おいら女蛮

おいら女蛮

手違いで女性に間違われた男子中学生・女蛮子が、カワイコちゃんにちょっかいをかけたり、学園に巣食う数々の女番グループと対決する姿を、お色気たっぷりに描いた学園ギャグ漫画。永井豪自身の他作品や、他作家の作品のパロディが多数登場する。また、舞台である女尊学園が国際犯罪結社「豹の爪(パンサー・クロー)」の下部組織であり、同作者の『キューティー・ハニー』とつながりがあることが物語終盤で明かされる。

正式名称
おいら女蛮
ふりがな
おいらすけばん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

喧嘩のために退学させられてばかりいる男子中学生・女蛮子。またしても退学処分を喰らい、新しく女尊学園に転入することになるが、名前のせいで、女子と間違われて手続きが進んでしまう。セーラー服に身を包んで登校した転校初日、どうせすぐに退学させられると開き直った女蛮子は、女性のまま学園生活を送ることに。こうして女装の男子中学生・女蛮子の波乱万丈の学園生活が始まった。

登場人物・キャラクター

主人公

12歳の男子中学生。明るい性格だが、キレやすく喧嘩っ早い。事件ばかり起こすため、学校を退学させられてばかりいる。普段は優しいが怒ると手が付けられない最強の母・女蛮千代が最大の弱点。名前のせいで女尊学園... 関連ページ:女 蛮子

牧村 美樹 (まきむら みき)

主人公・スケバンの凡倉中学校時代のクラスメイトで元隣人。スケバンに好意を寄せていて、熱烈なキスをしたり、「私を忘れないように」と素っ裸でスケバンの引っ越しを見送る。永井豪『デビルマン』に登場した同名キャラクターがモチーフ。

女 蛮千代 (すけ ばんちよ)

主人公・スケバンの母で元最強の女番長。小学生のときに結婚して、中学生で息子・スケバンを生んだため、まだ20代のグラマーな美人。夫の女蛮角や蛮子のことが大好きで、セクシーな姿で2人に迫る。普段は優しいが、怒ると手が付けられず、夫と息子を半殺しの目に合わせる。

女 蛮角 (すけ ばんかく)

主人公・スケバンの父。喧嘩っ早く、会社の上司を張り倒すため、いつもクビになる。柔道四段で必殺技・大雪山おろしの使い手であるが、妻・女蛮千代にはまったく歯が立たない。普段は優しく美人でグラマーな妻の事が大好きで、息子・蛮子にまで嫉妬するほど。

男 男子 (だん おとこ)

主人公スケバンのクラスメイトの美少女。実家は関東の大暴力団・男組。幼少時より週5日、自宅の庭でケンカ特訓をしているため、ケンカに強く運動能力に優れる。

天変 地異子 (てんぺん ちいこ)

女尊学園の女性体育教師。金髪にレオタード姿の超グラマー。かつて女番魔王と恐れられた女性で天変流ケンカ道の使い手。女蛮千代とはかつてライバルだった。ウーマン・リブ革命実現のため、女性専門の天変流ケンカ道場を開き、多数の女番を排出する。『がんばれスポコンくん』『ドロロンえん魔くん』など、多数の永井豪作品に登場する、ちィ子先生がモチーフ。

礼奈宇 カン子 (れなう かんこ)

女尊学園の女番グループ・パンス党番長。フレンチカンカンの要領で敵が気絶するまで蹴り続ける「恐怖のカンカン踊り」という必殺技を持つ。スケバンとの対決で敗れたことでスケバンの事が好きになり、以来子分のように従う。

ふじむら幼稚園 (ふじむらようちえん)

おかしなフォームで剛球を投げる、女尊学園野球部のキャプテン。レンタンという捕手と2人1組で登場。いつも涎を垂らしているため、ユニフォームによだれかけという恰好。水島新司の『男どアホウ甲子園』の主人公・藤村甲子園のパロディ。

巴 追珍太

女尊学園柔道部のキャプテン。スケバンの柔道部入部を懸けて勝負する。柔道家の母と編み出した必殺技・巴竜巻落としを使うが、荒業過ぎて自ら命を落とす。梶原一騎原作、貝塚ひろし作画の『柔道讃歌』の主人公、巴突進太のパロディ。

豹 絵里座 (ひょう えりざ)

女尊学園の生徒で理事長の娘。ケンカ、スポーツ、勉強にずば抜けた才能を持ち、女王として学園を牛耳る。永井豪の『バクラツ教室』の登場人物、女王・江利座がモチーフ。

アニイ・テキサス

女尊学園の女番グループ・ノーブラ団を率いる金髪のグラマー。モデルガンの弾を指ではじいて攻撃する「アニイガン」という必殺技を使う。男男子と対決し、ペンダントで「アニイガン」をはじき返され、胸に弾を受ける。

男子の母 (おとこのはは)

男男子の継母。関東の大暴力団男組組長の妻。全身に竜の入れ墨をしており、左腕には「蛮千代命」の彫物がある。

嬢 ゆかり (じょう ゆかり)

女尊学園の女番グループ・トランプ軍番長。女王絵里座が放った女蛮子追放のための刺客。負けるたびに着ているものを脱ぐストリップポーカー勝負でスケバンと対決する。

男子の父 (おとこのちち)

男男子の父親で、関東の大暴力団・男組組長。超巨漢で毛むくじゃらの怪物。普段は地下の座敷牢に閉じ込められており、出入りなどの時に男子に操られて出陣する。

爆辣 腕太 (ばくらつ わんた)

凡倉中学で総番長をつとめていたバンカラ。ボナパル党というグループを率いており、女王絵里座とは小学生時代のライバル。凡倉中学で女蛮子と大喧嘩の結果、退学処分となり、蛮子を追って女尊学園に転校してきた。自分を負かした蛮子に惚れて子分になる。永井豪の『バクラツ教室』の主人公、バクラツ番長がモチーフ。

集団・組織

女尊学園 (あまぞんがくえん)

主人公・スケバンが通う学園で小学校から大学までの一貫教育を行う。「女性を尊敬する」という理念の学校。女性が強く、スケバングループが多数ある。じつは国際犯罪結社「豹の爪(パンサー・クロー)」の下部組織。

パンス党 (ぱんすとう)

『おいら女蛮』に登場する組織。礼奈宇カン子を番長とする女尊学園の女番グループの一つ。スカートを履かないパンスト姿が特徴。

ノーブラ団 (のーぶらだん)

『おいら女蛮』に登場する組織。アニイ・テキサスを番長とする女尊学園の女番グループの一つ。巨乳軍団で、サイズが合うブラジャーがないため、上半身は裸。女王絵里座の命令でスケバンと男子を襲う。

全ス党 (ぜんすとう)

『おいら女蛮』に登場する組織。女尊学園の女番グループの一つだが、女王絵里座に対抗する正義のグループ。黒覆面以外は全裸の美少女集団。

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