概要・あらすじ
家族にバカにされ、見た目も老人のようなサラリーマン・犬屋敷壱郎は、犬の散歩中に宇宙人による爆発事故で死んでしまう。しかし、事態を隠蔽しようとした宇宙人は犬屋敷を生前そっくりな機械の身体にすり替える。機械の身体と治癒力を手に入れた犬屋敷は、その力を他人のために使っていく。そんな機械の身体を犯罪に使っているもうひとりの主人公・獅子神がいた。
登場人物・キャラクター
犬屋敷 壱郎 (いぬやしき いちろう)
家族にはバカにされ、老人のように見える58歳。宇宙人の事故に巻き込まれ死んでしまうが、生前そっくりの機械の身体となって蘇る。機械の力と治癒力をひとのために役立てようと、助けを求める声を聞き、街に出かける。
獅子神 皓 (ししがみ ひろ)
宇宙人の事故現場にいた高校生。生前の記憶を持ったまま機械の身体になってしまう。家族友人には優しいが、無関係な他人を殺害していく。無関係な人間が抵抗したり、未練を残して死ぬのを見ると、人間として生きていると感じ、他人を殺していた。
渡辺 しおん (わたなべ しおん)
獅子神のクラスメイト。くせっ毛の天然パーマのため、「チンゲ」というあだ名がある。いじめにあった安堂を助けた獅子神を見て、好きだと告白した。獅子神が連続殺人事件犯人として指名手配された後、自宅にかくまっていた。
犬屋敷壱郎の妻 (いぬやしきいちろうのつま)
スーパーでバイトをしている。夫をバカにし、無関心。
犬屋敷 麻里 (いぬやしき まり)
犬屋敷の娘。高校生で、獅子神、安堂のクラスメイト。
犬屋敷壱郎の息子 (いぬやしきいちろうのむすこ)
犬屋敷の息子で、中学生。不良にカツアゲされたりなどいじめを受けている。
ハナコ
犬屋敷が動物愛護センターからもらってきた犬。
井上 ふみの (いのうえ ふみの)
お弁当屋で働く女性。鮫島に気にいられ、誘拐され覚せい剤を打たれる。鮫島に日本刀で斬りつけ、逃走。自宅に帰るが、再び鮫島に捕まってしまう。
悟 (さとる)
井上ふみのの婚約者。鮫島に首を絞められ、一度は死ぬが、その後蘇生。
鮫島 (さめじま)
暴力団幹部。自分の望むものを手に入れるためならば、手段を選ばない。井上ふみのに目をつけ、拉致。
獅子神皓の母 (ししがみひろのはは)
獅子神皓とふたり暮らし。末期のすい臓がんであることがわかるが、獅子神皓の治癒能力によって全快。しかし、連続殺人事件の犯人が獅子神皓とわかり、報道番組の取材で謝罪後、自殺。
書誌情報
いぬやしき 10巻 講談社〈イブニングKC〉
第1巻
(2014-05-23発行、 978-4063545173)
第2巻
(2014-10-23発行、 978-4063545418)
第3巻
(2015-02-23発行、 978-4063545562)
第4巻
(2015-07-23発行、 978-4063545807)
第5巻
(2015-11-20発行、 978-4063545968)
第6巻
(2016-04-22発行、 978-4063546163)
第7巻
(2016-08-23発行、 978-4063546330)
第8巻
(2017-01-23発行、 978-4063546552)
第9巻
(2017-05-23発行、 978-4063546682)
第10巻
(2017-09-22発行、 978-4063546880)