てるてる建設(株)

てるてる建設(株)

安藤コウヘイの初連載作品。小豆島に酷似した瀬戸内海の「島」を舞台に、新人監督のかしまチセが建設現場の仕事に取り組む姿を描いた建設系お仕事奮闘記。高等学校を卒業したばかりのチセの目を通したガテン系の世界と、一般人には未知の世界である建設現場の「立ち入り禁止」の向こう側で行われている作業の一端を垣間見れる楽しみに加えて、工具を用いた「物ボケ」などがコミカルに描かれている。実際に発生する業務上のトラブルも描写されているが、喜劇タッチの作風のために重くなり過ぎず、「現場あるある」として楽しむことができる。集英社「少年ジャンプ+」2022年11号から連載の作品。

正式名称
てるてる建設(株)
ふりがな
てるてるけんせつかっこかぶ
原作者
馬渕 朝子
作画
ジャンル
その他職業・ビジネス
 
美少女・萌え
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊3巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

かしま チセ

祖母の紹介で「てるしま建設(株)」に入社した少女。年齢は18歳。身長148センチで、血液型はAB型。淡いピンク色のロングヘアで、現場ではサイドテールにしている。がんばり屋ながら注意力が散漫で、現場では鉄骨に頭をぶつけたり、釘を踏みそうになったりと空回りしがち。しゃれたオフィスでの仕事を望んでいたが、監督見習いとして現場に放り込まれ、わずか数日で教育係のおおたかケンゴから現場に向いていないと判断されてしまう。しかし、チセのひた向きな仕事ぶりが職人の怠慢を改める結果となり、監督としての適性を見いだされる。その後も労働者に自主的に動いてもらう施策としてMVP制度を考案するなど、ケンゴとは違う角度から監督業務に励んでいる。のちに祖母の家を建て直す夢を叶える第一歩として、てるしま建設が独自に実施している「てるてる試験」に挑戦する。うさぎのマスコットが大好きで、私室はグッズであふれている。

おおたか ケンゴ

「てるしま建設(株)」で働く強面で目付きが鋭い男性。年齢は26歳。身長175センチで、血液型はA型。現場の危険性を熟知した優秀な現場監督で、人命を守ることに強い責任感を持って取り組んでいる。その指導は非常に厳しく、作業員から恐れられているが、それが彼の誠実さによるものだと気づいている者も多く、現場では信頼されている。かしまチセの教育を任された当初は、彼女が現場で働くことに危うさを感じていた。しかし、職人たちを頭ごなしに注意することしかできない自分とは違った方法で現場を管理する彼女の姿を目の当たりにして、評価を改めた。のちに新人の成長をうながす目的で、てるしま建設オリジナルの「てるてる試験」の実施を宣言する。駆け出しの頃、チューブ入りわさびを眠気覚ましに使っていたことがあり、その影響で嗜好が変化して、食事に大量のわさびを入れるようになった。この悪習を知る親しい者からは「味覚と表情筋が死んでいる」と揶揄されている。

クレジット

原作

馬渕 朝子

書誌情報

てるてる建設(株) 3巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2022-10-04発行、 978-4088832807)

第2巻

(2023-02-03発行、 978-4088834016)

第3巻

(2023-05-02発行、 978-4088835013)

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