概要・あらすじ
クリスマスの朝、つばき荘で暮らす大学生川越はるまのもとにサンタのお姉さんがやってきた。大きな袋を渡され開けてみると、そこにはなんと可愛らしい少女が。はるまが「妹をください」とサンタに願ったのはもっと小さい頃だが、長い年月を経てその願いが叶ってしまったのだ。戸惑いながらも、兄妹ふたりの新しい生活が始まる。
登場人物・キャラクター
ちょこ
クリスマスの朝、サンタから主人公川越はるまの元に届けられたクリスマスプレゼント。知らないことが多くあんちょこばかり見ているため、ちょこと名付けられた。天真爛漫かつ純粋な性格で、つばき荘の住人や商店街の人々から愛されている。また、他人が言うことは全て信じてしまう。 はるまの事が大好きで、周りの女性にヤキモチを焼く自分をダメな子だと想いよく葛藤している。初対面の相手に自己紹介する際、「お兄ちゃんの妹なの」と必ず付け足す。
川越はるま (かわごえはるま)
つばき荘で暮らす大学生。クリスマスの朝、サンタのお姉さんから“妹”をプレゼントされる。小さい時、生まれてくるはずの妹が流産してしまったため、ショックでサンタに妹をお願いしたことがあり、時を超えて自分の願いが叶ったことに戸惑いを覚えるも、ちょこと名付けて一緒に暮らすことにした。 近くのフラワーショップで働く園崎綾乃に惚れていたが失恋。徐々に自分に好意を寄せる管理人芹川千歳に惹かれていく。かなり妹想いで、誰に対しても心優しい青年。
芹川 千歳 (せりかわ ちとせ)
主人公川越はるまの住むつばき荘の管理人。駅の人ごみの中倒れたとき、はるまにメガネを拾ってもらい一目惚れした。管理人として雇われたアパートに偶然はるまが住んでおり、ますます意識するようになる。いつもちょこの面倒をみており、料理を教えたり食事をともにとっている。 かなりの巨乳でおまけに家庭的だが、男性と付き合った経験はなく、はるまに対する想いもなかなか伝えられずにいる。
足来 真琴 (あしらい まこと)
主人公川越はるまの隣人。つばき荘の住人。グラマラスな美女だが、酒好きで豪快な性格。管理人の芹川千歳の巨乳を事あるごとに揉んだり、女性に対してセクハラじみた行為をするなどレズッ気がある。昼まで寝ていたり、休日も汚い部屋で酔い潰れるだけというダメ人間ぶりが目立つが、千歳のはるまに対する悩みを聞いてあげたり、落ち込んでいる人を放っておけない優しく頼れる性格。 ちょこと千歳の3人でよく女子会を開く。実はトップモデル音神亜里沙だが、つばき荘の住人には内緒にしている。
来島 小夏 (くるしま こなつ)
主人公川越はるまの従妹。ベリーショートの髪の毛に巨乳が特徴。地元の専門学校を辞めて家出し、はるまの家に居候している。小さい時に両親が別々で家を出て行ってしまい、祖母に育てられた。それが原因で学校でイジメにあっていたが、いつも助けて励まし支えてくれたはるまに恋心を抱くようになり、現在でもその気持ちは変わっていない。 ちょことははるまを巡ってよく競い合っている。ある日、はるまと管理人芹川千歳が想い合っている事に気づき、戸惑うようになる。
安岡のおじさん (やすおかのおじさん)
主人公・川越はるまの住むつばき荘の住人。無職でハローワークに通う影の薄い中年の男性。昔は刑事だったが、交通事故で妻子を失くし、自暴自棄から仕事も辞め酒浸りの生活を送っていたが、現在は立ち直り、就職して新たなスタートを切ろうとしている。
園崎 綾乃 (そのざき あやの)
主人公川越はるまの片想いの相手。つばき荘の近所でフラワーショップを営む美しい女性。婚約者の沢村一也に婚約解消を告げられひどく落ち込んでいたが、はるまの強い後押しでもう一度沢村に想いを伝える事を決意。無事結婚し、彼の住む長野に引っ越していった。
華山田 ゆりか (はなやまだ ゆりか)
ちょこの友達。お金持ちのお嬢さまで、稽古や勉強づけの毎日に嫌気がさして逃げ出したところ、街でちょこに出会う。普段はわがままで女王様気質だが、ちょこといると調子が狂いペースが乱される。いつもつっぱっているが、ちょこが落ち込んでいれば本気で心配し不器用な優しさを見せる。 自分のクリスマスプレゼントを買いに行った母親が交通事故に遭い亡くなってしまった事から、クリスマスにトラウマを持っている。石田駆に恋心を抱いている。
石田 駆 (いしだ かける)
主人公ちょこに恋する男の子。偶然通りかかった公園で、木の上から降ってきたちょこに一目惚れする。ちょこが通う風呂屋「石乃湯」の息子で、よく台番をしている。ちょこの無防備な振る舞いにいつも慌てふためいている。また、華山田ゆりかが自分に恋している事には全く気付いていない。
石田 翔子 (いしだ しょうこ)
石田駆の実姉。ひったくり犯に鞄を盗られてしまい、偶然居合わせた来島小夏とちょこの協力を借りて一撃、逮捕に貢献した。空手をしており、性格もサッパリと男らしい。小夏が将来や恋愛の事で落ち込んでいた時も、さり気なく風呂に誘い励ますなど心優しい性格。
丸茂 珠美 (まるしげ たまみ)
主人公川越はるまの大学の先輩。同じサークルの後輩であるはるまに、何かとバイトの助っ人を頼んでくる。いい加減で調子のいい性格で、バイトの報酬も現金でなくTシャツ3枚やチケットだったりと、はるまをガッカリさせる事が多い。
マスター
主人公川越はるが通う喫茶店のオーナー。はるまが想いを寄せる園崎綾乃のフラワーショップが近くにあることから、はるまが来店する度に、綾乃を眺めやすい特等席に案内している。ジャズに精通しており、その時のはるまの気持ちにぴったりな曲をさりげなく紹介する。
沢森 一也 (さわもり かずや)
園崎綾乃の婚約者。人気のイラストレーターだったが、父親が亡くなり、仕事を辞めて実家の旅館を継ぐ決意をする。綾乃には夢だったフラワーショップを続けて欲しいと願っており、実家のある長野に一緒に付いていくという強い申し出を断り、婚約も解消してしまった。
小田原 絵里子 (おだわら えりこ)
朝のニュース番組で、子供たちと「ねこにゃんダンス」を踊る新人アイドル。本人は子供相手の仕事に不満を抱いており、ついには生放送の仕事をばっくれてしまう。偶然河原で出会った足来真琴から、憧れのスーパーモデル音神亜里沙の幼少期のエピソードを聞き、仕事に対して責任感を持つようになる。
蓮木 秀子 (はすき ひでき)
華山田ゆりかに仕えるメイド。常に無表情だが仕事は完璧にこなし、ゆりかやちょこ相手のゲームにも容赦なく全力を出す。
サンタ
主人公川越はるまにちょこを届けたサンタの女性。男勝りで口が悪い。はるまがクリスマスに妹をお願いしたのは子供の頃だが、ミニカーやロボットのおもちゃのような簡単なものじゃなかったため、準備に時間を要したと主張している。
クロ
ちょこが出会った黒豹。密輸業者が移送中に事故に遭い、その衝撃で檻から逃げ出した。偶然見つけたちょこが猫だと勘違いし、餌をあげたところ懐くようになる。ちょこや石田駆、華山田ゆりかによってしばらく倉庫で飼われていたが、夜中にちょこに会うためつばき荘まで行き、その帰りに車に轢かれて死んでしまう。
ゆりかの母 (ゆりかのはは)
華山田ゆりかの実母。クリスマスにゆりかが欲しがっていたオルゴールを買にいき、交通事故にあって亡くなってしまう。
場所
つばき荘 (つばきそう)
主人公川越はるまとちょこが暮らすアパート。急な坂を上り切った所に建っている。住人たちは家族のような関係であり、ちょこの存在によってその絆は一層強まっていく。
クレジット
- 原作
アニメ
ちょこッとSister
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