概要・あらすじ
倉狩灯花は根暗で日陰者の会社員だったが、ある日交通事故に遭いそうになっていた少女をかばい、命を落としてしまう。死後、神座と呼ばれる場所で転生の儀を受けた灯花は、「太陽神トーカ」として異世界に転生。代々神に仕えるハイエルフの少女たちにサポートされ、太陽神として活動することになるのだった。太陽神の役割は、魔力や魔術を扱う際のエネルギー源となる「マナ」を世界に供給すること。この世界では、トーカは無意識にマナを放出するようになっており、世界にあるマナのバランスを保つには、トーカが適度に幸せでいる必要があるという。根が善人のトーカは、人々が全員幸せに暮らせるようになることを望むが、この世界では魔族と人間が争いを続けていた。そこでトーカは、ハイエルフたちのサポートを受け、この世界のことをよく知ろうとするのだった。
登場人物・キャラクター
倉狩 灯花 (くらがり とうか)
交通事故に遭いそうになっていた少女を助け、命を落とした青年。死後、神座と呼ばれる空間で転生の儀を受け、異世界の太陽神トーカとして転生を果たした。魔力や魔術の源になるエネルギー「マナ」を生み出して他者に譲渡する力があり、世界にマナを満たす役割を持っている。強く願えばなんでも可能になる能力を持ち、戦闘ではどんなモンスターよりも強い。しかし、もともと日陰者だったためか、その力を振るうことにはためらいを覚えている。
サクラノ=ヒガンジュ
代々太陽神に仕える種族、ハイエルフの娘。おっとりした性格で巨乳。太陽神に仕える巫女を自称するが、もともとは先代の太陽神に捧げられる生贄だった。生贄になる直前に倉狩灯花が転生してきたことで一命を取り留める。そのため、トーカには命を救われたように感じている。