概要・あらすじ
写真が大好きな高校1年生、沢渡楓。この春楓は瀬戸内海の町、広島県竹原市に引っ越してきた。そこは5年前に亡くなった父親の生まれ故郷。父が亡くなって以来、写真から距離をおいていた楓だったが、生前に父が残した写真に触れて再びカメラを手に取る。
古い町並み、美しい海と島々に囲まれつつ、楓は新しくできた友だちと共に素敵な青春を過ごしていく。
登場人物・キャラクター
沢渡 楓 (さわたり ふう)
高校生になったことをきっかけに瀬戸内海の町、竹原に引っ越してきた少女。写真を撮るのが大好きで、父親の形見であるカメラ、[Rollei 35 S」を愛用している。あだ名は「ぽって」。口癖は「~なので」。
塙 さよみ (はなわ さよみ)
塙かおるの姉で女子大生。自由奔放で多趣味、現在は「プチ秘境探検」にハマっていて、妹のかおるや沢渡楓らを連れ出すこともしばしば。アグレッシブかつ強引な女性だが、後輩や周囲へ気遣いする優しさも兼ね備えている。
岡崎 のりえ (おかざき のりえ)
竹原南高校に通う女子高生で、明るく活発な女の子。テンションが上がると早口になって止まらなくなる。同級生の塙かおるを通じて沢渡楓と仲良くなる。将来の夢はパティシエで、高校卒業後は料理の専門学校への進学を考えている。
三次 ちひろ (みよし ちひろ)
横須賀市汐入に暮らしていて、写真が大好きな少女・沢渡楓が小学校から中学校まで同じ学校に通っていた友人。友だち思いな性格で、父が亡くなり沈んでいた楓を元気づけようと必死だった。非常に涙もろく、嬉しさのあまり泣いてしまうことも。 趣味はオリジナルキャラのぬいぐるみづくり。
志保美 りほ (しほみ りほ)
写真が大好きな少女沢渡楓の憧れの写真家。現在は「空」をテーマに写真を撮っている。瀬戸内でたまに個展を開いており、竹島で楓と出会って以降、彼女を気にかけるようになる。
篠田 こまち (しのだ こまち)
沢渡香のことが大好きな小学生の少女。香に好かれようといつも健気に努力している。ケンカっ早い性格で、香をめぐってライバル視している岡崎のりえとしょっちゅう言い争っている。
沢渡 香 (さわたり こう)
写真が大好きな少女沢渡楓の弟。可愛らしいく女の子のような容姿をしているがれっきとした男の子である。姉の楓が大好きで、どこか出かけるときはいつもついて行こうとする。
ももねこ様 (ももねこさま)
竹原でのんびり暮らしている不思議なネコ。フワフワなピンク色の毛に包まれていて丸っこい。写真が大好きな少女沢渡楓のお気に入りで、よくシャッターチャンスを狙われている。
塙 かおる (はなわ かおる)
竹原南高校に通う女子高生で、カメラで写真を撮るのが大好きな少女・沢渡楓の幼なじみ。おっちょこちょいな楓をいつも心配して見守っている。ポニーテールがトレードマーク。趣味はポプリづくり。
竹原南高校 (たけはらみなみこうこう)
『たまゆら ~hitotose~』に登場する舞台で、竹原にある高校。写真が大好きな少女・沢渡楓やその友だちが通う。
桜田 麻音 (さくらだ まおん)
竹原南高校に通う女子高生。町の写真館に飾ってあった沢渡楓の写真がお気に入りで、たまたま眺めていたところ楓と出会い友だちとなる。ひとりっ子で大人しくいつもまわりを気遣う優しい少女。 口下手のためときどき口笛で気持ちを伝えようとする。実家は旅館。
場所
竹原 (たけはら)
『たまゆら ~hitotose~』に登場する舞台で、広島県に実在する市。古い町並み、美しい島々と山に囲まれている。写真が大好きな少女・沢渡楓が高校生になったことをきっかけに引っ越してきた。
その他キーワード
Rollei 35S (ろーらいさんじゅうごえす)
『たまゆら ~hitotose~』に登場する、写真が大好きな少女・沢渡楓が愛用するコンパクトカメラ。ドイツのカメラメーカー・ローライが1974年に発売した。楓の父の形見である。