概要・あらすじ
クリスマスの朝、つばき荘に住む大学生・川越はるまのもとに、サンタのお姉さんからプレゼントが届けられる。それは幼かった頃に欲しいと祈った「妹」であった。「ちょこ」と名付けられた少女との生活を開始したはるまは、周りを取り巻く人々に振り回されながらも、暖かな日々を過ごしていく。
登場人物・キャラクター
ちょこ
クリスマスの日の朝、つばき荘に暮らす大学生・川越はるまのもとにサンタのお姉さんからプレゼントされた9歳の「妹」。わからないことがある度に謎のあんちょこを見ているため、はるまからちょこと命名される。 性格は純粋無垢で天真爛漫、とても素直であり、周囲の人物からもすぐに好かれるようになる。
川越 はるま (かわごえ はるま)
つばき荘で独り暮らしをしている男子大学生。幼い頃に流産で妹を失っており、その時にサンタに「妹をください」と祈ったことがある。長い時を経てその願いは叶えられ、「妹」としてちょこがプレゼントされたことから2人での生活を送るようになる。
小田原 恵理子 (おだわら えりこ)
朝のニュース番組で子どもと一緒に「ねこにゃんダンス」を踊り、「オダエリ」の通称で親しまれている女性新人アイドル。だがその内心では、子供相手の仕事に対し不満を抱いている。トップモデルの音神亜里沙が大好きで、リスペクトしている。
丸茂 珠美 (まるも たまみ)
川越はるまの大学の先輩で、自称「働く大学生」である糸目の少女。はるまにアルバイトをやってくれと頼みにくるが、その報酬はいい加減で、かつ破天荒な行動が目立つ。
華山田 ゆりか (はなやまだ ゆりか)
小学5年生になる11歳の少女。裕福な家の令嬢で、お嬢様学校の女子校に通っている。嫌な習い事をこっそりと抜け出した時にちょこと出会い、それ以来友達となる。また、犬に追いかけられているときに石田駆に助けられたことで、駆に想いを寄せている。
安岡 匡司 (やすおか ただし)
つばき荘の住人で、陰の薄い中年男性。元は刑事をやっていたらしく、武道の心得などはあるようだが、現在は失業中のためハローワークに通う日々を送っている。
足来 真琴 (あしらい まこと)
つばき荘の住人の巨乳な女性。豪快な性格かつ重度の酒好きで、部屋ではほぼいつも飲んだくれている。昼頃まで寝ていることも多いため周囲からは難の職業をしているのか不思議がられているが、その正体はトップモデル・音神亜里沙。 川越はるまに対する芹川千歳の恋心を応援している。
蓮木 秀子 (はすき ひでこ)
華山田家のメイドで、華山田ゆりかの世話をしている女性。感情をあまり外に出さずほぼ無表情を貫く一方、メイド服のままビッグスクーターに乗り車の先導をするワイルドさも持ち合わせている。
石田 駆 (いしだ かける)
つばき荘の近所にある風呂屋「石乃湯」の末息子。14歳の男子中学生で、ちょこが木から落ちた時に偶然居合わせ彼女を助けたことをキッカケに、ちょこに恋心を抱くようになる。
芹川 千歳 (せりかわ ちとせ)
川越はるまが住んでいるつばき荘の管理人。眼鏡をかけた巨乳女子で、ドジでおっとりとした性格をしており、また超方向音痴。通勤ラッシュで倒れこんだところをはるまに助けられ、彼に恋心を抱くようになる。 酒に酔うと性格が激変し暴走してしまうが、記憶はあるために後に反省することが多い。
園崎 綾乃 (そのざき あやの)
フラワーショップの店主をしている女性。川越はるまの想い人であるが、イラストレーターの彼氏・沢村一也がいる。一也と婚約していたものの破局寸前となるが、はるまの励ましにより、めでたく結婚に至る。
サンタ
子供の頃の川越はるまの願いを叶えるため、ちょこを大学生のはるまのもとへプレゼントした若い女性のサンタ。サングラスに大型バイクのようなソリにまたがるというファンキーな風貌をしている。
石田 翔子 (いしだ しょうこ)
つばき荘の近所にある風呂屋「石乃湯」の大学生になる娘。空手をしており、ひったくり犯に踵落としを決めるほどの実力を持つ。「年頃の女子にはいろいろある」と理由をつけては、銭湯の番頭を弟の駆に押し付けている。
クレジット
原作
ちょこッとSister (ちょこっとしすたー)
主人公川越はるまの元に、クリスマスプレゼントとして届けられた妹のちょこ。兄妹二人のほのぼのした日常を軸に、周囲の人間たちとの可笑しくて心温まる触れ合いを描いた長編。 関連ページ:ちょこッとSister