世界観
声優が題材。16歳の誕生日を機にアダルトゲーム会社で働くことになった主人公が、演技経験ゼロの状態から声優として意外な才能を開花させる姿を描く。アダルトゲームや性の知識に疎い女子高生を主人公に据えているため、業界の仕組みや専門知識を一から学べる構成になっているのも魅力。
作品誕生のいきさつ
作者の紺野あずれは、本作『こえでおしごと!』の執筆までは主に成年向け漫画誌で活動していた。しかし、一般誌での連載を打診され、構想に悩んでいたところに音楽ユニットMOSAIC.WAVの「GAMER'S ACTRESS」を聴いたことが着想のヒントになったとコミックス1巻のあとがきで語っている。「GAMER'S ACTRESS」はアダルトゲーム声優をテーマにした楽曲で「女子高生がアダルトゲーム声優となり、慣れない業務に照れ、恥ずかしがって赤面する。そういった内容であれば、自分の描きたい世界観と合致するのではないか」と考え、本作が生まれたとのこと。
あらすじ
高校1年生の青柳柑奈は、16歳の誕生日、姉の青柳弥生から彼女の勤める会社の仕事を手伝うよう頼まれる。姉のためと業務内容を確認せず承諾した柑奈だったが、彼女に依頼されたのはアダルトゲーム声優の仕事だった。
登場人物
作者の紺野あずれは、コミックス1巻のカバー下で、本作『こえでおしごと!』の登場人物はすべて一定の法則で名付けを行っていると語っている。その法則とは「苗字が作者の出身地である滋賀県高島市の地名」「名前がキャラクターの誕生月」というもの。
単行本の装丁
コミックスのカバー下には、1巻から9巻にはキャラクター設定資料、最終巻である10巻にはあるキャラクターたちの後日談を描く2ページの漫画が描き下ろされている。また、コミックスの裏表紙には、青柳柑奈たちが演じた劇中劇のヒロインたちのイラストが描かれており、フルカラーでキャラクターデザインを確認できる。
関連作品
関連作品として、2007年2月に発売された紺野あずれの成年向け作品『思春期クレイジーズ』がある。コミックス5巻のあとがきであずれは、劇中劇の1つである『巫女みこクレイジーズ』は、この『思春期クレイジーズ』をベースに作られたと語っており、ヒロインが巫女であること、特殊な性的嗜好が描かれることが一致している。
メディアミックス
ドラマCD
2009年10月、ジェネオン・ユニバーサルからドラマCD版「こえでおしごと VOL.1」が発売された。主人公の青柳柑奈を西野みく、青柳弥生役を海原エレナが演じた。2009年11月には続編の「こえでおしごと VOL.2」が発売され、2010年12月には、ポニーキャニオンからOVA版の声優を起用したドラマCDも発売された。こちらは主人公の青柳柑奈をMAKO、青柳弥生役を渡辺明乃が演じた。
OVA
2010年12月から2011年5月にかけて、細田直人監督によるOVA版が制作された。シリーズ構成・脚本を鈴木雅詞、キャラクタデザイン・作画監督を清丸悟が担当している。主人公の青柳柑奈をMAKO、青柳弥生役を渡辺明乃が演じた。
ラジオ
2011年9月、インターネットラジオステーション「音泉」で放送されたラジオ番組「こえでおしごと!WEBラジオ~ナイショのおしごと!」をまとめたCDが発売された。パーソナリティは青柳柑奈役のMAKO、能家葉月役の長妻樹里、牧野小鳥役の島形麻衣奈が務めた。
著名人との関わり
MOSAIC.WAV
紺野あずれは、コミックス2巻のあとがきで、本作『こえでおしごと!』の着想を得るきっかけとなったMOSAIC.WAVとの交流を語っている。アダルトゲーム収録現場を見学した際にMOSAIC.WAVのボーカリストを務めるみ~こと会って取材を行ったこと、それがきっかけでイメージソングを提供されたことなど。イメージソング「魔法のおしごと」は、コミックス第2巻の初回限定版にCDが付属された。
小野坂昌也
紺野あずれは、コミックス6巻のあとがきで、酒波重一のモデルとなった声優の小野坂昌也との親交を語っている。内容は、小野坂がパーソナリティを務めるラジオ番組「集まれ昌鹿野編集部」で、本作『こえでおしごと!』が連載当初から取り上げられていたこと、それがきっかけで番組に出演・電話出演などをしたこと、最終的にはOVA版で実際に酒波役を演じてもらったことなど。
登場人物・キャラクター
青柳 柑奈 (あおやぎ かんな)
高島南高校1年3組に所属する女子生徒。明るい茶髪をツインテールにした、明るく前向きで責任感が強い性格の人物。姉の青柳弥生の強い希望でアダルトゲーム声優「青井かんな」として活動することになる。熱中すると周りが見えなくなるところがあり、演じるアダルトゲームキャラクターに感情移入するあまり、実際に性行為に及んでいるような肉体・精神状態になってしまうという特殊な能力「トランス」を持っている。 意図してトランス状態となっていい演技をするために、同級生の海津元樹と協力して収録に励むことになる。部活は陸上部に所属しており、中・長距離選手として活躍している。父親を亡くしており、現在は母と弥生の3人家族。身長158センチで、誕生日は10月10日。
海津 元樹 (かいづ もとき)
青柳柑奈のクラスメイトで、高島南高校1年3組に所属する男子生徒。眼鏡をかけているのが特徴。真面目で落ち着いた性格で、成績は常にトップの優等生。青柳弥生とは中学時代に知り合っており、妹の柑奈がのちに声優デビュー予定があることをあらかじめ知らされていた。そのため、柑奈のデビュー作「桜色カリキュラム」発売をきっかけに声をかけ親しくなり、積極的に彼女のサポートを行うようになる。 中学1年生の頃から両親の経営するアダルトゲーム会社「studio KAISER」を手伝っており、アダルトゲーム声優の大切さを実感しているため強く尊敬している。ゲーム制作時の名義は「海原もとき」。身長172センチで、誕生日は1月1日。スポーツは苦手。
青柳 弥生 (あおやぎ やよい)
青柳柑奈の姉で年齢は28歳。長い髪を1つにまとめ、眼鏡をかけている。アダルトゲーム制作会社「有限会社ブルーマーチ」の社長で、社内ではディレクター、プログラマー、広報、経理などさまざまな業務を担当している。精神的に強く、理論的で合理的な性格だが、自身の性的な話題については語らず、はぐらかそうとする一面もある。 突如柑奈をアダルトゲーム声優にしようとするなど横暴にも見えるが、柑奈のことを誰よりも大切に考えており、柑奈が大学進学を希望した時のために貯金を続けている。かつては声優「青島やよい」としても活動していた。ゲーム制作スタッフとしての名義は「青山咲良」。身長160センチで、誕生日は3月3日。
藁園 文花 (わらその ふみか)
青柳弥生の知り合いで、音羽プロダクションに所属する21歳の女性声優。ゆるくウェーヴがかった黒髪を、腰のあたりまで伸ばしている。19歳の時に現在の事務所に入り、酒波重一とはその頃からの知り合い。一般作品よりもアダルトゲームへの出演が多いが男性経験はなく、担当キャラクターに入り込んで演じることで実体験の乏しさを補っている。 声優活動と並行して女子大に通い、メイド喫茶「ぽわきゅん」でアルバイトをしている。普段は真面目で面倒見のよい常識的な人物だが、酒癖は非常に悪く、酔うと態度が一変する。アダルト作品出演時の名義は「花園ほのか」で、一般作品には本名の「藁園文花」名義で出演している。身長163センチで、誕生日は7月7日。
能家 葉月 (のうげ はづき)
青柳柑奈の友人で、高島南高校1年3組に所属する女子生徒。柑奈と牧野小鳥とは、小学2年生時に京都府から越してきて以来の付き合い。切りそろえた前髪に腰のあたりまで伸ばしたロングウェーヴヘアをしている。おっとりとした性格で、京都弁で話すのが特徴。成績優秀でスタイルが良く、男子生徒にも人気がある。兄の影響でイラストを描くのが趣味で、小鳥とは同人誌即売会にも参加している。 性的なことに強い関心があり、アダルトゲームにも抵抗がないことから、声優としても活動することになっていく。活動時の名義は「能登はづき」で、京都弁を活かしたキャラクターを演じることが多い。身長158センチで、誕生日は8月8日。部活動は茶道部に属している。
牧野 小鳥 (まきの ことり)
青柳柑奈の友人で、高島南高校1年3組に所属する女子生徒。柑奈とは保育園からの付き合い。黒髪ストレートロングヘアをツインテールにした、小柄で可愛らしい雰囲気の人物。外見とは裏腹に極めて冷静で落ち着いた性格で、感情表現・表情ともに乏しいところがある。大のゲームファンで、自分の知らぬゲーム会社はないと自負している。しかし「有限会社ブルーマーチ」の存在は知らなかったことから制作ソフト内容に関心を持ち始め、能家葉月とともにアダルトゲーム声優デビューすることになる。 活動時の名義は「牧原ことり」で、声の幼さを活かせるキャラクターを演じることが多い。身長145センチで、誕生日は4月4日。部活動は茶道部に属している。
日置 長俊 (ひおき ながとし)
青柳柑奈と青柳弥生の幼なじみで、アダルトゲーム制作会社「有限会社ブルーマーチ」に勤める28歳の男性。社内ではシナリオライターを務めている。無精ひげと細い目が特徴。常に笑みを絶やさぬ穏やかな性格だが、何を考えているのかいまひとつわかりにくく、ルーズで適当な一面もある。弥生が父親を亡くし学費の捻出に悩んでいた際、同人ゲーム制作に誘った過去があり、現在も一緒に活動している。 シナリオライターとしては非常に優秀で、さまざまなジャンルの作品を執筆することができ、執筆速度も速い。学生時代からの習慣で、集中して執筆する際には図書館にこもることが多い。シナリオライター・小説家としての名義は「日村紅葉」。身長180センチで、誕生日は9月9日。
酒波 重一 (さかなみ しげかず)
音羽プロダクションに所属する31歳の男性声優。人気アニメ作品の主演を多数務めるほどの人気声優だが、アダルト作品にも出演を続けている。女性にセクハラするのが大好きで、青柳柑奈たちにも常に下ネタを浴びせ反応を楽しんでいる。一方で役者としては非常に真面目で、後輩には熱心な指導を行っている。アダルトゲーム出演時の名義は「馬並重一」で、由来は自分の性器が馬並であると自負していることから。 身長180センチで、誕生日は11月11日。アルコールは飲まないが、藁園文花にはよく付き合わされている。
横山 雪平 (よこやま ゆきひら)
アダルトゲーム制作会社「有限会社ブルーマーチ」に勤める23歳の男性。社内ではグラフィッカーと背景、デザイナーを担当している。美術大学出身で在学中は風景画ばかり描いており、ブルーマーチがどのような企業か知らぬまま就職した。就職後、業務内容に強いカルチャーショックを受けるも、個性的な従業員たちの人柄に惹かれ勤続している。 ゲーム制作時の名義は「横田健司」。身長176センチで、誕生日は2月2日。
針江 夏実 (はりえ なつみ)
アダルトゲーム制作会社「有限会社ブルーマーチ」に勤める24歳の女性。社内では原画家とグラフィッカーを務めている。ショートヘアの、明るく豪快な性格の人物。女子高生が大好きでややセクハラ過剰気味なところがあり、青柳柑奈たちにも積極的なボディタッチや卑猥な要求をする。弘部冬実とは大学時代からの友人で、冬実のイラストレーターとしての腕を見抜き一緒に同人活動をしていたところを、青柳弥生と日置長俊にスカウトされ入社した。 イラストレーターとしての名義は「橘なつみ」。身長168センチで、誕生日は6月6日。
弘部 冬実 (ひろべ ふゆみ)
アダルトゲーム制作会社有限会社ブルーマーチに勤める24歳の女性。社内では原画家とグラフィッカーを務めている。前髪を真ん中で分けてヘアピンで留めた、ストレートロングヘアをしている。控えめで常識的な性格で、暴走しがちな針江夏実を諫める場面も多い。幼い頃から絵を描くのが好きで、高校生の頃から同人活動を行っていた。 大学生の時、校内で同人誌の原稿を書いていたのがきっかけで針江夏実に趣味を知られ、同人サークル「なつふゆ」として一緒に活動するようになった。イラストレーターとしての名義は「柊ふゆみ」。身長158センチで、誕生日は12月12日。幼い少年が大好きな「ショタコン」という性癖を持っている。
住吉 神楽 (すみよし かぐら)
音羽プロダクションに所属する21歳の女性声優。ショートカットにスレンダーな体型の、体育会系の性格をした人物。子役として幼い頃から芸能活動をしており、抜群の演技力を持つ。声優としても順調だが、なぜか自分よりも実績に乏しいはずの藁園文花を毛嫌いし、過剰な対抗意識を燃やしている。身長164センチで、誕生日は11月20日。 胸が小さいことを非常に気にしている。
城山 絢雨 (しろやま あやめ)
海津元樹のいとこで、聖アリシア女学院から高島南高校2年4組に転校してきた女子生徒。青柳柑奈たちが2年生に進級した後に転校してきたため、柑奈たちとはクラスメイトにあたる。薄茶色の髪の毛の一部をリボンで結んでいる。性格はおっとりと物静かだが、お嬢様育ちのため一般常識に疎く、思い込みが激しいところがある。幼い頃から元樹を慕っていたが、当時のある行為が原因で異性として良い印象を持たれておらず、それを改善するため現在のような性格になった。 元樹の家業は知らなかったが、彼の力になりたいあまりアダルトゲーム声優を志望する。アダルトゲーム出演時の名義は「城元あやめ」。身長157センチで、誕生日は5月5日。
新庄 初音 (しんじょう はつね)
フリーで声優として活動する20歳の女性声優。明るい茶髪をツインテールにした、勝ち気でプライドの高い性格の人物。高校1年生の時に声優アワードの新人発掘オーディションで事務所所属を果たし、新人賞を獲得したこともある華々しいキャリアの持ち主。しかしその後本人の人柄が災いし事務所とトラブルが起き、現在はフリーとなっている。アダルトゲームには何度か出演経験があるが、彼女自身は強い嫌悪感を持っており、「下品で低俗なもの」と捉えている。 思うように仕事が取れず、尊敬する先輩声優の指導を受けるためアダルトゲーム声優養成所に来たところを青柳柑奈たちと知り合う。声優としての名義は「新堂はつね」。身長155センチで、誕生日は1月23日。
三尾里 月夜 (みおざと つきよ)
声優志望の20歳の女性。胸のあたりまで伸ばした黒髪を三つ編みにして、眼鏡をかけている。性格は地味でおとなしく、ネガティヴな思考に陥りがちなところがある。声優の専門学校に通っていたが卒業後も事務所所属の声優にはなれず、アダルトゲーム声優養成所に来たところを青柳柑奈たちと知り合う。アダルトゲームが大好きで豊富な知識を持ち、本心では一般作品よりアダルトゲームに出演したいと思っているものの、自分の嗜好は女性では珍しいものと考えているため、言い出せずにいる。 声優としての名義は「澪町つきよ」。身長160センチで、誕生日は9月17日。
雲洞谷 絹更 (うとだに きぬさ)
音羽プロダクションが開講したアダルトゲーム声優養成所の講師を務める人気女性声優。ゆるくウェーヴがかった薄茶色のセミロングヘアにヘアピンを留めている。主な出演作品に「おねがい生徒会長!」の生徒会長役や「魔法少女シニカルあやか」のあやか役がある。酒波重一とは高校、大学、養成所と同じところに通っていた長い付き合い。初めはアダルトゲームに参加することを渋っていたが、酒波の言葉がきっかけで出演するようになった。 声優としての名義は「出雲きぬさ」。
船木 竜一 (ふなき りゅういち)
青柳弥生の知り合いで、収録スタジオでエンジニアを務める27歳の男性。常識的な性格で、未成年ながらアダルトゲーム声優として活動することになった青柳柑奈の存在に困惑する。柑奈を迷惑に感じる一方で、彼女の正体を言いふらすことなく黙秘している。身長175センチで、誕生日は11月3日。
海津 泰人 (かいづ やすひと)
海津元樹の父親で、アダルトゲーム制作会社「studio KAISER」の社長を務める41歳の男性。ストレートヘアに眼鏡をかけている。船木竜一とは対照的に、貴重な地元声優として青柳柑奈を歓迎しており、自社の作品にも起用するようになる。身長174センチで、誕生日は1月30日。
海津 早苗 (かいづ さなえ)
海津元樹の母親で、アダルトゲーム制作会社「studio KAISER」の副社長を務める39歳の女性。明るく社交的な性格で、元樹と親しい青柳柑奈に関心を持ち、彼女の収録現場にも顔を出すようになる。息子に対しては、もう少し羽目を外してもいいのに、と考えている。身長160センチで、誕生日は6月15日。
集団・組織
有限会社ブルーマーチ (ゆうげんがいしゃぶるーまーち)
青柳弥生が社長を務めるアダルトゲーム制作会社のこと。雑居ビルの3階にオフィスを置いている。弥生と日置長俊の2人が大学在籍時に同人ゲーム制作会社として立ち上げ、設立時は弥生も声優「青島やよい」として作品に出演していた。針江夏実と弘部冬実はスカウト、横山雪平は新卒採用で入社した。主な作品に「フラクタクル コンチェクト」「ぶりーでぃんぐすくーる」などがある。 別ブランドとして「BLUE ORANGE」も存在する。
studio KAISER (すたじおかいざー)
海津泰人が社長、海津早苗が副社長を務めるアダルトゲーム制作会社のこと。広いオフィスを構える、アダルトゲーム制作会社の中では大手の企業。過激な作風で知られており、主な作品に「ザーメン依存症」「雌犬調教日記」などがある。
その他キーワード
小川 結佳 (おがわ ゆいか)
アダルトゲーム制作会社「有限会社ブルーマーチ」が20XX年11月30日に発売したPC用アダルトゲーム「桜色カリキュラム」に登場する女性キャラクター。青柳柑奈が声優を担当した初のキャラクターでもある。淡いブルーの髪のショートカットが特徴。学年は高校2年生で、ゲームの主人公である片山宗俊とは同じクラス。性格は無口でおとなしく、感情の起伏にも乏しいが、本心ではもっと他者と仲良くなりたいと思っている。 官能小説も読むが読書体験しかないため、性知識は偏っている。趣味は読書で図書委員会に所属し、宗俊が図書委員会に入ると彼女と親しくなれる。コミックス1巻の裏表紙にも登場している。
藤沢 若菜 (ふじさわ わかな)
アダルトゲーム制作会社「studio KAISER」が発表したPC用アダルトゲーム「ザーメン依存症」に登場する女性キャラクター。青柳柑奈が声優を担当した2人目のキャラクターでもある。薄紫色のボブヘアに眼鏡をかけているのが特徴。性格は生真面目で堅物、風紀委員を務めているが、一方で性的なことに関心が強い。友人の桃香が校内で性行為に及んでいるのを目撃し、自分も巻き込まれていく。 コミックス2巻の裏表紙にも登場している。
本郷 歩美 (ほんごう あゆみ)
アダルトゲーム制作会社「有限会社ブルーマーチ」が別ブランド「BLUE ORANGE」名義で20XX年12月27日に発売したPC用アダルトゲーム「ご主人様育成計画」に登場する女性キャラクター。青柳柑奈が声優を担当した3人目のキャラクターでもある。海外出張で家を離れることになった主人公の両親が主人公の元へ派遣したメイドで、主人公とは幼なじみ。 同時に派遣されたメイドの本郷麻耶は実姉。ブルーマーチがコミックカーニバルに出展した際は、柑奈は本郷歩美のコスプレをしてスタッフ参加した。コミックス3巻の裏表紙にも登場している。
三条 美里 (さんじょう みさと)
アダルトゲーム制作会社「有限会社ブルーマーチ」が別ブランド「BLUE ORANGE」名義で発売したPC用アダルトゲーム「スクエアくらいしす!」に登場する女性キャラクター。本作のメインヒロインでもあり、青柳柑奈が声優を担当した4人目のキャラクターでもある。主人公の西園寺智也とは幼なじみで、彼の4人いる許嫁の1人。 薄紫色のボブヘアをツーサイドアップにしている。許嫁という立場を嫌がってこそいるが、智也が他の許嫁と親しくしていると非常に機嫌が悪くなる。コミックス4巻の裏表紙にも登場している。
堤 園子 (つつみ そのこ)
アダルトゲーム制作会社「有限会社ブルーマーチ」が別ブランド「BLUE ORANGE」名義で発売したPC用アダルトゲーム「巫女みこクレイジーズ」に登場する女性キャラクター。本作のメインヒロインでもあり、青柳柑奈が声優を担当した5人目のキャラクターでもある。「おソノ」の愛称で親しまれている人物で、性格は元気で純情、性知識には疎い。 日置長俊が柑奈をモデルに当て書きしたため、容姿や人柄が柑奈によく似ている。
坂下 瑞穂 (さかした みずほ)
アダルトゲーム制作会社「studio KAISER」が発表したPC用アダルトゲーム「雌犬調教日誌」に登場する女性キャラクター。青柳柑奈が声優を担当した6人目のキャラクターでもある。赤みがかった茶髪を胸のあたりまで伸ばしたストレートロングヘアをしている。高校2年生で、明るく清楚な雰囲気の品方向性な優等生。クラスの人気者でもあり、主人公の新堂とは別段親しいわけではなかった。 コミックス5巻の裏表紙にも登場している。
鹿野 結衣子 (かの ゆいこ)
一般アニメ作品「鹿野くんちのお姉ちゃん」に登場する女性キャラクター。藁園文花が住吉神楽との対決オーディションで志望したキャラクターでもある。紫がかったボブヘアが特徴。弟の大輔のことが大好きなブラコンで、彼に過剰なボディタッチやスキンシップを行う。そのアダルトな行為を繰り返すキャラクター性から、文花はアダルトゲーム出演経験が生かせると考え志望した。 コミックス6巻の裏表紙にも登場している。
小林 愛莉 (こばやし あいり)
PC用アダルトゲームに登場する女性キャラクター。青柳柑奈が声優を担当した7人目のキャラクターでもある。薄紫色のセミロングヘアにヘアピンを留めている。小林愛梨を演じるため柑奈が海津元樹たちとともに稽古していたところ、城山絢雨が目撃し、絢雨をアダルトゲームの世界へ引き込んでしまうきっかけとなった作品のキャラクターでもある。 コミックス7巻の裏表紙にも登場している。
御陵 香澄 (みささぎ かすみ)
アダルトゲーム制作会社有限会社ブルーマーチが別ブランド「BLUE ORANGE」名義で20XX年6月27日に発売した発売したPC用アダルトゲーム「催眠凌辱クラスメイト」に登場する女性キャラクター。本作のメインヒロインでもあり、パッケージに単独で登場している。担当声優は藁園文花。紫がかった青い髪をツインテールにしている。 成績優秀な温和な性格の持ち主で、典型的な優等生だったが、催眠術にかかり主人公の久御山の好きなようにされてしまう。コミックス8巻の裏表紙にも登場している。
烏丸 皐月 (からすま さつき)
アダルトゲーム制作会社「有限会社ブルーマーチ」が別ブランド「BLUE ORANGE」名義で20XX年6月27日に発売した発売したPC用アダルトゲーム「催眠凌辱クラスメイト」に登場する女性キャラクター。青柳柑奈が声優を担当した8人目のキャラクターでもある。快活なスポーツ少女だが、催眠術にかかり、主人公の久御山に従順な存在となる。 柑奈の演技力を本格的に開花させたキャラクターでもあり「青井かんな」の名をアダルトゲーム関係者やファンに轟かせる出世キャラクターとなった。
風守 恵 (かざもり けい)
アダルトゲーム制作会社「studio KAISER」が発表したPC用アダルトゲーム「聖触アフロディーテ」に登場する女性キャラクター。本作のメインヒロインでもあり、青柳柑奈が声優を担当した9人目のキャラクターでもある。桃色のストレートロングヘアが特徴。欲望にまみれた主人公の江口主が唯一手を出せない存在で、その正体は女神プシュケーの化身。 名前もプシュケーからもじって付けられている。コミックス9巻の裏表紙にも登場している。
末広 かんな (すえひろ かんな)
青柳柑奈たちが高校2年生の時に、冬のコミックカーニバルに合わせて制作した同人ゲーム「こえのおしごと!」に登場する女性キャラクター。本作のメインヒロインでもあり、青柳柑奈が声優を担当した10人目のキャラクターでもある。柑奈をモデルに制作されたキャラクターで、姉の勤めるアダルトゲーム会社の声優として活動していたのがきっかけで主人公の熊野もときと親しくなる。 コミックス10巻の裏表紙にも登場している。
トランス状態 (とらんすじょうたい)
青柳柑奈がアダルトゲーム音声収録中に達する状態のこと。声優として演技にのめりこむあまり、実際に性行為に及んでいるような迫真の演技をする。海津元樹や日置長俊の協力を得てこの状態になることが多く、この状態にある柑奈は本人のみならず演技を聞いている人間すべてに性行為を疑似体験させてしまう。