つくもがみ貸します

つくもがみ貸します

畠中恵の小説『つくもがみ貸します』のコミカライズ作品。江戸で損料屋を営む清次とお紅が、つくもがみたちと共に遭遇する騒動や事件を描いた和風ファンタジー。「B's-LOG COMIC」2018年Vol.66から2019年Vol.76にかけて配信された作品。

正式名称
つくもがみ貸します
ふりがな
つくもがみかします
原作者
畠中 恵
作者
ジャンル
ファンタジー
レーベル
B's-LOG COMICS(KADOKAWA)
巻数
全2巻完結
関連商品
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あらすじ

根付のつくもがみ

江戸は深川の仲町で損料屋「出雲屋」を営む清次お紅には、古い道具に宿るつくもがみの姿を見たり声を聞いたりできる、不思議な力があった。出雲屋が取り扱う品々にもこのつくもがみが宿っている道具が複数あり、いずれも魂を宿したことで一種の妖のような存在になっていた。ほかの損料屋と一味も二味も違うこの出雲屋では、客のもとへ貸し出したつくもがみが、町中で広まっているさまざまな噂を聞き、時には事件や騒動の情報を得て帰ってくることもあった。気位が高く噂話が大好きな野鉄をはじめとするつくもがみたちに振り回されながらも、人がよく情け深い清次とお紅は彼らの力を借りながら、町で起こるさまざまな騒動を解決していた。そんな出雲屋の噂を聞きつけ、清次に悩み事や困り事を相談する客が増えていく中、常連客の紹介を受けた武家の次男坊である佐久間勝三郎が訪れる。勝三郎の依頼は、どこかに消えてしまった大事な根付「利休鼠」を捜し出してほしいというものだった。利休鼠は跡取りの印ともなる重要な貴重品で、盗っ人が入った時に箱から逃げ出すようにどこかに消えてしまった。利休鼠が見つからないままだと、勝三郎は婚約相手である蜂屋早苗との結婚話が立ち消えになってしまうと言う。依頼を受けた清次は出雲屋のつくもがみが宿った品々を無料で貸し出すことで、手がかりとなる情報を集めていく。出雲屋に戻ってきたつくもがみたちが持ち帰ったのは、一見すると利休鼠と無関係な蜂屋家の内情だったが、その話を聞いた清次にはある推測が浮かび上がる。

掛け軸のつくもがみ

出雲屋を営む清次お紅は、愉快でお喋りなつくもがみたちと共に、江戸で起こる大小さまざまな騒動を解決していた。そんなある日、清次たちは古美術商を営む浜松屋宗右衛門から、源義経や光源氏などが描かれた店の掛け軸に起こっている問題を相談される。掛け軸の絵が夜ごと入れ替わるという奇妙な謎を調べてほしいと頼まれた清次は、月夜見たちを宗右衛門の店へと貸し出して情報を集めるうちに、問題の掛け軸には複数のつくもがみが宿っていたことが判明。掛け軸のつくもがみである源義経たちは、美しい女性の姿をしたかぐや姫を巡って日々競い合い、それが原因で絵が毎夜入れ替わっていたのだ。かぐや姫が恋しく思う月を見せるために、清次は月の絵が描かれた掛け軸である月夜見を再び貸し出し、蔵の窓際に飾るようにと宗右衛門に提案。月夜見に感謝したかぐや姫を見て、争っていたつくもがみたちも身を引いておとなしくなっていった。騒動を解決した清次たちは、宗右衛門に調査を依頼していた蘇芳について新たな情報を得るが、宗右衛門が探し当てた香炉は、清次たちが捜している蘇芳ではなかった。蘇芳は4年前に失踪した、お紅の意中の相手でもある飯田屋佐太郎の重要な手がかりだった。佐太郎との出来事を思い返しながら、引き続き蘇芳捜しを続けるお紅たちのもとには、彼が再び江戸に戻ってきたという報せが入る。本音を押し殺しながら佐太郎を捜し続ける清次だったが、肝心の佐太郎はお紅の前には一向に姿を現さない。佐太郎を見つけることがお紅のためになると思いながら行動する清次だったが、彼女が抱くのは清次にとってまったく予想外な思いだった。

関連作品

小説

本作『つくもがみ貸します』は、畠中恵の小説『つくもがみ貸します』を原作としている。原作小説版は角川書店から刊行され、イラストは三木謙次が担当している。

登場人物・キャラクター

清次 (せいじ)

出雲屋の主人を務める青年で、つくもがみの声や姿を見聞きできる。黒髪で、いつも紫色の前掛けをつけている。「周りで妙な声が聞こえる」という噂がありながらも、優しく人情に厚い性格から町の人々に親しまれている。誠実で頭の回転も速いが押しが弱いところがあり、優し過ぎて自分の本音を抑えてしまうため、つくもがみたちにからかわれたり心配されたりすることもある。元は出雲屋の先代主人でもあるお紅の叔父が知人から引き取った養子であり、お紅とは血縁関係がない。幼い頃からお紅のことを「姉さん」と呼んで慕い、成長してからは彼女に対して淡い思いを抱いている。義父が亡くなってからは、お紅と二人で出雲屋を切り盛りしている。基本的にはしっかりしているが、お紅を支えようとする思いが空回りすることもある。出雲屋をよく知る客からは、おきのなどの客を通して古道具にまつわる奇妙な出来事を相談される場合が多く、店にいるつくもがみたちを貸し出すことで情報を集めている。これによって、お紅やつくもがみたちと共に町中で起こる大小さまざまな騒動や事件などを探り、解決に導いている。過去の出来事から恋敵でもある飯田屋佐太郎とは不仲気味だが、彼の失踪後はお紅のためを思って蘇芳を捜している。つくもがみたちと共に江戸のさまざまな事件を解決していく過程で、佐太郎が江戸に帰ってきたという噂を耳にする。お紅への思いと本音を押し殺しながら、蘇芳と佐太郎の行方を捜している。

お紅 (おこう)

清次の義理の従姉で、彼と共に出雲屋を営んでいる。年齢は22歳。清次と同様につくもがみの声や姿を見聞きできる。切りそろえた栗色のロングヘアを大きなリボンと簪でまとめ、桃色の着物をまとったかわいらしい女性。明朗快活な気の強い性格で、負けん気が強く少々意地っ張りなところもある。老若男女問わず人気があり、血のつながりがない清次にも本当の姉のように優しくする一方、厳しく接することもある。それでも清次のことは頼りにして大切に思い、心を許している。そろばんや字も得意で、周囲にはその人柄から人の心をつかむのがうまいと好感を持たれている。元は日本橋の古道具屋「小玉屋」の一人娘だったが、4年前に店が火事に巻き込まれて父親の久兵衛を亡くしたことで、当時叔父(清次の義父)が営んでいた出雲屋に引き取られた。叔父の死後は、清次と支え合いながら、出雲屋を切り盛りしている。姿をくらました飯田屋佐太郎と行方不明の蘇芳を捜しており、彼のことが気になって嫁入りできないままでいる。このため、器量のいいしっかり者ながら、何においても蘇芳第一なところがある。まだ小玉屋の看板娘をしていた頃に佐太郎から求婚され、お佳乃からは対抗心を燃やされていた。同時に、佐太郎の母親から優れた女性であることの証明として、彼女から渡された五両の櫛をもとに大金を作るという試練をつきつけられる。お佳乃への対抗心と負けず嫌いな性格からこの試練に挑戦し、清次の協力を得ながら櫛をさまざまな品と交換し、最終的には蘇芳に似た香炉「三曜」を手に入れることに成功した。

飯田屋 佐太郎 (いいだや さたろう)

日本橋にある有名な唐物屋「飯田屋」の若旦那。整った容姿の色男で、人当たりのいい好人物として知られている。お紅に好意を寄せており、名家の娘であるお佳乃との縁談を断ってまでお紅に求婚していたが、お佳乃との縁談を進める両親からは反対されていた。4年前にお紅の実家が火事に巻き込まれたあと、お佳乃から贈られた蘇芳を紛失してしまう。周囲から蘇芳を売り飛ばしたという疑いを持たれながらも、この機会を利用して商才を磨くことを決意し、お紅と清次に別れを告げて行方をくらました。昔から清次には快く思われていないが、彼のケンカ腰な態度や対抗心もさらりと流している。俳諧を嗜み、好きな蘇芳色にちなんで「蘇芳」という俳号を持つ。4年ぶりに江戸に戻ってきたという噂が流れているが、訳あってお紅たちの前には姿を現していない。清次たちには知られていなかったが、又五郎という弟がいる。

野鉄 (のてつ)

出雲屋に住むつくもがみで、コウモリの形をした根付に宿っている。後頭部に赤いヒモを結び、ロングマフラーを巻いたジト目のコウモリの姿をしている。気位が高く、好奇心旺盛な性格の持ち主。意地っ張りで少々怒りっぽいところもあり、ふつうの道具や妖怪といっしょにされることを嫌う。一人称は「我」。コウモリの羽で空を飛ぶことができ、人間たちに知られることなく情報収集するのが得意。とある理由から、人間に対してはやたら厳しいところがある。好物は草餅。出雲屋のつくもがみたちの中では唯一空を飛べるため、清次たちが知らぬ間に自ら移動することもあり、両足で物をつかんだまま飛ぶことも可能。もともとの持ち主は亡くなっており、それ以降はさまざまな人の手に渡っていたために、人間をあまり信用できなくなっていた。しかし、利休鼠の騒動を経て清次の言葉に励まされ、少しずつ人間への信頼を取り戻していく。

月夜見 (つくよみ)

出雲屋に住むつくもがみで、闇夜に浮かぶ満月が描かれた掛け軸に宿っている。月のように丸く大きな頭で、ヒゲが生えたしかめっ面の男性の姿をしている。つくもがみの中でも特に気高い性格の持ち主で、清次たちはもちろん、ほかのつくもがみたちも手を焼いている。教訓や格言めいた言動が多く、無礼な者を許さない怒りっぽい一面もあり、面倒臭く思われることもある。浜松屋宗右衛門の浜松屋にある掛け軸の騒動では、掛け軸に宿ったつくもがみたちに馬鹿にされたにもかかわらず、珍しく何も言い返せずにいた。実は、月が描かれた掛け軸は用途が少ないために持ち主にあまり活用されなかったことを気にしており、後ろめたさや劣等感がふだんのプライドの高さにつながっている。しかしそれは誤解であり、月の掛け軸はとても貴重で風流な使い方ができる代物であるという、宗右衛門の言葉に励まされる。さらには掛け軸の保存状態が非常にいいため、元の持ち主からとても大切にされていたことが判明した。

五位 (ごい)

出雲屋に住むつくもがみで、雁首にサギの絵が描かれた粋な煙管に宿っている。サギの頭部を持つ男性の姿をしている。つくもがみの中では特に落ち着いた性格で、どっしり構えたリーダー的な存在として振る舞うことが多い。つくもがみ同士が噂話でにぎやかになっているときに話をまとめようとする癖があるが、うまくまとめられないこともある。出雲屋にやって来る前は、艶やかで美しい芸者のもとにいた。

お姫 (おひめ)

出雲屋に住むつくもがみで、豪華な姫人形に宿っている。赤い着物を着飾った美少女の姿をしている。つくもがみたちの中でも特におしゃべりが大好きで、明るく耳年増な性格をしている。出雲屋で貸し出されている道具の中では最も高価。元の持ち主に大切にされていたが賊によって盗み出され、流れ流れて出雲屋にやって来た。

うさぎ

出雲屋に住むつくもがみで、ウサギと花が描かれた美しい櫛に宿っている。赤いリボンをつけた丸いウサギ型の櫛の姿をしている。好奇心旺盛な性格の女の子で、おしゃべり好きで情報収集を得意としている。少々鈍感で子供っぽいところがあり、空気を読めずついついよけいなことを口走ってしまうが、心根は素直で温かく情に厚い。

利休鼠 (りきゅうねずみ)

ネズミの形をした根付で、跡取りの印でもある貴重品。元は蜂屋早苗の実家である蜂屋家で代々受け継がれていた代物であったが、跡取りの予定だった長男が急逝したため、早苗の婿に決まった佐久間勝三郎に渡されていた。しかし、佐久間家に盗っ人が入ったことで行方不明となる。実は子ネズミの姿をしたつくもがみが宿っており、捜しに来た野鉄の前に姿を現す。盗っ人の手から逃げ出すことはせず、ふつうの根付のフリをしていた。

おきの

出雲屋の常連客の女性。清次とお紅には何度か世話になっており、つくもがみのことは知らないものの彼らを信頼し、不可思議な道具についての相談事は出雲屋に持ち込むようにしている。知人の佐久間勝三郎に出雲屋を紹介した。

佐久間 勝三郎 (さくま かつさぶろう)

武家「佐久間家」の次男坊で、出雲屋の常連客であるおきのの知人。急に縁談が決まった蜂屋早苗の実家から利休鼠を受け取っていたが、何者かに盗っ人に入られて利休鼠をなくして困っていた。おきのから出雲屋を紹介され、行方不明となった利休鼠の捜索を清次に依頼する。名家である蜂屋家との縁談が決まって以降、兄の裕之介とは複雑な確執を抱えている。本音では両親のあいだで勝手に決められた早苗との縁談に乗り気ではなく、彼女がほかの男性に夢中なのを知っていたため、利休鼠も心底不要と考えていた。騒動の解決後は、清次の進言で早苗との恋仲を深めるようになった。その後は、時折清次の相談に乗ったり協力したりしている。

蜂屋 早苗 (はちや さなえ)

古くから続く名家「蜂屋」の娘で、佐久間勝三郎の許嫁。大きな花の髪飾りをつけている。跡取りであった蜂屋家の長男が急逝したことで急きょ、勝三郎との縁談が決まる。一時は利休鼠が盗まれる騒動で勝三郎との縁談が危ぶまれていたが、騒動の解決後は彼を頼もしく思うようになり、恋仲を深めていった。また、勝三郎を通して清次やお紅ともなかよくなり、時折相談に乗ったり協力したりしている。

お佳乃 (おかの)

有名な古道具屋「住吉屋」の娘で、飯田屋佐太郎の婚約相手。蝶の髪飾りをつけている。佐太郎に思いを寄せており、お紅に対抗心を抱くこともあった。縁談が決まった佐太郎には、彼が好きな蘇芳色の香炉である蘇芳をぴったりな品だと思って購入し、彼に贈っていた。しかし、高価な品を贈ったにもかかわらずその思いは佐太郎に届かず、さらには彼が行方をくらましたことで気落ちしてふさぎ込んでからは、すべての縁談を断っている。

浜松屋 宗右衛門 (はままつや そうえもん)

古美術商「浜松屋」を営む男性。店に置いている掛け軸の絵が夜ごと変わっていくことに悩み、清次に調査と解決を求める。清次の助言を受けて掛け軸の騒動が解決したあとは、有名画家が描いた掛け軸である月夜見を気に入り、言い値でゆずってほしいと清次にせまっていた。お紅から頼まれていたとおり蘇芳の調査を進めていたが、見つかったのは蘇芳によく似た別の香炉だった。

かぐや姫 (かぐやひめ)

浜松屋宗右衛門の古道具屋「浜松屋」にある掛け軸に宿ったつくもがみ。着物をまとった細身の美女の姿をしており、儚げな雰囲気を漂わせている。浜松屋にいる男性のつくもがみたちから思いを寄せられているが、蔵の窓際で毎晩寂しそうに外を眺めている。清次たちの調査により、蔵の外にある木が邪魔で月が見えないのを悲しんでいたことが判明。月夜見を見たことで恋しかった月を思い出して満足し、彼に感謝していた。

権平 (ごんべい)

浅川屋で働く青年。浅川屋の大旦那を通して、飯田屋佐太郎を捜している清次の案内役を務める。これ以降も、清次の佐太郎捜しに協力している。実は住吉屋の番頭であり、佐太郎がいなくなったことで気落ちしているお佳乃のために彼を捜し続けている。実は昔からお佳乃に思いを寄せている。

黄君 (おうくん)

品川のいづ屋に住むつくもがみで、琥珀の帯留に宿っている。糸目のサルの男性の姿をしている。元は小玉屋にいたため、お紅の過去をよく知っている。一時期は飯田屋佐太郎のもとにいたことがあり、彼が江戸を去る決心をした経緯や本当の理由を知っている。佐太郎の行方を捜す月夜見に情報を提供する。

猫神 (ねこがみ)

品川のいづ屋に住むつくもがみで、大阪から江戸に流れてきた象牙製の猫の根付に宿っている。頭に小さなリボンをつけた太った白猫の姿をしており、関西弁で話す。行方をくらませた飯田屋佐太郎の手がかりを知っているため、彼の行方を捜す月夜見に情報を提供する。

場所

出雲屋 (いずもや)

江戸の深川にある古道具屋兼損料屋で、日用品や骨董品、美術品などありとあらゆる道具を客に貸し出す商いをしている。清次が義父より引き継いで主人を務めており、お紅と二人で経営している。実は100年の時を経てつくもがみが宿った古道具が複数あり、貸し出すたびに町の噂話を拾ってくることがある。常連客のおきのをはじめとする一部の人々のあいだでは、不可思議な道具にまつわる問題を解決してくれる店としても知られ、本来の用途ではなく悩み事の相談のために訪れる客もいる。

その他キーワード

蘇芳 (すおう)

蘇芳色の美しい香炉で、八十両の価値がある超高級品。お佳乃が飯田屋佐太郎の気を引くために贈っていた。佐太郎の実家で保管されていたがのちに行方不明となり、これが原因で江戸にいづらくなった彼も行方をくらました。佐太郎の行方の手がかりともなっており、お紅が捜し続けている。元は似紫雲という名人が焼いた三つの高級香炉の一つで、見た目がよく似た彼の作品として「三曜」と「七曜」がある。

つくもがみ

作られてから100年以上経過した古道具が魂を宿し、一種の妖のようになってしまった謎の存在。言葉を話し、動物や人間のほかに妖怪のような姿を持つつくもがみが多い。「付喪神」と表記されることもある。大半の人間からはふつうの道具にしか見えず、その姿を簡単に見ることはできないが、清次とお紅のように姿と声を見聞きできる人間もいる。気位が高く、いたずら好きでおせっかいな性格のつくもがみが多い。基本的に人間から話し掛けても応答することはなく、静かなときに姿を現しては仲間といっしょに騒いでいる。ほかの道具とは格が違うという意識から、清次たちにふつうの道具のように扱われるのを嫌うが、気になっている風聞を入手しようとする場合はあまり文句を言わず、素直に貸し出されている。おしゃべりで噂話が大好きで、貸し出された先々でさまざまな噂を聞いては、戻ってきたあとに仲間との話題の種としている。出雲屋では、一部の客の依頼で騒動や事件を探っている清次によって無料で貸し出され、貸し出し先にいる人々の会話やつくもがみの話を聞くことで、有力な情報を集めてくれる場合もある。訳あって元の持ち主のもとから離れ、さまざまな場所を転々とした道具に宿ったつくもがみも多いが、本来は持ち主に大切にされていた道具にしか宿らないともいわれている。

クレジット

原作

畠中 恵

キャラクター原案

星野 リリィ

書誌情報

つくもがみ貸します 全2巻 KADOKAWA〈B's-LOG COMICS〉

第1巻

(2018-10-01発行、 978-4047353633)

第2巻

(2019-06-01発行、 978-4047356511)

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