いろはにほう作

いろはにほう作

コピーライターを目指す少年色埴ほう作の、小学校5年生から中学入学までの生活を描く。最終章は「天才の章」と呼ばれており、ほう作が本物のアホから本物の天才へと変貌する。一発ギャグが多く出てくるのが特徴。

概要

色埴ほう作は九州の田舎から東京の叔父の家に転がり込んできた少年。やることなすこと全てがアホで、周囲の人間を持ち前のアホさで振り回す。後に頭に強い衝撃を受けて大怪我をするが、そのショックから天才的な頭脳の持ち主と化す。やがて天才物理学者となり、ついには理論物理学の終結となる理論も見つけ出した。

登場人物・キャラクター

主人公

九州の馬尻村出身で、小学5年生のときに東京の安田家に居候する。コピーライターやデザイナー志望だが、言葉は強い博多弁で、自分のことを「あて」と呼ぶ。頭にはカッパのような丸いハゲがあり、興奮すると「うずり... 関連ページ:色埴 ほう作

主人公

馬尻村出身でほう作の幼なじみ。頭は良く、面倒見もいい母性あふれる少女である。彼のことを慕って上京し、親の反対を押し切って従姉妹の黒田松恵の家から世田谷区立大中小学校に通う。当初はぽっちゃりしたモンペ姿... 関連ページ:黒田 姫子

須田 日和

ほう作や栗之介の同級生で、栗之介の彼女でもある、物語初期のヒロイン。ほう作が惚れてアタックしたことがあるほか、阿比留にも好かれていた。原宿ではアダルトビデオらしきスカウトに引っかかったこともある。黒田姫子が上京したからはヒロイン交代で出番は激減。小学校の卒業式や中学校の入学式では姿を見せていた。

色埴ほう作の従兄弟で安田家の次男。ほう作のことを最初は哲学や人生を語りたいと期待していたが、いざ対面するとそのアホな容姿と言動に失望する。ほう作も通うことになる世田谷区立大中小学校では「栗之介様」と呼... 関連ページ:安田 栗之介

色埴ほう作の義理の叔父で大日本安田商事の社長。オールバックの髪型で口元にはヒゲを生やし、煙草はパイプをたしなむ紳士。ほう作のことを初めて会ったときから高く評価しており、どんなにアホなことをしてもいい方... 関連ページ:安田 柿衛門

色埴ほう作の叔母でほう作の父の妹。日本に帰国する前はアメリカに留学している長男の桃太郎の世話をしていた。今はおかっぱ頭に眼鏡をかけた太ったおばさんだが、20年前に柿衛門にプロポーズされた頃はちょっと太... 関連ページ:安田 梨子

安田 桃太郎

色埴ほう作の従兄弟で、長い間アメリカのプリンストン大学でシュワルツ博士のもとで物理学を学んでいた。当初はほう作のアホな態度に仰天していたが、彼が本物の天才であると知るとシュワルツ博士のもとに紹介をする。その後も研究室でほう作と行動をともにし、アメリカへの講演旅行に連れて行こうとした。

ほう作や栗之介の通う世田谷区立大中小学校のガキ大将で「阿比留一派」の子分たちからは「親分」と呼ばれている。「ナウマン象のふくらはぎ」とも呼ばれる太い足とがっしりした体つきが特徴で、腕っ節も強く足も速い... 関連ページ:阿比留 猛

姓の豪徳寺ではなく名前の経堂で呼ばれる。ほう作や栗之介の通う世田谷区立大中小学校の文芸部メンバーの一人。七三分けの髪型に四角い眼鏡、こけた頬に牙のような犬歯が特徴的なインテリ少年。文芸部の部長である橘... 関連ページ:豪徳寺 経堂

ほう作や栗之介の通う世田谷区立大中小学校を代表するプレイボーイで、いつも取り巻きの女の子に囲まれている。ぱっと見は田舎者のブスだけど、取り巻きと違って優しく献身的な黒田姫子に興味を抱き、彼女を自分のガ... 関連ページ:乾 雄一郎

ほう作や栗之介の通う世田谷区立大中小学校に通う貧乏な少年。見た目はボサボサな長髪ですり切れたタンクトップと短パン姿を着用し、どことなくアントニオ猪木を思わせる顔つきをしている。貧野という名字どおりの貧... 関連ページ:貧野

橘 ユリ子

世田谷区立大中小学校の文芸部部長。ヴェルレーヌの詩が好きな文学美少女で、アホは嫌いと公言している。だが、彼女目当てで文芸部に入部したほう作のことは「文学的に屈折した奇人」と見なしている。逆に、ほう作のアホを証明しようとして彼のギャグに巻き込まれる豪徳寺経堂のことをアホなのではないかと思ってしまう。

花井先生

ほう作や栗之介の通う世田谷区立大中小学校5年生の担任教師。ウェーブのかかったセミロングの髪型に、胸の谷間を強調した服を着た美人教師。しつけには厳しく、自分のアパートに呼んでまでしてほう作のアホさを正そうと試みるが失敗に終わる。

ほう作や栗之介の通う世田谷区立大中小学校6年生の担任教師。明るく朗らかな男性教師で、当初はほう作にも好意的だったが、家庭訪問ほか、様々な形でほう作に翻弄されてしまう。ほう作が天才になってからは、彼ばか... 関連ページ:森田 健太郎

色埴 傑作

九州の馬尻村で農家を営むほう作の父親。安田梨子の兄でもある。ビン底眼鏡にオールバック気味の髪型で、息子と同じく上の口に2本の大きな歯が目立つ。厳格な性格で、一緒に馬尻村に来た栗之介や経堂には厳しいが、ほう作には甘いところがある。瞑想と称して布団でいびきをかいて寝る趣味がある。

色埴 うずら

九州の馬尻村で農家を営むほう作の母親。傑作は「パピイ」でうずらは「マミイ」と呼ばれている。顔つきは息子のほう作によく似ている。心優しい母親で、息子が安田家に迷惑をかけていないか心配している。

世界的な物理学者で、アメリカのプリンストン大学から来日し、日本の東清大学との共同研究グループを率いる。天才となったほう作の話を聞き、弟子の安田桃太郎を通じてほう作を自身の研究グループに加える。一目見て... 関連ページ:シュワルツ博士

集団・組織

世田谷区立大中小学校

世田谷区にある小学校で、九州から転校してきたほう作や姫子もこの小学校で学ぶ。屋外にプールがあるけれど、冬は水が抜かれている。ほう作たちの卒業式は第51回卒業式と看板に書かれていた。

東清大学

東京大学を思わせる造りの名門大学で、シュワルツ博士を招いて半年間の研究チームが結成された。これに博士の推薦でほう作が加わり、やがて「ほう作理論」が完成された。当時としては最新鋭のコンピュータと研究員が用意されていたが、覚醒したほう作とそれをサポートするシュワルツ博士に割って入れる者はいなかった。

場所

馬尻村

『いろはにほう作』の舞台であるほう作や姫子の故郷。九州にある農村で鉄道は敷かれておらず、交通手段は路線バスのみ。ほう作の家には犬のマリアンヌ、鶏のミッシェルとリンダ、亀のアレクサンダー3世が飼われてい... 関連ページ:馬尻村

書誌情報

いろはにほう作 全9巻 〈少年チャンピオンコミックス〉 完結

第1巻

(1984年12月発行、 978-4253043410)

第2巻

(1985年3月発行、 978-4253043427)

第3巻

(1985年5月発行、 978-4253043434)

第4巻

(1985年8月発行、 978-4253043441)

第5巻

(1985年10月発行、 978-4253043458)

第6巻

(1986年2月発行、 978-4253043465)

第7巻

(1986年4月発行、 978-4253043472)

第8巻

(1986年6月発行、 978-4253043489)

第9巻

(1986年8月発行、 978-4253043496)

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