概要・あらすじ
壱川光夫(ミツオ)と市川光央(みつお)は、高校の同級生だった。卒業後、何年も経ってから、突然、ミツオのもとにみつおから女を殺してしまったのでなんとかしろと連絡が入る。学生時代、ミツオは彼の犬になると約束をしていたのだ。みつおとミツオは、車のトランクに女を積み、隠し場所を求めて走り出す。
登場人物・キャラクター
壱川 光夫 (いちかわ みつお)
学生の頃はおとなしい容姿のいじめられっ子だったが、成長してからは見た目も変わり、システムエンジニアとして働いている青年。市川光央(みつお)に強い執着を抱いており、彼の頼みを断ることはないが、時には「責任をとれ」と迫る場面もある。飄々としていて内面の見えづらいタイプだが、みつおとの再会後、同僚には「影が濃くなった」と評される。
市川 光央 (いちかわ みつお)
正式な構成員ではないものの、ヤクザと繋がりがあるチンピラの青年。学生時代からイジメに加担するなど暴力的な傾向があった。壱川光夫に連絡を取って、自分が殺してしまった女の処理を丸投げする反面、「自首する」と翻意するなど優柔不断で臆病な一面もある。