ジェンダーレス男子に愛されています。

ジェンダーレス男子に愛されています。

出版社に勤めるごくふつうの社会人・町田わこは、SNSで人気のかわいいジェンダーレス男子・相馬めぐると相思相愛の関係にあった。外見のアンバランスさを飛び越え、互いを誰よりも愛しく思う者同士のハッピーな同棲生活を描くラブコメディ。「FEEL YOUNG」2018年3月号から掲載の作品。2021年4月にテレビドラマ化。

正式名称
ジェンダーレス男子に愛されています。
ふりがな
じぇんだーれすだんしにあいされています
作者
ジャンル
ラブコメ
関連商品
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あらすじ

出版社で女性漫画誌の編集者として働く町田わこはようやく校了を迎え、意気揚々と退社。そのまま、彼氏である相馬めぐるとの待ち合わせ場所へと向かう。実はめぐるは、性的指向は一般的な男子と同じながら、まるで女性のようなかわいらしい容姿のジェンダーレス男子だった。校了明けで疲れ切ったわこのため、献身的にデートプランを披露するめぐるの姿を見て、わこはそのかわいらしさに心から癒されていく。そんな中、入ったレストランの店員の対応から、めぐるとの女性的な美しさにおいて格の違いを見せつけられたわこは一瞬気落ちする様子を見せる。だが、わこに求めているのはそういうことではないというめぐるの言葉にわこは元気を取り戻す。そんなわこにめぐるは、今日、わこの出版社の雑誌でインタビューを受けたことを語り出す。(エピソード「その1」)

めぐるのもとにNETFLAXで配信中の、台本のない恋愛・友情模様を描く大人気シェアハウスリアリティショー「ログハウス」のオーディションの話が舞い込んだ。勤め先の古着屋「ヨントゴブンノイチ」でめぐるがそのことを明かすと、店長や同僚は大騒ぎ。特に店長の盛り上がり方は相当なもので、めぐるがオーディションに落ちるわけがなく、ログハウスに出演すればめぐるの認知度がさらに上がって店の売り上げも大幅アップになると、皮算用を始める。また、同僚も衣装の協力をするとその話を好意的に受け入れるが、身の丈にあった生活を望むめぐる自身は、この話に前向きになれずにいた。家に帰ってわこにこの件を話すと、ログハウスが大好きなわこは、めぐるの魅力をさらに世間に知らしめるチャンスと大盛り上がり。ログハウスがどんな内容かわからないというめぐるに、まずはどんなものか一度見てみるべきと、いっしょに番組を見始める。そして番組を見ながら、わこの妄想はどんどんエスカレートしていく。(エピソード「その12」)

ジェンダーレス男子ユニット「ユニコーンボーイズ」結成後、めぐるはパートナーである館ささめと二人で多忙な日々を送っていた。キラは、そんなめぐるに気をつかってなるべく連絡を取らないようにしていたが、ある日、爺やの提案で、めぐるとささめを家に招くことにする。これは、表面上は見せないものの、めぐると会えないことで寂しそうにしているキラを慮った爺やのはかりごとであった。こうしてキラの住む豪邸に集まった三人は話の流れから、最近の恋愛話をすることとなる。相変わらずわことラブラブのめぐる、他人に興味がなく交友関係は清いままのキラはいつもと同じということで、必然的に話題の中心はささめの恋愛話に移っていく。そこで女性の好みを聞かれたささめは、あこがれの存在であるEXAILAのアキを頭に思い浮かべながら「強くて逞しくて体を鍛えていて背が高くて声が渋くて日焼けしている人」と口にするのだった。迎えた翌朝、キラの家に八百屋の配達員が訪れる。その人物は、まさしく昨夜ささめが口にしたとおりの特徴を持つ女性だった。(エピソード「その21」)

ある日、成瀬桜子に電話をかけた小野岬は、いまだに桜子がキラの家に呼ばれ、ささめとかかわっていることを知る。怒りを覚えた岬は、桜子がキラに呼ばれた当日に自分はささめを呼び出し、それとなく事情を問いただす。キラの家で行われているのが、トランプゲームなど本当に健全な遊びであることをささめの口から聞き、胸をなでおろす岬だったが、もともとささめを呼び出したのは、単に彼と桜子が会うことを邪魔しようとしていただけで、そのあとのことはいっさい考えていなかった。そんな岬にささめは、男気のレッスンをしてほしいと純粋な瞳で訴えかける。こうして岬は、一日かけて女性の優雅なエスコートの仕方をレクチャーすることになってしまう。共に時間を過ごすうち、岬はささめが自分を本当に男性とカンちがいしており、彼が「男らしさ」というものにあこがれているだけであることに気づく。だが、ささめの自分へのリスペクトに気をよくして、自分が本当は女性であることを言い出せなくなってしまう。(エピソード「その31」)

メディアミックス

テレビドラマ

2021年4月から、本作『ジェンダーレス男子に愛されています。』のテレビドラマ版『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』が、読売テレビで放送された。脚本は坪田文、監督は熊坂出、湯浅弘章、松浦健志が務めている。キャストは、町田和子(原作の町田わこ)を吉川愛、相馬周(原作の相馬めぐる)を板垣李光人、キラを桐山漣が演じている。また、第8話から第10話の放送直後には、それぞれのエピソードの後日譚として、『めぐわこのカラフルな日々』がHuluで独占配信された。

DVD

2021年11月、本作『ジェンダーレス男子に愛されています。』のテレビドラマ版『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』のDVDボックスが、バップより発売された。DVD6枚組で、映像特典としてメイキング、ティザー動画、PR動画、コメント動画も収録されている。

登場人物・キャラクター

町田 わこ (まちだ わこ)

出版社で女性漫画誌の編集を務める女性。SNS上で人気の高いジェンダーレス男子・相馬めぐるの彼女で、同棲している。ちなみにめぐるは高校時代の後輩で、彼が男子学生に絡まれていたところを助けたことをきっかけに親しくなり、交際に至ったという経緯がある。非常に仕事熱心で、漫画編集者という昼夜を問わない過酷な仕事においても、全力で前向きに取り組んでいる。明るい性格で、後輩の七海にめぐるとの関係を誤解された時も、「おもしろいから」という理由でさらに誤解を助長する話をしたりと、ノリもいい。美しいものが何よりも大好きで、仕事でぐったりしていても、めぐるの美しい姿を見るだけでみるみる元気になっていくほど。一方、黒髪ロングヘアでスタイルがよくそれなりに美人でありながら、何かと大雑把なところがあり、自分の外見に関しては少々無頓着なところがある。これは、自分の姿は自分の目で認識しづらいというのが一因であり、美しいものへの欲求に関しては、めぐるを見ることで満たされていることが理由となっている。めぐるのことは非常に大事にしていると同時に完全に心を許しており、彼の美しさに対して妬むこともいっさいない。ちなみに、めぐるのことは彼氏である以上に推しとしての認識が強く、めぐるの魅力を一人でも多くの人に知ってもらい、好きになってほしいと心から願っている。めぐるのSNSも、実はわこのプロデュースによるものである。めぐるの一番のファンであることから、ファンにとって何がウケる内容なのかを的確に把握していることもあって、SNS上でのめぐるの人気は、わこの腕によるところも大きい。そのため、ファンを悲しませないように、めぐるが同棲していること、自分という彼女がいることはSNS上では完璧に隠しており、その徹底ぶりはめぐるを担当する敏腕マネージャーの神崎昇からも一目置かれている。

相馬 めぐる (そうま めぐる)

古着屋「ヨントゴブンノイチ」で働くジェンダーレス男子。モデル事務所「オクタカンパニー」に所属してモデルとしても活動している。SNSにもファンが多く、写真をアップすれば一晩で5000を超える「いいね」が付く。メイクや服、ネイルに至るまで完璧に整えたショートヘアのかわいらしい美形で、すっぴんになっても毛穴一つ見えないほどの女性的な外見をしている。また自分だけではなく、人にメイクを施すのもうまく、料理をはじめとした家事にも長けていたりと、非常に女子力が高い。こうした点から、女装が好きだったり恋愛対象が男性だったりするのではと勝手な憶測を抱かれることもあるが、相馬めぐる自身の性自認は男性であり、実は彼女の町田わこと同棲している。ちなみにわこは高校時代の先輩で、男子学生に絡まれていたところを彼女に助けられてから親しくなり、交際に至ったという経緯がある。それ以来わこ一筋で、めぐる自身はわこのことを世界一かわいいと思っており、周囲からは、わこよりも自分の方が何かと女性扱いされることを自覚していながらも、いっさいそれを鼻にかけることなく、わこのことを非常に大事にして、何かと彼女に尽くしたがる。自らの外見を美しく整えているのも、それによりわこが喜んでくれるからというのが最大の理由である。そのため、めぐる自身は自分がわこと付き合っていることを周囲に隠す気はいっさいないが、多くの人にめぐるのことを知ってもらい、好きになってほしいというわこの意向から、自分の彼女がわこであることは基本的に口外していない。明るい性格で何かとノリがよく、傍若無人なキラとも嫌な顔一つせずに付き合っていたりと、穏やかで優しく懐も深い。ちなみにわことの関係は彼女の両親も公認で、毎年正月にはわこといっしょに彼女の実家に帰省しており、彼女の両親にも本当の息子のようにかわいがられている。のちに、同じ事務所に所属する館ささめとジェンダーレス男子ユニット「ユニコーンボーイズ」を結成。CDデビューをしたり、ドラマで主役を務めたりと、とんとん拍子に活動の幅を広げていく。ちなみに、自他共に認めるほどに歌が下手だが、それは外見のイメージや選曲と歌声が合っていなかっただけで、演歌を歌うと非常にうまい。

キラ

相馬めぐると同じモデル事務所「オクタカンパニー」に所属するモデルの青年。ロングヘアのゴージャスなジェンダーレス男子。実家は非常に金持ちで、身の回りを世話してくれる爺やと豪邸に暮らしている。その美しさは、初対面の町田わこが思わず跪いて、その輝かしい姿を早口で褒めたたえたほど。外見どおり、性格は傍若無人そのものでデリカシーがなく、美しくない相手は、その存在をまったく認識していない。そのため、すぐに人を怒らせてしまうが、キラ自身はその自覚がまったくなく、なぜ人から嫌われるのか疑問に思ってすらいる。実は両親も兄姉も仕事で忙しく、10歳の頃からずっと爺やと二人きりで生活してきたという経緯があり、キラの性格の問題点は多くがここに起因している。また、家族は全員美形だったため、人間を「美形(家族)とそれ以外」という形でしか分類できないのが、人の存在を認識できない理由である。そんな性格を受け入れてくれるうえ、数少ないキラが認識できるほどの美形ということから、めぐるとは非常に仲がよく、ちょっとした用事でもすぐに呼び出したりしている。ちなみに、わこのことは、めぐるの彼女であるという点、さらに胸が大きいという点で一応は存在を認識しているものの、顔はよく覚えていない。のちに、めぐる経由で館ささめとも交友を深めることとなる。めぐるとささめを家に招いた際、ささめが口にしていた理想の女性像が、たまたま野菜の配送に訪れた成瀬桜子と合致することに思い至り、以後は何かとささめと桜子を引き合わせようとしたりと、意外に友達思いなところもある。ただし、当のささめには困惑されるばかりで、その好意は一向に理解されていない。

館 ささめ (たち ささめ)

相馬めぐると同じモデル事務所「オクタカンパニー」に所属するモデルの少年。黒髪ショートヘアで、ボーイッシュな女性に見える中性的な容姿をしているが、館ささめ本人は「男らしい男」にあこがれており、路地裏や高架下などいわくありげなところを通りたがったり、厄介事に首を突っ込みたがったりする。これは、ささめがあこがれるEXAILAのアキという人物の影響で、アキの信条である「男は強く優しくかっこよく」をささめなりに実践しているにすぎない。マネージャーの神崎昇の発案で、めぐると組んでジェンダーレス男子ユニット「ユニコーンボーイズ」として売り出されることになったが、当初は「男のくせに気持ち悪い」とその提案に反発していた。だが、これをきっかけにめぐるにTwitter上でフォローされ、その流れでめぐるとSNS上で親交のあったアキにもフォローされるようになった。これにより、戸惑いながらもユニコーンボーイズとしての活動にも前向きになっていく。実は自らの女性的な容姿のせいで、周囲からは男女問わず腫れ物に触るような扱いを受けてきたこともあり、アキ、ひいては男らしい男にあこがれるようになったのはその反動である。そのため、ささめ自身が「カッコいい」と判断したものには非常に弱く、ボイスレッスンで知り合った小野岬に決めポーズを伝授してもらったりと、おかしな方向に突っ走りがち。

近藤 かおる (こんどう かおる)

エロ漫画家の中年男性。デビューして18年になるが、ここしばらくは連載も抱えずに鳴かず飛ばずの状態にあった。デビュー作の「チョコレート・ノベル」から近藤かおるファンだった町田わこには、近藤の描く女体を高く評価されており、その作風を自身の担当する女性漫画誌で発揮してほしいと求められていたものの、「打ち合わせ」と称してはタダ飯を食いながら愚痴を吐くばかりで、わこの漫画執筆の依頼をのらりくらりとかわし続けていた。これは、次の作品の構想を練ってはいるものの、今一つ手ごたえを感じられていなかったことが理由であった。そんな中、たまたま相馬めぐると館ささめのジェンダーレス男子ユニット「ユニコーンボーイズ」のトークイベントを見たことで強い衝撃を受け、彼らをモデルにした作品の着想を得る。めぐるたちのことをよく知っているわこと話が合ったこともあり、その後は彼女との会話を通してイメージを膨らませ、ジェンダーレス男子をテーマにした新作「ジェンダーレス男子が仲良くしてます」へと取り掛かることとなった。以降は、それまでのくたびれた中年男性然とした姿から精悍な顔つきに代わり、それを見たわこには、好きなものに熱中する様子が学生時代の自分に似ていると評されている。まだ幼い息子がおり、妻子のことを非常に大切にしている。

七海 (ななみ)

町田わこと同じ出版社で働く女性。入社1年目で、わこの後輩にあたる。たまたま街中で相馬めぐるがわこの頰にキスをしているところを目撃し、わこが同性同士で付き合っていると誤解。性に偏見がないことを明るく公言し、カンちがいしたまま二人の交際を応援するようになった。ちなみにわこの方も、その事実を知りながら、「おもしろいから」とあえて誤解を解こうとはしていなかった。めぐるの性別が男であること、そしてわこが女性ではなく男性と交際していたことを知る。

神崎 昇 (かんざき のぼる)

モデル事務所「オクタカンパニー」でマネージャーを務める男性。年齢は28歳。相馬めぐるや館ささめ、キラを担当している。髪をきっちりと七三に分けて眼鏡をかけた、いかにも堅物といった外見で、感情の起伏が少なく非常に物静か。一方でマネージャーとして非常に有能で、キラやささめといった癖の強いメンバーをうまく管理している。また、まだ名前を知られていなかった頃のめぐるをスカウトしたり、めぐるとささめを組ませてジェンダーレス男子コンビとして売り出したりと、プロデュース能力や無理を通す話術も卓越している。社内でもその能力は高く評価されており、「商売の鬼」の異名とともに、一番の出世頭と噂されている。

小野 岬 (おの みさき)

ボイスレッスンの講師を務める女性。CDデビューを控える「ユニコーンボーイズ」の相馬めぐるや館ささめと、レッスンを通じて知り合った。女性が男装して舞台で歌い踊る「祥伝歌劇(しょうでんかげき)」の大ファンで、小野岬自身も、一見して男か女かわからないほどの中性的な美人。かつて祥伝歌劇のオーディションを何度か受けたことがあるが、運動が壊滅的なため、いずれもダンス審査であっさり落ちたという過去がある。それでも祥伝歌劇への情熱は冷めず、現在はボイスレッスン講師のかたわら、趣味で祥伝歌劇虹組トップスター・水鳥川楓(みどりがわかえで)のファンクラブのスタッフとしても活動している。ちなみに、ふとした所作から女性の扱いまで非常に優雅で紳士的であり、いかにも女性があこがれる男性然としているが、これらはすべて推しである祥伝歌劇の楓をまねしただけのもの。ファンクラブ内での岬の人気は非常に高く、楓のファンクラブでありながら、岬とのデートを希望する会員が後を絶たない状態にある。実は成瀬桜子とは学生時代からの親友であると同時に、綺麗でカッコいい桜子にあこがれており、彼女に言い寄る男たちからの防波堤役となっていた過去がある。そのため、キラのおせっかいで桜子とささめがくっつけられそうになっていることを知った当初は、ささめを警戒して厳しい目で見ていたが、のちに彼が単に男らしく、カッコよくなりたいだけであることを知ってからは、ささめの純粋な思いを好意的に受け止めるようになる。

成瀬 桜子 (なるせ さくらこ)

契約している特定の家にのみ配送するという、高級八百屋を営んでいる女性。目元のキリっとした美人で、日本人離れした高身長でメリハリのある抜群のスタイルと、筋肉質ながっしりとした体格の持ち主。キラの家に野菜を配送した際、たまたまその日に彼の家に招かれていた相馬めぐるや館ささめと知り合い、以後はキラの差配により、何かとささめと引き合わされるようになった。だがある時、急な用事でささめが来られず、キラと二人きりになった際に、彼の生い立ちを知る。以来、放っておけない存在としてキラのことを気にかけるようになるが、それはキラが、家で飼っている猫の「小太郎」になんとなく似ているからという理由に過ぎない。小野岬とは学生時代からの親友で、好きなことに関しては加減を知らず無理をしがちな岬のことを心配している。

集団・組織

ユニコーンボーイズ

モデル事務所「オクタカンパニー」所属のジェンダーレス男子ユニット。メンバーは相馬めぐると館ささめで、マネージャーの神崎昇が立案・プロデュースを手掛けている。綺麗な顔立ちの男性がかわいらしい姿をしているが、女性になりたいわけでも男性が好きなわけでもなく、性的指向は異性愛者の男性というコンセプトが受け、SNSを中心に人気が拡大。のちにCDデビューを果たしたり、「ユニコーンボーイズ」をモデルとした漫画「ジェンダーレス男子が仲良くしています」のドラマ化に際しては主役を務めたりと、活動の幅を大きく広げていく。

その他キーワード

ジェンダーレス男子が仲良くしています

近藤かおるの最新作の漫画。町田わこが担当を務めている。イマジネーションが枯渇し、断筆寸前の状態にあった近藤が、たまたまジェンダーレス男子ユニット「ユニコーンボーイズ」のトークイベントに遭遇し、そこで見た相馬めぐると館ささめの姿から着想を得た。ただし、作中とはいえ彼らをモデルにしたキャラクターにつらい思いをさせたくないという近藤の強い思いから、「ジェンダーレス男子が仲良くしています」の内容は、かわいいジェンダーレス男子たちの日常を描いただけの、特にストーリー性のないものとなっている。それでも大好評を博し、コミックス第1巻発売と同時に即重版が決定、さらにテレビ局からドラマ化のオファーも舞い込むこととなった。作品の性質から、当初はドラマ化には懐疑的な思いを抱いていた近藤だったが、主人公二人のキャストにめぐるとささめが選ばれたことで狂喜し、ドラマ化を快諾。ちなみにこのドラマ化については、ユニコーンボーイズに着目したプロデューサーが、彼らを売り出すためにドラマの原作を探していたところ、ぴったりな作品として「ジェンダーレス男子が仲良くしています」を見つけたという経緯がある。そのため、制作にも非常に力が入っており、スペシャル枠の単発ドラマとして様子を見つつも、人気次第で連続ドラマ化することが当初から予定に入っている。

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