だれでも抱けるキミが好き

だれでも抱けるキミが好き

武田スーパーの代表作で、初連載作品。現代の高校を舞台に、誰とでもセックスをする女子高校生のアガワと、彼女に思いを寄せる男子高校生のゴトウの関係を描いた物語。学校で性行為をしているところをゴトウに目撃されたアガワは、後日彼を性行為に誘うが、ゴトウは純粋な恋愛感情と性的欲求のあいだで大いに葛藤することになる。この出来事をきっかけに、ゴトウとアガワの関係は徐々に変化し、互いの本心や価値観の違いが明らかになっていく。本作は、セックスをテーマにしたセクシー要素を多分に含む学園恋愛漫画で、いわゆる「ヤリマン」をヒロインに据えた設定や、性的な描写を前面に押し出した表現が特徴となっている。作中では主人公のゴトウの内面描写を重視し、アガワとの性的な触れ合いを通じた心理的変化を詳細かつコミカルに描写している。また、アガワが複数のセックスフレンドを持つことや、校内でも性行為を行うという状況が物語の前提となっており、独自の世界観を形成している。講談社「週刊ヤングマガジン」2023年20号から連載。

正式名称
だれでも抱けるキミが好き
ふりがな
だれでもだけるきみがすき
作者
ジャンル
恋愛
 
学園
レーベル
ヤンマガKCスペシャル(講談社)
巻数
既刊7巻
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作品の概要

基本情報

武田スーパーの代表作で、初連載作品。作者がpixivで発表した『女子高生のエロ漫画』(のちに「ギャルjkエロ漫画」シリーズに改題)のリブート作品。

要旨と舞台設定

現代の高校を舞台に、誰とでもセックスをする女子高校生のアガワと、彼女に思いを寄せる男子高校生のゴトウの関係を描いた物語。ゴトウがアガワの性的に奔放な行動を目撃したことをきっかけに、二人の複雑な恋愛関係が展開される。

ストーリー展開

学校で性行為をしているところをゴトウに目撃されたアガワは、後日彼を性行為に誘うが、ゴトウは純粋な恋愛感情と性的欲求のあいだで大いに葛藤することとなる。この出来事をきっかけに、ゴトウとアガワの関係は徐々に変化し、互いの本心や価値観の違いが明らかになっていく。

ジャンル的特徴と位置づけ

本作は、セックスをテーマにしたセクシー要素を多分に含む学園恋愛漫画で、いわゆる「ヤリマン」をヒロインに据えた設定や、性的描写を前面に押し出した表現が特徴となっている。そのあけすけな描写は、2024年に放送された漫画紹介番組『漫道コバヤシ』において「貞操観念低い賞」を受賞したほど。

作品固有の表現技法と特徴

作中では主人公のゴトウの内面描写を重視し、アガワとの性的な触れ合いを通じた心理的変化を詳細かつコミカルに描いている。

世界観の構築と設定

作品の舞台は現代日本の一般的な高校で、生徒間の自由な性的関係が描かれる。アガワが複数のセックスフレンドを持ち、校内でも性行為を行うという状況が物語の前提となっており、独自の世界観を形成している。

連載状況

講談社「週刊ヤングマガジン」2023年20号から連載。

ヤリマンギャルと陰キャ童貞男のピュアな青春ラブコメディ

陰キャで童貞の後藤が、セックスが大好きなギャル系女子のアガワミサキを好きになってしまったことから物語が始まる。学校内でヤリマンと知られるアガワは、学校内外にセックスフレンドが複数いる。クラスでも目立たない存在の自分にも明るく接してくれるアガワに対して、後藤はひそかに恋心を寄せていた。ひょんなことからアガワとセックスフレンドになった後藤だったが、彼女と体を重ねるうちに、本当の恋人同士になりたいと願うようになる。これまで体を重ねた男性を恋愛感情ではなくセックス中心に考えていたアガワは、すでに体の関係を持っているにもかかわらず、ピュアな後藤とどう向き合えばいいかわからずに戸惑ってしまう。ヤリマンギャルと陰キャ童貞のなかなか進展しない純情100%のエロと、青春が凝縮されたラブコメディが展開される。

ヤリマンながら恋愛には奥手なギャル系女子

制服を着崩して派手なピアスやメイクを好むアガワは、いわゆるギャル系女子。貞操観念が低く、空き教室で野球部の鷹山とセックスしたり、モデルでヤリチンと知られる先輩の犬養とラブホテルに行ったりと、ビッチさ全開で自由奔放に振る舞っている。そんなある日、後藤からセックスしている姿を目撃されたことをきっかけに、軽い気持ちで自分とセックスしないかと誘う。これまで誰が相手であっても主導権はアガワ自身が握っていたが、後藤から本気で純粋な恋心を寄せられていることを知り、いつものペースが乱れてしまう。セックスは積極的ながら、後藤との恋愛になると途端に消極的になるウブなアガワの姿が魅力的で読者をギャップ萌えさせる。

セックスフレンドたちとの情事

本作ではヤリマンギャルのアガワが、後藤や周囲の男性を自由奔放な振る舞いで翻弄する。野球部の鷹山とは空き教室で、後藤以外の何人もの男性とはラブホテルを利用し、セックスする描写が生々しく描かれている。特に付き合いが長い犬養との過激な情事は、2024年3月に刊行された第3巻のおまけ漫画にも掲載されている。

登場人物・キャラクター

後藤 (ごとう)

とある高校に通う童貞男子。地味で生真面目な性格をしている。女性経験はもちろん、女性との交際経験すらない。アガワミサキと同じクラスで、彼女と共に図書委員になったことで距離を縮める。冴えない自分に対しても明るく接してくれるアガワにひそかに思いを寄せている。ひょんなことからアガワとセックスして童貞を卒業し、彼女とセックスフレンドの関係になる。当初は、自分の気持ちを伝えて本当の恋人同士になるまでは、体の関係を持たないようにしようと考えていたが、ビッチでエロいアガワを前にすると歯止めがかからなくなる。これまでは流されるままに人生を過ごしてきたが、アガワのためにならないと感じたときは、彼女の機嫌を損ねることをいとわず自分の気持ちをはっきりと口にする。アガワからは「ゴトー君」と呼ばれている。

アガワ ミサキ

後藤と同じ高校に通う女子。後藤と共に図書委員を務めている。貞操観念が低く、誰とでもすぐに体の関係を持ってしまう、いわゆるヤリマン。学校内でもセフレがたくさんいることで有名な存在だが、アガワミサキ自身はまったく気にしていない。ある日、野球部の鷹山と空き教室でセックスをしている姿を後藤に目撃されたことをきっかけに、軽い気持ちで後藤にもセックスしないかと誘った。体の関係を重ねるうちに、後藤から恋心を寄せられていたことに気づき、以降は彼との距離の取り方がわからずに戸惑っている。つねに明るく分け隔てなく愛を振りまき、誰に対してもスキンシップが激しい。何も考えていないように見えてどこか筋がとおっており、家庭的で常識人な一面を持つ。同じ高校の上級生に母親が違う姉がいるなど、複雑な家庭環境で育つ。

書誌情報

だれでも抱けるキミが好き 7巻 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉

第1巻

(2023-09-06発行、978-4065327555)

第2巻

(2023-12-06発行、978-4065339497)

第3巻

(2024-03-06発行、978-4065350652)

第4巻

(2024-08-06発行、978-4065358276)

第5巻

(2024-12-06発行、978-4065362877)

第6巻

(2025-04-04発行、978-4065389133)

第7巻

(2025-08-06発行、978-4065401712)

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