トモダチゲーム

トモダチゲーム

突如「トモダチゲーム」という謎のゲームに巻き込まれた5人の高校生。「お金」と「友情」を天秤にかけられた彼らが、時にお互いを疑いつつもゲームクリアを目指して戦う頭脳ゲームコミック。「別冊少年マガジン」2014年1月号から連載。原作は山口ミコト。2017年4月に実写ドラマ化。2017年6月3日、同年9月2日に実写劇場版が公開。2022年4月にはテレビアニメ化された。

正式名称
トモダチゲーム
ふりがな
ともだちげーむ
原作者
山口 ミコト
漫画
ジャンル
ゲーム
レーベル
講談社コミックス(講談社)
巻数
既刊24巻
関連商品
Amazon 楽天

世界観

友情とゲームが題材。突如グループ内の誰かが背負った多額の借金を返済するため「トモダチゲーム」と呼ばれる謎のゲームに挑むことになった5人の高校生の姿が描かれる。多彩な内容のオリジナルゲームに加え、「友情」に「お金」が絡んだことで人間関係に変化が生じたり、それでも相手を信じて問題を切り抜けようとする、緻密な心理描写も魅力。

あらすじ

高校2年生の片切友一は、貧しいながらも沢良宜志法四部誠美笠天智心木ゆとりという4人の友人に恵まれ、楽しい高校生活を送っていた。しかしある日突然、クラス全体の修学旅行費200万円が盗難に遭い、クラス委員の志法と誠が盗難の疑いをかけられてしまう。2人を心配した友一は、志法から指定された場所へ向かうが、そこに集まった友一、志法、誠、天智、ゆとりの5人全員が謎の人物に騙されていたことが発覚。揃って見知らぬ場所へ誘拐されてしまう。目を覚ました5人は、訳もわからぬまま「マナブ」と名乗る人物に遭遇。そして謎のゲーム「トモダチゲーム」に参加し、お金を稼いで身に覚えのない借金を返せと言い渡される。

コラボレーション

2016年2月よりコラボレーション動画として、YoutuberのFischer'sによる「フィッシャーズ」が「トモダチゲームに挑戦してみた」が公開されている。こちらは講談社の『トモダチゲーム』公式ページで冒頭部分が公開されており、全編はyoutubeチャンネル「ボンボンTV」で鑑賞することができる。

テレビアニメ

2022年テレビアニメ化。4月5日より日本テレビほかにて放送。制作はオクルトノボル。キャストは、主人公の片切友一を小林千晃、沢良宜志法を宮本侑芽、四部誠を大野智敬、美笠天智を濱野大輝、心木ゆとりを天野聡美、マナブを高山みなみが演じる。

登場人物・キャラクター

片切 友一 (かたぎり ゆういち)

高校2年生の男子生徒で、クラスはA組。「トモダチゲーム」ではCグループに属する。前髪は目が隠れそうなほど長く、癖のある黒髪を肩あたりまで伸ばしている。両親を亡くして以来一人暮らしをしており、非常に貧しく、自分でアルバイトをして生活費を捻出する生活を送っている。そのためお金に対する考え方は非常にシビア。突如大切な友人である沢良宜志法、四部誠、美笠天智、心木ゆとりの4人と「トモダチゲーム」に参加させられることになり、苦しい生活や過去の経験から得た洞察力や交渉術を活かして戦いに挑む。 非常に頼りになるが、目的のためには手段を選ばず残酷な方法も用いるため、時に周囲から恐れられることもある。

沢良宜 志法 (さわらぎ しほ)

片切友一の友人で、2年A組の学級副委員長を務める女子生徒。「トモダチゲーム」ではCグループに属する。前髪を目の上で切り、胸のあたりまで伸ばしたストレートロングヘアを段をつけて切った髪型をしている。容姿端麗で成績優秀、曲がったことが大嫌いな生真面目で厳格な性格。さらに腕っぷしも強く、心木ゆとりが受けていたいじめを結果的に止めさせたこともあり、クラスでは「事実上の委員長(ボス)」と評されている。 そのため、非常に頼りがいのある人物とされているが、実際は多くの秘密を抱えており、謎が多い。父親は警察官。

四部 誠 (しべ まこと)

片切友一の友人で、2年A組の学級委員長を務める男子生徒。「トモダチゲーム」ではCグループに属する。前髪は目が隠れそうなほど長く、耳の下まで伸ばした髪の毛を外にはねさせている。口元のほくろが特徴。委員長であるうえにスポーツ万能、さらに実家も裕福という一見非の打ちどころのない人物。しかしやや天然気味で口が悪く、悪気なく他人を見下した言動をしてしまうことがある。 だが、本質的には素直で憎めない性格のため、友一たちとは親しくしていた。沢良宜志法に想いを寄せているが、今ひとつ相手にされず悩んでいる。父親は市議会議員を務めている四部正一。

美笠 天智 (みかさ てんじ)

片切友一の友人で、2年A組に所属する男子生徒。「トモダチゲーム」ではCグループに属する。髪型は前髪を眉上で短く切ったスポーツ刈りで、眼鏡をかけている。学年トップの秀才で、真面目で厳しそうな外見から無愛想な人間に思われがち。しかし、実際は公正で正義感溢れる、コミュニケーション能力にも長けた優秀な人物。亡くなった父親の美笠優高は検察官を務め、警察官である沢良宜渉とは旧知の仲だった。 そのため渉の娘である沢良宜志法とは幼なじみで、家族ぐるみで親しい。ある事件をきっかけに志法に強い疑念を抱くようになり、彼女を陥れて秘密を暴こうとする。

心木 ゆとり (こころぎ ゆとり)

片切友一の友人で、2年A組に所属する女子生徒。「トモダチゲーム」ではCグループに属する。癖のある前髪を目が隠れそうなほど伸ばし、耳の下あたりまでのボブヘアをしている。無口で内気だが心優しい性格で、趣味はアニメ鑑賞に漫画制作というオタク気質。気弱な性格から1年生の頃はいじめに遭っていたが、2年生に進級してからは、沢良宜志法のおかげで平穏な生活を送っている。 そのため志法に感謝しつつも、優秀で容姿にも優れ、異性に人気のある志法にコンプレックスを感じている。密かに友一に想いを寄せているが、彼の見せる恐ろしい一面に戸惑うようになる。

マナブ

「トモダチゲーム」の運営側に属する謎の人物。キャップをかぶり、ボーダー柄のポロシャツにオーバーオールを着た少年という、昔の深夜TVアニメのキャラクター「マナブくん」にそっくりな格好をして現れる。片切友一、沢良宜志法、四部誠、美笠天智、心木ゆとりの5人で構成される「Cグループ」のゲームの進行役を務める。 ゲームによって服装を変え、「マナブくん」や「マナブ先生」といった、服装に即した呼称で呼ばれたがる。

四部 正一 (しべ まさかず)

四部誠の父親で、市議会議員を務める中年の男性。前髪を左寄りの位置で分けて額を全開にした撫でつけ髪に、眼鏡をかけている。女性スキャンダルをはじめ、秘書へのパワハラやセクハラ、一部業者や反社会組織からの収賄など悪行の限りを尽くしている。現在も大きな問題を隠すために、金の力でもみ消そうとしている。

美笠 優高 (みかさ ゆたか)

美笠天智の父親で故人。職業は検察官。前髪を眉上で短く切った刈り上げヘアで、眼鏡をかけている。妻を亡くして以来男手ひとつで天智を育てた。知的で心優しい性格で、天智にとっては人生のお手本のような存在だった。しかし、天智がある秘密を打ち明けたのを機に殺害され、天智は美笠優高の死の真相を探るために行動するようになる。

沢良宜 渉 (さわらぎ わたる)

沢良宜志法の父親で、警察官を務める中年の男性。前髪を上げて額を全開にした撫でつけ髪をしている。がっしりとした身体の持ち主。美笠天智の父親である美笠優高とは学生時代からの友人で非常に親しく、天智のことも「将来は志法と結婚させたい」と考えるほど気に入っていた。しかし優高の死に関係している疑いがあるなど、不審な点が非常に多い。

ケンジ

無職の27歳の男性。前髪を眉上で短く切った短髪ヘアをツンツンに立てており、左目の下にほくろがある。小学校時代は学級委員を務め、成績優秀、スポーツ万能の人気者だったが、現在は500万円の借金を背負っている。そのため小学校時代の友人である野村隼人、千草楓、坂下海人、宇崎フミの4人を「トモダチゲーム」に巻き込み、ゲームで得た賞金で借金を返済しようとしている。

野村 隼人 (のむら はやと)

ケンジの小学校時代の友人で、当時の一番の親友だった27歳の男性。眼鏡をかけ、前髪を真ん中で分けた刈り上げヘアをしている。小学校時代は何をするにもケンジと一緒だったが、何をしてもケンジには及ばず、ケンジは内心野村隼人を自らの引き立て役だと捉えていた。

千草 楓 (ちぐさ かえで)

ケンジの小学校時代の友人で、当時ケンジに想いを寄せていた27歳の女性。前髪を右寄りの位置で斜めに分けたショートカットヘアをしている。小学校時代は何度もケンジに告白していたものの相手にされずにいたが、ケンジには現在であれば交際してもいいと思われている。

坂下 海人 (さかした かいと)

ケンジの小学校時代の友人で、当時ケンジのパシリのような存在だった27歳の男性。前髪を眉上で短く切ったスポーツ刈りをしている。太目の体型と細い目が特徴。小学校時代はいじめに遭っており、いつもケンジにかばわれていた。

宇崎 フミ (うざき ふみ)

ケンジの小学校時代の友人で、当時ケンジに想いを寄せていたとされる27歳の女性。前髪を眉の高さで切り揃え、胸のあたりまで伸ばしたロングウェーブヘアを段をつけて切った髪型をしている。小学校時代は目立たない存在で、1人ぼっちでいるところをよくケンジに助けられてた。そのため、ケンジには今も自分のことが好きなのだろうと思われている。

門倉 十蔵 (かどくら じゅうぞう)

「トモダチゲーム」でKグループのリーダーを務める、高校3年生の男子生徒。前髪を上げて額を全開にしたスポーツ刈りをしている。がっしりした体格で、顎ひげを生やしている。Kグループの5人全員が所属しているバスケットボールチームで主将を務めており、寡黙で忍耐強い性格から部員たちに慕われている。

鬼瓦 百太郎 (おにがわら ひゃくたろう)

「トモダチゲーム」でKグループに属する、高校2年生の男子生徒。前髪を眉上でM字に短く切り、短髪を立てている。柄が悪そうに見えるが素直で正義感の強い心優しい性格。反面、気が短く怒るとすぐ手が出るのが玉に瑕。また純朴で女性に弱く、やや騙されやすいところがある。以前、バスケットボール部の部活動中に自分が原因で門倉十蔵に怪我を負わせたことを悔やんでおり、十蔵に報いるためにも今年度の大会では良い結果を残したいと考えている。

柱谷 千聖 (はしらたに ちさと)

「トモダチゲーム」でKグループに属する、高校2年生の男子生徒。前髪を目の高さで切り、肩につかない長さの前下がりボブヘアをしている。器用で何事も平均以上にこなすが、自身を突出したところのない「器用貧乏」と捉え、コンプレックスに感じている。そのため真っすぐで情に厚い鬼瓦百太郎のことは、からかったり反発しつつも、内心羨ましく思っている。

紫宮 京 (しのみや けい)

「トモダチゲーム」でKグループに属する、高校1年生の男子生徒。前髪を目の上切り揃え、耳の高さで髪を切りそろえたおかっぱヘアをしている。小柄で可愛らしい中性的な雰囲気の持ち主。チームでは最年少だが非常に頭が切れ、何においても結果を残す天才肌。門倉十蔵が不在の際には代わって場を取り仕切ることが多いが、その言動には奇妙な点が多い。

丹羽 万里 (にわ ばんり)

「トモダチゲーム」でKグループに属する、高校3年生の男子生徒。前髪を右寄りの位置で斜めに分けたストレートヘアに、眼鏡をかけている。落ち着いた雰囲気で、グループ内ではあまり目立った行動をすることはない。しかし紫宮京とは幼い頃からの付き合いで「万里兄ちゃん」と呼ばれており、天才肌の京にはっきりと意見できる数少ない存在でもある。 漫画好きなのか、「諦めたらそこで試合終了」「謎はすべて解けた」など、有名漫画作品のセリフを引用することが多い。

水瀬 マリア (みずせ まりあ)

「トモダチゲーム」運営側に属する若い女性。前髪を目の高さで切り揃え、肩の高さまで伸ばした白髪内巻きセミロングヘアをツインテールにしている。面白いことが大好きな気まぐれな性格で、自身の担当するCグループに属する片切友一のことを気に入っている。第3ゲーム「友情かくれんぼ」ではある事情から自身もゲームに紛れ込むことになり、友一たちとともにCグループの一員として行動することになる。

クロキ

心木ゆとりを誘拐した若い男性。前髪を上げて額を全開にし、髪全体を放射状に立てた派手な髪型をしている。耳と舌に付けた大量のピアスと、三白眼が特徴。不良グループのリーダーを務めており、ゆとりを人質に、片切友一に「トモダチゲーム」を挑んでくる。残忍で身勝手な性格で、他人が苦しむ姿を見るのが好きなサディスト。自分の知性と度胸、仲間への愛情を誇りに思っており、その3点こそが自分を大人数グループのリーダーにしたと捉えている。

宮部 紗央莉 (みやべ さおり)

四部家で家政婦を務めていた若い女性。前髪を眉上でM字になるように切り揃え、耳の下の高さで切り揃えたボブヘアをしている。和服姿が特徴。父親の背負った借金返済のために仕方なく四部家で働くことになったため、四部家の人間を強く嫌っている。「友罪裁判」で裁判にかけられた四部誠に嫌がらせをしようと、四部家で見聞きしたことを裁判で証言する。

花宮 満 (はなみや みつる)

片切友一のクラスメイトで、2年A組に所属する女子生徒。前髪を目が隠れそうなほど伸ばし、癖のあるボブヘアを外にはねさせている。やや堅苦しいところもあるが、真面目で成績優秀な落ち着いた少女。そのためクラスメイトからの信頼は厚く、四部誠が立候補しなければ、花宮満が学級委員長を務めていただろうと言われている。 美笠天智に想いを寄せており、「友罪裁判」で窮地に陥った誠を助けるため、天智に協力を求められる。

池市 亮介 (いけち りょうすけ)

四部誠の元友人の少年。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、肩につきそうなほど伸ばした後ろ下がりのボブヘアをしている。誠とは中学校時代いつも一緒だったが、中学2年生の頃に、妹が誠に妊娠させられ、誠がお金で解決しようとしたのをきっかけに縁が切れたと「友罪裁判」で証言する。

奥園 実 (おくぞの みのる)

金融マンとして働く、眼鏡をかけた男性。前髪を上げてM字に額を全開にし、肩につくほど伸ばした髪を外にはねさせて撫でつけ髪にしている。仕事で四部家にも高額のお金を貸しており、四部誠には5億円の借金があることを「友罪裁判」で証言し、美笠天智たちを動揺させる。

玉井 レイコ (たまい れいこ)

「トモダチゲーム」運営側に属し、Kグループの担当を務める若い女性。前髪を真ん中で分け、胸の下まで伸ばしたストレートロングヘアをしている。顔の両サイドの髪だけを巻いているのが特徴。「玉井」という苗字から、水瀬マリアには「タマちゃん」と呼ばれている。KグループとCグループが対決した「友情かくれんぼ」をきっかけに、片切友一に関心を持つようになる。

イベント・出来事

トモダチゲーム

片切友一たちが巻き込まれた謎のゲーム。詳細なルールは参加者にも明かされず不明な点が多い。しかし状況から友人グループ5人1組でチームを組んで行われること、チームのうちの誰かが人数を集めたうえで志願しないと参加できないこと、高額の参加費が必要なこと、ゲーム開始時に各プレイヤーは多額の借金を背負い、ゲーム中の行動によって借金は増減することが判明している。 また、ゲーム開始時に各自に支給されるネームプレートの裏には各自の現在の借金総額が表示されており、それは他のプレイヤーには決して見せてはいけないルールになっている。もし見せてしまった場合は、見られたプレイヤーの借金は2倍に増加してしまう。

コックリさんゲーム

「トモダチゲーム」の第1ゲームで、占いの1種である「コックリさん」をモチーフに作られている。プレイヤー全員で「はい」か「いいえ」で答えられる全5問のクイズに挑み、1問でも正解すればクリアとなる。しかし答えはプレイヤー各自が、他のプレイヤーに知られないように選択する仕組みとなっており、プレイヤーの中で意見が割れた場合は、少数派の答えが優先されるルールとなっている。 そのため、プレイヤー全員の意思を統一し、全員で同じ答えを選ぶのが勝利の鍵となる。しかし、ゲーム中の相談や合図は禁止。またゲーム開始後は「声を出すこと」も禁止され、破ったプレイヤーは借金が2倍になってしまう。

陰口スゴロク (かげぐちすごろく)

「トモダチゲーム」の第2ゲームで、ボードゲームの1種である「スゴロク」をモチーフに作られている。1人でもゴールにたどり着いた時点で終了となり、ゲームクリアとなる。ゲームの手順は、まず各プレイヤーが個室で「陰口ペーパー」と呼ばれるスゴロクにおけるサイコロの役目を担う紙に、自分の知っている「他のプレイヤーの隠しごと」を記入して提出。 その隠しごとの内容を、マナブがプレイヤーとゲームの視聴者に公開し、視聴者がより「許されない隠しごとをしている」と判断した順に駒を進めることができる。より多くの「許されない隠しごと」を暴露「された」方が有利に思えるが、実際は先にゴールしたプレイヤーほど損をする仕組みとなっている。そのため、なるべく駒を進めず、より他のプレイヤーの「許されない隠しごと」を暴露「する」ことが勝利のカギとなっている。 また、「陰口ペーパー」にはいくつでも隠しごとを記載できるが、嘘の隠しごとを記載し、嘘が証明された場合はペナルティが課せられ、嘘をついたプレイヤーは自動的にトップとなってしまう。「陰口ペーパー」は白紙で提出することもでき、その場合は隠しごと自体が存在しなくなるため、全員が1マス駒を進めるだけとなる。 ボード上は普通のスゴロクと同じように、止まったマスによってさまざまなことが起き、場合によっては新規に借金を課せられることもある。その際に発生した借金は、最終的にトップでゴールしたプレイヤーが背負うことになる。

友情かくれんぼ (ゆうじょうかくれんぼ)

「トモダチゲーム」の第3ゲームで、「かくれんぼ」をモチーフに作られている。2グループの対抗戦となり、両グループは「隠れる役」を1人決め、残りの参加者は「探す役」となり、先に相手チームの「隠れる役」を発見したチームの勝利となる。ゲーム中の禁止事項は2点あり、相手チームの人間に暴力をふるうことと、「隠れる役」が一度隠れた場所から動くこととなっている。 これらに違反した場合は、違反者の所属するチーム全員の借金が2倍となるうえ、その時点で負けが確定する。逆に「専用携帯電話での連絡」「食事」は全員の権利として認められており、さらに「探す役」のみの権限として各自1回に限り相手チームへの「寝返り」も認められている。「隠れる役」は降参することも可能だが、降参した時点でチーム全体の負けが確定する。

友罪裁判 (ゆうざいさいばん)

「トモダチゲーム」の第4ゲームで、裁判をモチーフに作られている。Cグループのメンバーの1人である四部誠にかけられている疑いを払い、「トモダチゲーム」運営側が選んだ陪審員を説得し、無罪票を全部集めきればクリアとなる。本来は予定になかったゲームだが、誠が殺人の容疑をかけられたために実施されることになった。誠以外のCグループメンバーには参加拒否権がありゲームをパスすることもできるが、その場合、誠は疑いを晴らせず、殺人犯として逮捕されてしまう。

クレジット

原作

山口 ミコト

書誌情報

トモダチゲーム 24巻 講談社〈講談社コミックス〉

第1巻

(2014-04-09発行、 978-4063950519)

第2巻

(2014-07-09発行、 978-4063951196)

第3巻

(2014-12-09発行、 978-4063952551)

第4巻

(2015-04-09発行、 978-4063953640)

第5巻

(2015-09-09発行、 978-4063954746)

第6巻

(2016-02-09発行、 978-4063955934)

第7巻

(2016-07-08発行、 978-4063957037)

第8巻

(2016-12-09発行、 978-4063958348)

第9巻

(2017-05-09発行、 978-4063959468)

第10巻

(2017-10-06発行、 978-4065102404)

第11巻

(2018-03-09発行、 978-4065110638)

第12巻

(2018-08-09発行、 978-4065123218)

第13巻

(2019-01-09発行、 978-4065138656)

第14巻

(2019-06-07発行、 978-4065153000)

第15巻

(2019-12-09発行、 978-4065174692)

第16巻

(2020-08-07発行、 978-4065203200)

第17巻

(2020-12-09発行、 978-4065216712)

第18巻

(2021-06-09発行、 978-4065234136)

第19巻

(2021-11-09発行、 978-4065259368)

第20巻

(2022-04-08発行、 978-4065275139)

第21巻

(2022-10-07発行、 978-4065293980)

第22巻

(2023-04-07発行、 978-4065309131)

第23巻

(2023-08-08発行、 978-4065325919)

第24巻

(2023-12-07発行、 978-4065339411)

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