どうしても触れたくない

どうしても触れたくない

ヨネダコウのデビュー作であるボーイズラブ作品。「CRAFT」に2007年から2008年にかけて連載され、2014年には実写映画化もされた。本編『どうしても触れたくない』のその後を描いた描きおろしも3話収録されている。

正式名称
どうしても触れたくない
ふりがな
どうしてもふれたくない
作者
ジャンル
BL
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概要・あらすじ

前の会社でのトラブルのため転職した嶋俊亜紀は、新しい職場の出社日にエレベーターで課長の外川陽介と出会う。嶋はこの時、二日酔いで酒臭い外川に対して最悪の印象を持つが、彼の優しさに少しずつ惹かれていき、ついには身体の関係を持ってしまう。過去のトラウマから外川を本気で好きになろうとはしない嶋だったが、それでも外川との関係を切れずにいた。

登場人物・キャラクター

嶋 俊亜紀 (しま としあき)

NEXT社のシステム課所属で、神奈川県出身の26歳。無口で無愛想な毒舌家だが意外と素直な一面もあり、あまりに緊張すると饒舌になる。ゲイで普通の男性よりも綺麗な顔立ちをしている。前の会社にいたノンケの元彼とのトラブルでNEXT社に転職した。お酒が飲めず特にビールの匂いが苦手で、さらにたばこの匂いも苦手である。人付き合いも下手で、お昼は1人でデスクで食べることが多い。 前の職場で元彼からひどい扱いを受けていたことがトラウマになっており、人を好きになることに臆病になっている。

外川 陽介 (とがわ ようすけ)

NEXT社のシステム課課長で、北海道出身の29歳。お酒が大好きでヘビースモーカー。図々しい物言いをするが、仕事も気配りもでき、優しいところがある。女性が好きなノンケだが、嶋俊亜紀に興味を覚え、身体の関係を持ってしまう。7歳の時に父親を交通事故で亡くし、そのショックでノイローゼになった母親が心中を図り、弟も亡くしている。 助かった母親は5年間刑務所に入った後に自殺。以降、外川陽介は祖父母に育てられた。子供の頃に両親と弟を亡くしているためか、家族に憧れを持っている。のちに京都の本社に栄転となる。

小野田 良 (おのだ りょう)

NEXT社のシステム課所属で、外川陽介の同僚。外川の栄転後、課長に昇進する。メガネをかけた堅物に見えるが、実際は愛想が良く気遣いのできる男性。嶋俊亜紀が前に勤めていた会社に知り合いがおり、嶋がゲイだということも知っている。嶋と外川の関係を知った後も、偏見を持たずに嶋をフォローしている。

高田 (たかだ)

NEXT社システム課勤務の男性。ノリが軽く上司である外川陽介にもフランクに接しているが、栄転を祝う飲み会では感極まり泣きそうになるほど、彼のことを慕っている。居酒屋では食事やビールの注文を頼まれ、こき使われることが多い。顔のエステに通っている。

金崎 (かねざき)

NEXT社の部長で、本社の要請で外川陽介に京都行きを打診した男性。ヘビースモーカーでいつもは喫煙室で吸っているが、実は誰もいない会議室でこっそり吸っていることがある。外川の入社面接をした1人で、彼の過去についても知っている。中学1年生の愛娘を溺愛している。

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