概要・あらすじ
ナガシマ高校に入学した主人公の宇佐美はじめと友人の有馬小夜は、異彩を放つ部活動に遭遇する。その名も伝統芸能継承部。興味本位で立ち寄ってみると、そこには常人の理解をはるかに超えた活動をする職人たちが集まっていた。
登場人物・キャラクター
宇佐美 はじめ (うさみ はじめ)
本来は帰宅部を希望していたが、偶然にも伝統芸能継承部を発見、興味を持って入部することになる。ショートカットがチャームポイントの15歳。母子家庭で、母は複数の内職をしている。
有馬 小夜 (ありま さよ)
宇佐美はじめの友人で、ロングヘアーが特徴。宇佐美はじめに付き合って伝統芸能継承部に入り浸っているが、正式に所属している訳ではない。ハキハキと自分の意見を言う明るい少女で、ツッコミが得意。
佐々 マリア (さっさ まりあ)
伝統芸能継承部の部員。代々つまようじの溝を掘る職人の家系で、部活動でも溝を掘っている。そのため、周囲では「つまようじさん」と呼ばれる。ロングヘアーに付けたリボンがチャームポイント。 口数が少ない小柄な少女。
長宗我部 彩 (ちょうそかべ あや)
伝統芸能継承部の副部長で、おみくじの運勢を書く伝統芸を継承している。優しく落ち着いた雰囲気の少女で、年齢より大人っぽい印象を与える。ロングヘアーがチャームポイント。
北条 絵馬 (ほうじょう えま)
伝統芸能継承部の部員。雨どい職人の娘。かなりの腕前を持っており、部活動でも雨どいの伝統芸を磨いているが、他の部員に雨どいの存在価値が伝わらず悩んでいる。かなり真面目な性格で融通が利かない一面を持つため、言葉使いが厳しくなることが多い。 ロングヘアーにヘアバンド、そしてメガネが特徴。
伝統芸継承部 (でんとうげいのうけいしょうぶ)
『だぶるじぇい』に登場する部活動の1つで、主人公の宇佐美はじめが所属する。文化の火を消さないように伝統芸を継承し、それぞれの伝統芸を精進させていくことが目的。マスク職人、畳職人、忍者職人、エアコン取り付け職人、宮大工職人、カレー職人、能面職人など、さまざまな分野の職人が所属している。
ナガシマ高校 (ながしまこうこう)
『だぶるじぇい』の舞台となる高校。生徒は何らかの部活動に所属、活動しなければならないという規則がある。同じ高校内でも、ほぼ全員が異なる制服を着用しているため、服装に関しては自由な校風だと予想される。
真田 静馬 (さなだ しずま)
伝統芸能継承部の部員。「ヤマガラおみくじ」という動物を使った伝統芸能を継承している。動物の扱いになれているため、野鳥を従えてしまうという能力を持つ。射るような鋭い目つきとショートカットが特徴で、ミステリアスな雰囲気をまとっている。
漫才研究会 (まんざいけんきゅうかい)
『だぶるじぇい』に登場する部活動の1つ。フランソワーズ坂井が所属する部で、漫才を継承、研究している。それだけでなく、定期的に関西弁講座なども開催されている。
鳥羽 一郎 (とば いちろう)
伝統芸能継承部の部長を務める。鳥獣戯画(のように見える絵)を継承している少年で、鳥羽増正の子孫であるらしい。包容力があり、部に興味があれば、誰でも受け入れている。現代風にアレンジした鳥獣戯画で「テヅカ賞」の入選を目標として日々努力している。
フランソワーズ坂井 (ふらんそわーずさかい)
漫才研究会の部長で、鳥羽一郎に想いを寄せているハーフの少女。漫才のセンスは微妙だが、ネタの質を重視して古風な笑を追及している。そばかすがチャームポイント。また、ハガキ職人でもある。