概要・あらすじ
一人暮らしの中学生美里優と同居するメイドのまほろの正体は、異星人(セイント)の侵略から地球を護る組織であるヴェスパー所属の戦闘用アンドロイドであった。残された短い時間を自由に過ごして欲しいというヴェスパーの面々の願いからまほろは激しい戦いの日々から退き、自ら美里優のメイドとして余生を過ごすことに決めたのであった。
登場人物・キャラクター
美里 優 (みさと すぐる)
眼鏡をかけた中学二年生の少年で、早くに両親を亡くし、一人暮らしをしていた。ゴミ屋敷の様に家が汚かったのもあり、家事手伝いを雇うことにしたが、メイドとしてやってきたまほろは元戦闘用の美少女アンドロイドだった。IQ130で運動神経抜群、眼鏡を外せば美少年で異性からの好感度も高い。 当初はアンドロイドであるまほろに戸惑っていたが、ともに生活していくうちに彼の中でまほろは重要な存在になっていく。巨乳好き。
安藤 まほろ (あんどう まほろ)
ヴェスパーが生み出した、最強の戦闘用アンドロイドであり、残り僅かな稼働日数を自由に過ごすことを許され、自らメイドとして美里優の家で働くことに決めた。家事全般に長けているが、どこか抜けている天然ボケなところもある。安藤姓は美里優がつけた。貧乳であり巨乳に対してコンプレックスがある。 眠気をがまんすると頭からひよこが無数に出現する。えっちなものが許せない。
安藤 みなわ (あんどう みなわ)
管理者の機械化兵士(サイボーグ)。みなわと言う名はCODE:370(370番目の改造)にちなんで美里優がつけたものである。管理者の命令を受け、ヴェスパー最強の戦闘用アンドロイドであったまほろを監視するために美里優の家にやってくるがそのことは隠している。 管理者の下では非人道的な扱いを受けていたので、当初は平和な日常に当惑するが、まほろや美里優、はまぢ達と過ごしていくうちに人間らしさを取り戻していく。
スラッシュ
ヴェスパーによって作られたまほろのサポートメカで当初は下着泥棒を捕まえる為にまほろに召喚されたが、その後もお目付け役として美里優の家に住む。通常時の外見は黒豹で人語を解す。AIは近衛優一郎を基にしており、義理人情に熱い。まほろのサポートメカには他にも巨人タイプのTATSJINや巨大怪鳥タイプのVIMANAがおり、一話だけ登場する。 これらは横山光輝『バビル二世』の三つのしもべをモチーフにしていると思われる。
式条 沙織 (しきじょう さおり)
美里優達の通う中学校の女教師で、自他ともに認める巨乳がトレードマーク。極度のショタコンで美里優に目をつけていたが、まほろが美里優の家に居候するようになってからは、まほろを目の敵にしている。収入のほとんどをぱちんこと酒につぎ込んでいる為、万年金欠であり、よく美里優の家にやってきては食事や風呂にありついている。
佐倉 深雪 (さくら みゆき)
陸上部に所属しており、四人姉妹の長女。美里優とは幼い頃からの家族ぐるみの付き合いであり、早くに両親を亡くした彼を佐倉深雪の両親は実の息子の様に受け入れている。また、美里優には恋心を抱いているがなかなか進展はしない。家は銭湯を営んでおり、よく番台を任されている。
等々力 凛 (とどろき りん)
美里優とは幼馴染で同級生。弓道部に所属しており、自身は道場の箱入り娘である。黒髪のロングヘアーと巨乳がトレードマークで、美里優に想いを寄せるが、全く進展しない。
大江 千鶴子 (おおえ ちづこ)
美里優とは幼馴染で同級生。父親は映画監督をやっている。味にはうるさく、まほろの手料理を食べては有名店の味に例えて感動している。美里優に対する想いを明かさないでいたが、まほろに対する美里優の告白を聞いた後、内に秘めていた恋心を等々力凛や佐倉深雪に打ち明けている。
浜口 俊也 (はまぐち としや)
美里優とは幼馴染で同級生。テニス部に所属しており、華麗なるナンパ師を自称するが実際には女性を相手にしたことがない。安藤みなわに想いを寄せ、デートや愛の告白までする。管理者たちの作戦に巻き込まれ、機械化された人間である安藤みなわの境遇を知ってもなおその想いは変わらなかった。
川原 清巳 (かわはら きよみ)
美里優の幼馴染で同級生。剣道部に所属している。いつも冷静であるように振る舞うが、幼馴染である美里優や浜口俊也とつるんで、よくえっちな話をしている。
リューガ
異星人(セイント)の生み出した最強のアンドロイド戦士で、まほろとはライバルの関係にあった。まほろとは決着がつかなかった為、彼女との再戦を望んで美里優たちの通う中学校に教師に扮してやってきた。美里優の境遇やまほろのエネルギーが尽きかけていることを知り、自ら負けを認める。 その後はそのまま教師として人間の様に生活をしている。製造から三年ほど経つために三歳であると自称する。
美里 良 (みさと りょう)
美里優の父親で、ヴェスパーの有能な司令官であり、まほろとも親しかった。美里優が幼い頃、核ミサイル施設を巡る戦闘中に敵に人質にされた際にまほろに自分ごと撃つよう命令し、命を落とす。核ミサイルの発射は阻止されたものの、まほろはこの件に関して罪悪感を抱いている。 司令官としての素性は息子の美里優には隠されていた。
近衛 優一郎 (このえ ゆういちろう)
美里優の母方の祖父で、表向きは大企業近衛重工業の会長であり、その実ヴェスパーの首領。恵比寿の本社ビルからめったに外に出ない。元々管理者の構成員で管理者には反感を抱いていたが、管理者が異星人(セイント)達を自分たちの野望の為に利用しようとしたことをきっかけに離反。 その後は管理者を打倒し、地球と異星人(セイント)を結ぶ組織であるヴェスパーを結成した。
ベルナール・バスティア
地球を裏から支配してきた組織である管理者のトップに君臨する人物。感情を表に出さない老人で、近衛優一郎とは因縁がある。
フェルドランス
管理者によって生み出された機械化兵士(サイボーグ)。サイボーグに心は不要という製造者の意向からあらゆる感情を喜びとして認識する洗脳を受けており、常に笑いを浮かべている。管理者の生み出す機械化兵士の中でも戦闘能力は高いが、ヴェスパーや異星人(セイント)のアンドロイドには到底及ばない。
集団・組織
ヴェスパー
『まほろまてぃっく』に登場する組織。地球人と異星人(セイント)が共存できる未来を目指して、双方の戦いを鎮めるために日々戦う組織。地球を裏から支配する管理者にも異星人(セイント)にも味方しない為、双方から敵視されている。構成員のほとんどは元管理者関係者やセイントからの亡命者。
異星人 (いせいじん)
『まほろまてぃっく』に登場する異星人の名称。地球よりはるかに発達した科学文明を持ち、人々は人間と同じ姿をしており皆理知的で温厚な性格で根本的に争いを良しとしない。種の存続の為に地球にやってきた。
管理者 (かんりしゃ)
『まほろまてぃっく』に登場する組織。人類の歴史を常に裏から支配してきた秘密組織で、秘密を知った者や反抗するものは誰であろうと速やかに抹殺されてしまう。人間を機械化兵士に改造して洗脳するなど、非人道的な実験や行為が日常的に行われている。
クレジット
- 原作
アニメ
まほろまてぃっく 〜もっと美しいもの〜
地上最強のアンドロイドであるまほろは、リューガとの戦いを終えて再び穏やかなメイド生活に戻ってきた。管理者から逃げてきたというサイボーグみなわを受け入れ、美里優の友だちや先生との賑やかな日々が続いていた... 関連ページ:まほろまてぃっく 〜もっと美しいもの〜