふる」を経営する26歳の店長。短くした髪は乱れたままのざんばら頭で、あごにはいつでも無精ひげが浮いて見える、見た目などあまり気にしないタイプだが顔立ちは整ったイケメン。子供のころから「捨て犬」を見つけると拾わずにいられない優しい性格の持ち主で、宮内すぐりや長田健太郎も捨て犬を拾うように店に置くことになる。 商品である犬に特別な感情を持たないよう務めているが、思い入れしやすいタイプ。ペットトリマーとしての技術も持っており、店でトリミングも行っている。高校時代、健太郎とともにボン・ジョヴィのコピーバンドをやっていてベースを弾いていた経験があり、すぐりの愛犬るぱんが行方不明になったときの急造バンドでもベースを担当した。

長田 健太郎 (おさだ けんたろう)

『いぬばか』の登場人物で、ペットショップ「わっふる」スタッフのひとり。飯田哲平の高校時代の同級生で、ミュージシャンを自称するが食えていないことを見かねた哲平に雇われている。犬嫌いで、宮内すぐりが店でくるとあまり働かなくなっている。ギャンブル好きで、すぐりの財布からくすねて使い込んだこともある。哲平のことは「哲平ちゃん」と呼んでおり、「香奈子センセイ」と呼んでいる森香奈子に好意を持っている。 妹のミカは中学生。すぐりの愛犬るぱんが行方不明となった際、すぐりをヴォーカルとするバンドの発起人となり、ギターと作曲を担当した。

竹内 桃子 (たけうち ももこ)

『いぬばか』の登場人物で、わっふるで働くことになるペットトリマー。トリミングの依頼の増えてきたわっふるだが、資格を持っている人間が飯田哲平だけだったため、SHOW・金子の紹介で店にやってきた。メイという名のトイ・プードルを飼っており、トリミング中や犬と一緒のときは笑顔を見せるが、それ以外のときは無愛想な態度を取ることが多かった。 わっふるの入っているマンションの一室を「女子寮」と称して、宮内すぐりと一緒に暮らすようになる。

澤村 ちづる (さわむら ちづる)

金髪ストレートロングの明るい女の子で、わっふるで働き始めた宮内すぐりにとって初めての同性の友人。リッキーというラブラドール・レトリーバーの老犬を飼っていたが老衰で死亡。リッキーが病気を見つけて命を救ったロングコート・チワワの子犬をわっふるから引き取り、めろんと名づけて育てる。 めろんの手術と治療にかかる費用を作るため、キャバクラ「クラブN」で「すぐり」の源氏名を名乗って働いている。

森 香奈子 (もり かなこ)

ペットショップ「わっふる」の入っているビルの2階にあるピアノ教室の教師をしており、「香奈子先生」と呼ばれる茶髪ロングヘアの美女。淑やかな女性だが、セレブ気質で気位が高く、きれいに毛をトリミングしたポメラニアンの「ツェルニーちゃん」をわが子のように溺愛している。贅沢な食事が与えられ、かわいい服のワードローブも充実しているツェルニーは、少々わがままな性格に育っていた。 雑種のるぱんのことは気に入らないようで、存在を無視していた。るぱんが行方不明になったときの急造バンドで、キーボードを担当した。

阿樹場 博士 (あきば ひろし)

アイドルや声優の追っかけをしていた、小太りでメガネをかけた外見もいかにもないわゆる「オタク」だった公務員の男性。わっふるで「ジダン」と名づけることになるフレンチ・ブルドッグを購入し、「犬オタ」に変貌してわっふるの常連となる。迷子や盗難に遭ったときのためジダンにはマイクロチップを埋め込んでいたが、悪徳ペットショップを追い詰める際に活躍することになった。

SHOW・金子 (しょう かねこ)

わっふる本店の店長で、飯田哲平にとって上司にあたる存在。哲平に対しては「兄貴」と自称している。経営者として利益を優先し、理想を追う哲平を叱るが、自身も宮内すぐり同様、子犬たちに「うれション」をさせるほど犬に好かれる体質を持っている。オスのアフガン・ハウンド「アルフレッド(アル)」を飼っており、自分以外の命令をきかないようしつけている。

山下 マリ (やました まり)

CMデビューするわっふる本店のパピヨン「ロゼッタ」と共演することになった、人気ナンワーワンのカリスマモデル。女優としても活躍が目立ち始め、雑誌のグラビア等も飾るアイドル的存在。同じくCM撮影で共演したわっふるのパピヨン「ラッキー」を買って育てることになる。

キム・ヒョンジュン

長田健太郎と一緒にストリートミュージシャンとしてブルースハープを吹いていた韓国人留学生。健太郎のことは「健タロ」と呼んでいる。匂いすら堪えられないくらいの犬嫌いだったが、宮内すぐりに好意を持ったことがきっかけで犬嫌いを克服し、柴犬の「チャンタ」を飼うことになる。 韓国ではあまり遊ばれていない麻雀を、日本の友人と遊ぶため覚えていたため部屋にあった麻雀牌で「チャンタ」の上がり手を作ったことが命名の理由。「ベッカム」という名のセント・バーナードを買っている大家の家に下宿している。すぐりの愛犬るぱんが行方不明になったときの急造バンドには、健太郎とともにギターで参加している。

JIN (じん)

ヒゲ面でコワモテの男性で、他人に対しては荒々しい言葉遣いで威嚇するような態度を取るが、飼っているウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの「モッシュ」をはじめ犬に対しては甘々な優しさを見せる人物。森香奈子のピアノ教室の生徒で、阿樹場博士の通うドッグカフェの常連でもある。宮内すぐりと犬のるぱんのことを気に入っており、るぱんが行方不明になった際の急造バンドにはドラム担当で参加している。

るぱん

『いぬばか』に登場する、宮内すぐりの家で飼われている雑種犬。1歳になったばかりだが、去勢していなかったため偶然出会ったノワに交尾してしまい、すぐりと飯田哲平が出会うきっかけを作った。食いしん坊で、かわいい女の子が大好き。人間の言葉をある程度理解しているように見えたり、思慮深い行動を取っているように見えることがある。

ノワ

『いぬばか』に登場する、飯田哲平が飼っているメスのラブラドール・レトリーバー。チャンピオン犬と交配される予定だったが、その直前、るぱんと出会い交尾してしまう。結局妊娠には至らなかったが、後に箱に入った状態で川を流れていた小猫を発見した際にわが子のように思って、母乳が出始める偽妊娠状態となっている。

場所

わっふる

『いぬばか』の舞台となる、都内のペットショップ。通常、SHOW・金子が店長を務める本店から、飯田哲平が任された2号店を指す。「売り上げよりも、まず犬たちを幸せにできる飼い主を」という哲平の方針で営業しており、店としての利益は芳しくない。店に置いている「商品」は、基本的に生後3ヶ月くらいまでの「かわいい盛り」の子犬に限られている。 本店同様、しつけ教室やトリミングサロン、ペットホテルの機能を有している。

書誌情報

いぬばか 全22巻 〈ヤングジャンプコミックス〉 完結

第1巻

(2005年2月発行、 978-4088767550)

第2巻

(2005年5月発行、 978-4088767956)

第3巻

(2005年8月発行、 978-4088768373)

第4巻

(2005年11月発行、 978-4088768793)

第5巻

(2006年2月発行、 978-4088770345)

第6巻

(2006年5月発行、 978-4088770789)

第7巻

(2006年8月発行、 978-4088771274)

第8巻

(2006年11月発行、 978-4088771694)

第9巻

(2007年2月発行、 978-4088772158)

第10巻

(2007年5月発行、 978-4088772578)

第11巻

(2007年8月発行、 978-4088773063)

第12巻

(2007年11月発行、 978-4088773476)

第13巻

(2008年2月発行、 978-4088773919)

第14巻

(2008年5月発行、 978-4088774381)

第15巻

(2008年8月発行、 978-4088774886)

第16巻

(2008年11月発行、 978-4088775418)

第17巻

(2009年2月発行、 978-4088775920)

第18巻

(2009年6月発行、 978-4088776408)

第19巻

(2009年8月発行、 978-4088776958)

第20巻

(2009年11月発行、 978-4088777368)

第21巻

(2010年2月発行、 978-4088777856)

第22巻

(2010年5月発行、 978-4088778525)

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