うちの妹は顔真っ赤。 ~ゲームライフ365~

うちの妹は顔真っ赤。 ~ゲームライフ365~

顔を真っ赤にして逆上しながらTVゲームをプレイする少女の牛腸しづると、そんなしづるを溺愛する兄の牛腸いすずの日常を描く、ハイテンションコメディ。なお、作中に登場するゲームはタイトルこそ違うが実在ゲームをモデルとしており、それらのゲームのあるあるネタが豊富に盛り込まれている。「ヤングコミック」2018年3月号から2019年2月号にかけて不定期に掲載された作品。

正式名称
うちの妹は顔真っ赤。 ~ゲームライフ365~
ふりがな
うちのいもうとはかおまっか げーむらいふさんびゃくろくじゅうご
作者
ジャンル
ゲーム
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あらすじ

第1巻

乙女ゲームを買いたいという左古ひまりに付き合い、牛腸しづるはゲームショップにやって来た。だが、乙女ゲームコーナーのイケメンオーラに圧倒されたひまりは、しづるの励ましも及ばずにその場から逃げ出してしまう。その先でひまりは「低解像度のイケメン」を発見し、これならばイケるとレトロゲーム機である初代PZ用の乙女ゲーム「アンギルールゥ spectacle」を購入。そして二人は、牛腸いすずの部屋でいっしょにプレイすることに。ゲームの中で、主人公を補佐する地頭聖のグラウスというキャラクターに心を奪われた二人は、彼とのエンディングを目指してプレイを進めていく。しかしプレイ中、二人はどこか空気が読めないところのあるグラウスに散々振り回され、一喜一憂することとなる。(プレイ_3「~恋か世界か、トキメキ乙女ゲーム~」。ほか、10エピソード収録)

登場人物・キャラクター

牛腸 しづる (ごちょう しづる)

牛腸いすずの妹で、年齢は14歳。小柄な体型のかわいらしい少女で、兄のいすずをはじめとする家族みんなに溺愛されている。ゲームが好きだが取り立ててうまいわけではなく、失敗するたびに顔を真っ赤にして逆上し、罵声や恨み言をわめきたてる。また、常日頃からナチュラルに毒舌を吐いている。ただし、いすずにはそんな姿も愛されており、徹底的に甘やかされている。ちなみに学校ではそのような姿は表に出さず、平凡な少女を装っている。モットーは「ゲームは遊びではない、戦いである」。

牛腸 いすず (ごちょう いすず)

牛腸しづるの兄で、年齢は22歳。会社員として働いている。つねに無表情なために冷静そうに見えるが、実際は極端な小心者でストレス耐性が非常に低く、ちょっとしたことですぐに手が小刻みに震える。そのため、大学時代には友人から「電動こけし」という、下ネタぎりぎりの不名誉なあだ名で呼ばれていた。顔を真っ赤にして罵詈雑言を吐きながらゲームをプレイしている、しづるには多少引きながらも、そんな姿にすら「萌え」を覚えており、徹底的に甘やかしている。ちなみに大きなストレスを抱えながらも日々仕事をしているのは、しづるにゲームを買ってあげたりして、彼女を甘やかすためである。

牛腸 隆弘 (ごちょう たかひろ)

牛腸いすず、牛腸しづるの父親で、中年ながら見た目は若くイケメン。しづるのことを溺愛しており、彼女が将来的に嫁に行くことを想像しただけで泣きわめくような、残念なところがある。

牛腸 はるの (ごちょう はるの)

牛腸いすず、牛腸しづるの母親で、美しい黒髪のおっとりした美人。いすずとしづるのことを非常に大切に思っている。特にしづるを喜ばせるためなら、多少恥ずかしい思いをすることもいとわない。

左古 ひまり (さこ ひまり)

牛腸しづるの学校のクラスメートの少女で、年齢は14歳。しづると非常に仲がよく、「ひだりちゃん」と呼ばれている。しづるより背が高く、年齢のわりに胸が大きくスタイル抜群。乙女ゲームとパズルゲームが好きで、特にスマホのパズルゲームは五つ以上も掛け持ちプレイしているほど。優しく穏やかな性格で、いつもにこにこしており、揉め事が起こると仲裁役を買って出る。しかし、実はその容姿を利用して物事を自分に都合よく進める、腹黒い一面を持つ。しづるの本性は知らないながらも、学校ではおとなしい彼女が、ゲーム中はリアクションが大きくツッコミがキツくなりがちなことに興味を抱いている。

水野 澄子 (みずの すみこ)

牛腸しづる、牛腸いすずのいとこ叔母にあたる女性で、年齢は32歳。しづるたちの母親である牛腸はるのとは年の離れた姉妹のように育ったこともあり、しづるといすずには極端に甘い。二人には「すみちゃん」と呼ばれている。才色兼備ながら少々天然気味なところがあり、年齢のわりにゲームをはじめとした若者文化に疎い。

戸川 達之 (とがわ たつゆき)

牛腸しづるのクラスメートの少年で、年齢は15歳。サッカー部に所属しており、明るく活発ないわゆる「陽キャラ」。ゲームも好きだが、ふだんはサッカー部の練習で忙しく、ゲームに時間を割けるのは雨が降って部活が休みになった日くらいしかない。そのため、効率よくゲームを進めようとネットの攻略サイトをよく参考にしている。

伊丹 百瀬 (いたみ ももせ)

牛腸しづるのクラスメートの少年で、年齢は14歳。ゲームが大好きだが陰気な性格で、しづるや左古ひまりに持っているゲームのパッケージをチラ見せしたりと、「陰キャラ」ならではのよくわからない自己アピールをしていたが、その真意を今一つ理解されずにいた。ゲームについては一家言持ち、試行錯誤の過程こそがゲームの神髄と考えており、簡単に攻略サイトを見る行為などは許せない。

まめだ

牛腸いすず、牛腸しづるの家で飼っている猫。目の周りに隈取のような模様があり、タヌキのような顔をしている。「まめだ」という名前の由来は、背中に大きな豆のような形をした模様があるため。牛腸家の人々に対しては基本的に上から目線で接しており、気分次第で人の服で爪を研いだりいきなり引っかいたりと、本能に忠実。

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