概要・あらすじ
カッパのようなハゲがトレードマークの、ブスで、不潔で、ずうずうしいつる姫はハゲマス城の姫。いつも元気に暴れまわり、皆に迷惑をかけている。そんなつる姫に、家老やてらこや小学校のクラスメートたちは今日も振り回される。
登場人物・キャラクター
つる姫 (つるひめ)
ハゲマス城の姫でてらこや小学校の5年生。常に袖のない井桁柄の着物と地下足袋を着用している。カッパのようなハゲがあり、ブスで不潔でずうずうしい性格。いつも元気に暴れまわり、姫らしさが全くない。小さい頃はかなり内気で大人しい子どもだったが、高熱の治療がもとでハゲができ、性格も変わってしまった。 また幼い時に母を亡くしているため、時々寂しい思いをしている。
家老 (かろう)
ハゲマス城の家老。つる姫が小さい頃から面倒を見てきた。10人以上の子どもがいる大家族の父親。時々、妻と夫婦喧嘩をするが、いつも負けている。つる姫に振り回されており、過労気味。関節炎の持病がある。
殿 (との)
ハゲマス城城主。つる姫の父親でハゲ頭がトレードマーク。つる姫をいつも気にかけているが、仕事で忙しく相手をすることができないこともある。中年を過ぎ、太り気味。いつもちゃんと羽織り袴を着ている。
イネ
つる姫付きの女中。飛びだした鼻毛と眼鏡と鼻の右側のほくろがトレードマーク。剛腕で口が立ち、つる姫も太刀打ちができない。いつもつる姫に容赦なく攻撃をするが、亡き母を想って寂しがるつる姫を気遣う優しい一面もある。巨乳で年齢不詳。おとめ座。村田英雄と三波春夫のファン。
猿助 (さるすけ)
ハゲマス城の小姓。いつもつる姫に振り回されている。同じ小姓の又五郎と仲が良く、コンビで行動することが多い。ふたり合わせてサルマタとも呼ばれている。
又五郎 (またごろう)
ハゲマス城の小姓。いつもつる姫に振り回されている。同じ小姓の猿助と仲が良く、コンビで行動することが多い。ふたり合わせてサルマタとも呼ばれている。
おハナ
てらこや小学校に通う、つる姫のクラスメートの女の子。かわいい、クラスの人気者。つる姫とはケンカをすることも多いが、実は仲が良い。クラスメートの太郎のことが好き。
太郎 (たろう)
てらこや小学校に通う、つる姫のクラスメートの男の子。心優しく真面目な良い子。いつもつる姫に攻撃されている。
吾作 (ごさく)
てらこや小学校に通う、つる姫のクラスメートの男の子。村一番兄弟が多い。顔の右側にあるほくろがトレードマーク。クラスメートの茂作とともに、率先してつる姫をからかっている。
茂作 (もさく)
てらこや小学校に通う、つる姫のクラスメートの男の子。頭につけているリボンがトレードマーク。クラスメートの吾作とともに、率先してつる姫をからかっている。
先生
てらこや小学校の先生で、つる姫のクラスの担任。教師生活40年の年配の男性。白い髭がトレードマーク。いつも優しく穏やだが、つる姫に振り回されて怒る時もある。妻と二人で仲むつまじく暮らしている。
亀姫 (かめひめ)
亀山城の姫。小学校4年生。何をするにも時間がかかり、人とタイミングが合わない。水泳とスキーをつる姫に習う。
ハゲタカ
ハゲ山で生まれた、城で飼われている雄のハゲタカ。頭につけたリボンがトレードマーク。食欲旺盛のつる姫に狙われ、食べられそうになることがある。雌ハゲタカのガールフレンドがいる。
集団・組織
てらこや小学校 (てらこやしょうがっこう)
『つる姫じゃ~っ!』に登場する学校。寺子屋小学校と漢字で表記されることもある。つる姫やおハナ、太郎らが通っている。現代の小学校と同じように、運動会などの様々な行事や給食がある。
場所
ハゲマス城 (はげますじょう)
『つる姫じゃ~っ!』に登場する城。つる姫や殿らが住んでいる。創立50周年を迎えた。
長屋 (ながや)
『つる姫じゃ~っ!』に登場する建物。近所にはおもらし長屋とも呼ばれている。つる姫の部屋を改装する間、つる姫がひとり暮らしをした。最初のうちは同じ長屋の個性的な住人たちに振り回されるつる姫だったが、次第にここの暮らしになじんでいく。