概要・あらすじ
中高一貫校に通う、おしゃれな女子高生の八乙女恋は、ギャルっぽい見た目に反して、純愛にあこがれている。そんな彼女が苦手とするのが、クラスメートの氷鷹憂成。ドSイケメンの氷鷹は、恋に対してアタリが強く、何かとムカつくことを言ってくる。ある日恋は、中等部の茶髪女子が、ほかの女子たちに絡まれている場面に遭遇する。茶髪は地毛なのに、しつこく絡まれている姿を見かねて、恋は茶髪女子を助けてあげた。偶然にも、彼女は氷鷹の妹、氷鷹愛だった。病弱な愛は、貧血を起こしがちで、それを心配した恋は、愛といっしょに下校する。信号待ちをしている時、愛は貧血で倒れ、車道に飛び出してしまう。あわてて愛を庇った恋は、そのまま意識を失った。恋が病室で意識を取り戻した時、目の前に氷鷹憂成がおり、恋に抱きついてきた。なぜか、恋と愛の体が入れ替わっていたのだ。同じ病院で、自分の姿をした愛をみつけた恋は、彼女と話し合い、元に戻る方法がわかるまで、お互いのフリをすることにした。妹として氷鷹といっしょに暮らすことになった恋は、彼の優しい素顔を知り、いつの間にか氷鷹を好きになってしまう。一方、兄のことが好きな愛は、元に戻りたくないと言い出した。こうして、氷鷹憂成とその妹の愛、八乙女恋の複雑な三角関係が始まった。
登場人物・キャラクター
八乙女 恋 (やおとめ れん)
高校2年生の女子で、年齢は16歳。誰とでもすぐなかよくなる明るい性格。いかにも軽いギャルのような見た目だが、恋愛に関しては純情。ナンパやSNSのDM(ダイレクトメッセージ)などではなく、いつの間にか恋に落ちているような、とびきりの恋愛をしたいと願う。クラスメートのドS男子、氷鷹憂成が天敵。車に轢かれそうになった氷鷹の妹の氷鷹愛を助けたことで、彼女と体が入れ替わる。氷鷹憂成の妹として暮らすうちに、彼の優しい一面を知り、恋に落ちる。
氷鷹 憂成 (ひだか ゆうせい)
八乙女恋のクラスメートで、16歳の男子高校生。クールでドSなイケメン。生活委員を務める。恋に対してはアタリが厳しく、彼女のことを「脳内お花畑」とバカにする。母子家庭で、母親は忙しいらしく、あまり家にいない。妹の氷鷹愛に対しては、異常なほど優しく過保護。
氷鷹 愛 (ひだか まなみ)
中学2年生の女子で、年齢は13歳。氷鷹憂成の妹。茶髪だが地毛である。体が弱く、体調を崩しがち。人見知りな性格で友達が少ない。ある日、車で轢かれそうになったところを、八乙女恋に助けられ、彼女と体が入れ替わってしまう。優しい兄に恋愛感情を抱いており、「妹」以外の女の子になりたいと願っていたため、元の体に戻ることを望んでいない。
書誌情報
これは愛で、恋じゃない 8巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2020-03-26発行、 978-4098707232)
第2巻
(2020-03-26発行、 978-4098707249)
第3巻
(2020-06-26発行、 978-4098710485)
第4巻
(2020-10-26発行、 978-4098712113)
第5巻
(2020-12-25発行、 978-4098712205)
第6巻
(2021-03-26発行、 978-4098713271)
第7巻
(2021-06-25発行、 978-4098713370)
第8巻
(2021-10-26発行、 978-4098714513)