かわいいひと

誰にも怖がられてしまう「死神顔」の花屋の好青年が、大学生の美女に告白され付き合うことになった。とまどい、躓きながらもゆっくりと恋人の階段を昇っていく2人を描くハートウォーミングラブコメディ。「ララ」増刊「AneLaLa」2014年7月号から掲載の作品。

正式名称
かわいいひと
ふりがな
かわいいひと
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
花とゆめCOMICS(白泉社)
巻数
既刊4巻
関連商品
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概要・あらすじ

実家のお花屋さんで働いている花園森也はとても心優しい好青年だったが、白目がちで人相が悪く、人呼んで「死神顔」。そのため、どうしても人から怖がられてしまうという悩みを抱えていた。ある日、花を納品するために大学を訪れていた森也は、美人女子大生の鈴木日和と出会う。日和は、友人から強引に進められたミスコンへの出場を断り切れなかったことを後悔し、出場したくないと森也の車の荷台に隠れていた。

森也はあまりのかわいらしさに日和を花の妖精と勘違いしかけるも、優しく言葉をかけ、ミスコンへの出場を促すのだった。それ以降、日和は毎日のように花を買いに訪れるようになり、ついに森也に告白。こうして2人は付き合うことになったが、日和は大学内で行われたミスコンで1位を獲得したいわば大学のマドンナ的存在。

ある意味不釣り合いではあるものの、2人は躓きながらもゆっくり手探りで愛情を深めていく。

登場人物・キャラクター

花園 森也 (はなぞの もりや)

実家の「フラワーショップ花園」で働いている27歳の男性。父親を早くに亡くしたため、母親である花園恵子と2人で花屋を営んでいる。白目がちで印象が悪い「死神顔」の持ち主で、笑顔を作っても怖がられてしまう。だが、実際は人一倍ナイーブで心優しい性格で、そんな自分の顔にコンプレックスを抱いている。お店では、配達や仕入れを主に担当しているが、接客では顔を怖がられ、通りがかりの小学生にも絡まれる始末で、顔に関しての苦労は絶えない。 花を納品するために大学を訪れた際、ミスコンから逃げようと隠れていた鈴木日和に出会う。その後、連日に渡りお店に花を買いに訪れるようになった日和に密かに想いを寄せていたが、自分に釣り合うはずがないと諦めていた。そんな矢先、日和からの告白を受け、付き合うことになる。 日和の兄である鈴木和馬とは、当初こそ日和の彼氏と認めてもらえずに相容れない日々を送っていたが、交流を深めるうちに良い関係を築いていく。幼なじみの原浩史は、花園森也の怖い顔に対する数少ない理解者で大事な存在ではあるが、日和に対して失礼な態度を取り続けるため、頭を痛めている。

鈴木 日和 (すずき ひより)

大学3年生の女子で、年齢は20歳。大学のミスコンで1位を獲った経験があり、誰もが振り返るかわいらしさを持つ美人。ただし、鈴木日和自身は外見だけで人を判断することを嫌っており、ミスコンに出たのも友人からの誘いを断り切れなかったため。直前になって出場するのが嫌になって隠れていたが、花を納品するために大学に来ていた花園森也の言葉にほだされ、最終的にミスコンに出場した。 それをきっかけに森也に想いを寄せ、「フラワーショップ花園」に連日に渡って花を買いに訪れてついに告白し、晴れて恋人同士となった。何事にも前向きで積極的だが、押し付けることはなく、常に他人のことを考えられる人物。兄である鈴木和馬の、自分に対する執着には嫌気がさしながらも、蔑ろにすることもできずにいる。 自身のことを「ゆるふわ」と呼ぶ森也の友人の原浩史に対しては苦手意識を持っているが、森也のために仲良くなろうと努力している。

花園 恵子 (はなぞの けいこ)

「フラワーショップ花園」を切り盛りする51歳の女性。花園森也の母親であり、味のあるキャラクターで場を和ませる。夫を亡くしており、母子2人でお店を支え生活している。何かと遠慮なく口に出すタイプで、自宅ではノックもせずにふすまを開けるのが癖。そのせいで、森也が肝を冷やしたことがあるのは一度や二度ではない。目つきが悪い息子を理解してくれる女性が現れるのかと日々心配していたが、彼女となった鈴木日和の存在を知り、心から喜び2人の関係を応援している。 ぎっくり腰の持病を持っている。

父ちゃん (とうちゃん)

花園森也の亡き父親。寡黙で照れ屋で真面目、いつも一生懸命で温かい人柄だったが、森也が中学校1年生の冬、突然亡くなった。朝、時間になっても起きてこなかったため、花園恵子が起こしてみるも反応はなく、森也とともに救急車を呼んだが間に合わなかった。

鈴木 和馬 (すずき かずま)

鈴木日和の兄で、年齢は25歳。行動的で思い込みの激しいところがあるが、いざという時は頼りになるイケメン。妹の日和のことを溺愛しており、携帯電話を勝手に覗き見したことで、花園森也という彼氏がいることを知る。森也のことを知ろうと「フラワーショップ花園」を訪れた際、森也の顔を見て幻滅し、日和と付き合っているというのは森也の妄想であり、迷惑していると忠告する。 その後も、話を聞いてもらおうと自分のもとを何度も訪れる森也を一蹴し、あくまでストーカー扱いを貫く。日和に怒られたり、強く言われたりすることに弱く、のちに日和に諭されてしぶしぶ森也のことを彼氏と認めるも、何かと絡んできてはかわいい妹への想いを張り合おうとする。しかし、そんな形で交流していくうちに、なんだかんだで森也とは良い関係を築き始める。 海とバーベキューが大好き。

鈴木 皐月 (すずき さつき)

鈴木日和の母親で、年齢は47歳。ショートヘアのシャープな印象の美人。勘の鋭いところがあり、日和の嘘はすぐに見破ることができる。だらしないことが嫌いで、日和に彼氏ができてからは門限を設定したり、羽目を外しすぎないように促している。花園森也に対してはその外見に怖がることなく接し、好青年と認めている。

鈴木 史和 (すずき ふみかず)

鈴木日和の父親で、年齢は58歳。大学で語学の教授を務めている。物静かで、すぐ自分の世界に入ってしまうところがある。また、自宅に挨拶に来た花園森也を一目見て、顔の怖さに固まってしまうなど、予想外のアクシデントに弱い。必死に頭を整理しようとするものの、その外見と立ち振る舞いのギャップからどうしても森也のことが理解できず、なかなかうまく接することができずにいた。 しかし、1人になって冷静に考えた結果、ようやく森也は「顔が怖いだけの好青年」であると理解。それ以降は逆に森也にべったりになり、引き止めて帰さないほどに仲良くなる。

原 浩史 (はら ひろふみ)

花園森也の唯一の友人で、幼い頃から付き合いのある幼なじみの男性。森也には「原っち」と呼ばれている。歯に衣着せぬ物言いをするが、裏表のない友達想いの人物。何かと苦労の多い森也を大切に思うあまり、鈴木日和が森也に近づいたのも何か裏があるのではないかと勘繰っている。それが言動に現れたため、日和からは苦手意識を持たれることとなった。 もともと女性付き合いが長く続かない方だが、意外に傷つきやすく、そのつどやたらと落ち込むガラスのハートの持ち主。同じアルバイト先で働く高良まゆこと、外出先で偶然によく会うことがきっかけで、最近付き合い始めた。

高良 まゆこ (こうら まゆこ)

フリーターの女性で、年齢は32歳。目つきが悪く真顔でいると人相が悪いと言われるので、いつも笑顔でいるよう心がけている。同じアルバイト先で働く原浩史と、外出先で偶然によく会うことがきっかけで、最近付き合い始めた。

塚田 リカ (つかだ りか)

コミュニケーション能力に長けた、クールな印象の美人女子大生。鈴木日和の親友で、いつも日和の心配をしている。日和が花園森也に想いを寄せ、告白するまでの経緯も知っており、ずっと日和の背中を押し「松岡修造魂」で応援していた。その後も2人を引き続き応援しており、日和から何かと相談されては、単独で森也のもとを訪れたり、メールでアドバイスしている。 そのため、森也にとってもある意味で日和の「攻略サイト」のような頼れる存在となっている。

宮田 (みやた)

フラワーアレンジメント教室に参加した女性で、二児の母。当初は花園恵子の代わりに講師を務めた花園森也のことを怖がっていたが、廊下でぶつかったことをきっかけに森也を理解し、仲良くなっていく。教室に参加した他の生徒たちとのお茶会に森也を誘い、周りの人々の森也に対する偏見をなくすために尽力するなど心優しい人物。後日、お祭りで鈴木日和と一緒にいた森也に偶然に会い、「森也の彼女」のあまりのかわいさに驚く。

蟹沢 きみこ (かにさわ きみこ)

高校3年の女子で、花園森也の従妹。もともと、人手が足りない時は「フラワーショップ花園」に手伝いに行っていたが、大学受験が迫っていたためしばらく足が遠のいていた。最近ようやく大学の推薦入学が決まったため、「フラワーショップ花園」で正式にアルバイトすることを希望している。

書誌情報

かわいいひと 既刊4巻 〈花とゆめCOMICS〉 連載中

第1巻

(2015年5月1日発行、 978-4592195863)

第2巻

(2016年1月5日発行、 978-4592195870)

第3巻

(2016年11月4日発行、 978-4592195887)

第4巻

(2017年4月5日発行、 978-4592195894)

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