概要・あらすじ
笹原ら主要メンバーが卒業、就職した後の「現視研」。大野加奈子の後に新会長になった荻上千佳は新入部員不足に、新歓での即興作画パフォーマンスを敢行する。その画力に惹かれて吉武、矢島の2人の女新入生が入部する。
そしてもう1人、入会を希望し部室にやってきた美少女。しかしそれは「男の娘」である波戸だった。一気に女所帯となった現視研と、卒業しても会から離れられず、春日部への思いを断ち切れない斑目の恋模様などが描かれていく。
登場人物・キャラクター
荻上 千佳 (おぎうえ ちか)
漫画研究会で他の女子部員と人間関係トラブルを起こし現視研にやってきた女子。紆余曲折あって現視研新会長となる。新人漫画家として作品も執筆しており、その技術から新歓時期には生イラスト制作のパフォーマンスを披露。 新入生獲得に貢献する。
藪崎 久美子 (やぶさき くみこ)
漫画研究会の元会員で荻上の同期。自己主張が強く口調も乱暴。かつて荻上と反目してはいたが、もともと趣味は同じで、また彼女の画力を誰よりも認めているため、事ある度に彼女を気遣っている。
春日部 咲 (かすかべ さき)
笹原と同期で、現視研OG。姉御肌的な性格でオタク的趣味は全くないが行きがかりで入部することになってしまったほぼ一般人。
吉武 莉華 (よしたけ りか)
新人歓迎期の荻上の作画パフォーマンスに惹かれ現視研に入会する。小柄でポニーテール。戦国時代の武将を好む歴女系の腐女子。
矢島 美怜 (やじま みれい)
吉武同様、荻上のパフォーマンスをきっかけに入会する。太めでファッションにも無頓着。真面目で一般人のようだがれっきとした腐女子。
朽木 学 (くちき まなぶ)
笹原の後輩。空気を読まない発言や覗き趣味などの悪癖で皆からの印象はよくない。
笹原 完士 (ささはら かんじ)
元現視研会長のOB。現在は出版社で編集者として勤務する社会人。荻上千佳の彼氏であり、創作面で彼女を支えるときもある。
大野 加奈子 (おおの かなこ)
海外留学から大学に入ってきたコスプレを趣味とする荻上の前の代の会長。オヤジ系のキャラを好む腐女子。現視研OBの田中総市郎と付き合っている。
アンジェラ・バートン (あんじぇらばーとん)
大野のアメリカ留学時代の友人。観光をかねて来日し、現視研メンバーとコミフェスに参加する。大野同様コスプレイヤー。斑目を気に入っており、モーションをかけている。
スザンナ・ホプキンス (すざんなほぷきんす)
大野のアメリカ留学時の知人。以前来日して現視研の面々と知り合った際に現視研を気に入り、椎応大に留学、現視研に入会する。荻上の作品のファンであり、荻上のアシスタントや、コスプレーヤーとしても能力を発揮する。 日本のアニメに造詣が深く、名セリフをどこででも叫ぶ癖がある。
波戸 賢二郎 (はと けんじろう)
BL好きが高じて女装もしてしまう男の娘。女装時には声色も女声、スキンケアやムダ毛処理も徹底するなど、たゆまぬ努力を重ねている。現視研に来るときも女装。
斑目 晴信 (まだらめ はるのぶ)
現視研の2代目の会長。在学中はファッションや理屈っぽい話し方など典型的なオタクで、二次元作品への偏愛も隠さなかったが、社会人となってからその熱がやや冷めてきていることを感じている。学校の近隣に居をかまえ、事ある毎に部室に顔を出したりしている。 学生時代より密かに春日部に思いを抱いている。
クレジット
原作
げんしけん二代目 (げんしけんにだいめ)
男性が多かった「現代視覚文化研究会」に所属するメンバーが一斉に卒業し、新たに女性部員が一斉に入部。すっかり代替わりしたオタクサークルの様子を描いた大学青春コメディ。単行本のナンバリングは『げんしけん』... 関連ページ：げんしけん二代目
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