抱かれたい男1位に脅されています。

抱かれたい男1位に脅されています。

女性誌の企画で毎年「抱かれたい男1位」を獲得していた芸歴20年の俳優、西條高人は、新たに1位となった新人俳優の東屋准太から猛アプローチを受ける事となる。芸能界を舞台に、高人と准太の一途な恋愛模様をコミカルに描いたボーイズラブ作品。二人の恋愛だけでなく、何事にも無気力だった准太の心の成長も描かれている。コミックス第1巻収録分は「b-BOY超キチク」2013年7月から11月にかけて隔月連載。第2巻収録分は「JUNK!BOY」2014年はるやすみ号、2014年なつやすみ号、「MAGAZIN BE×BOY」2014年10・11月号、2015年1月号分で掲載された。以降第3巻収録分からは「MAGAZIN BE×BOY」に不定期に連載されたエピソードが収録されている。2018年にTVアニメ化もされている。

正式名称
抱かれたい男1位に脅されています。
ふりがな
だかれたいおとこいちいにおどされています
作者
ジャンル
BL
 
俳優・女優
関連商品
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あらすじ

第1巻

俳優の西條高人は、女性誌の人気企画「抱かれたい男ランキング」で5年間首位を獲得していたが、今年は2位に陥落してしまう。周囲には気にしていないふりをしている高人だったが、自らが出演する新作ドラマの顔合わせで、1位となった東屋准太と顔を合わせる。必死で悔しさを押し隠す高人に対し、准太は人懐こい笑顔で接して来る。さらに准太は打ち合わせ後、高人と二人きりで演技指導も兼ねた食事に行きたいと強く訴え、高人は乗り気ではないものの断り切れずその誘いに応じる。元々酒癖の悪い高人は、2位に甘んじたショックから、あっという間に悪酔いしてしまう。そして高人が目を覚ますと、准太の自宅のベッドの上で半裸になっていた。准太は高人の醜態を動画撮影したと発言した事から、脅迫されるのだろうと腹を括る。しかし、准太が高人に要求して来たのは「一度でいいから抱かせてほしい」という予想外のものだった。(エピソード「第1話」。ほか、2エピソード収録)

第2巻

舞台「紅葉鬼」の主演が新人俳優の綾木千広に決まり、西條高人もメインの登場人物の一人として出演する事になった。しかし、その初顔合わせにも現れず、初日稽古でも明らかに手を抜いている綾木に対し、高人は自身の真剣な演技を見せつけて挑発する。そのおかげで、演技に熱を入れるようになった綾木だったが、そんな自分自身を面白くなく感じていた。そこで綾木は、高人の弱みを握って陥れようと考えるが、ふと見せる高人の表情に不本意ながら胸を高鳴らせてしまう。そして舞台関係者との飲み会のあと、綾木は酔いつぶれた高人をホテルへと連れ込み、既成事実を作ろうと画策する。朝、目覚めた高人はキスマークだらけの自らの身体に驚愕し、夜通し心配していた東屋准太に対しても、ごまかすような返事しかできないでいた。そんな高人の異変に気づいた准太は真相を知って激怒し、綾木を深夜のバーへと呼び出す。(エピソード「第6話」「第7話」「第8話」。ほか、2エピソード収録)

第3巻

芸能事務所に所属する前の東屋准太は、アルバイトを転々としながら将来の目標もなく日々を過ごしていた。そんなある日、宅配ピザ店のアルバイト中に芸能事務所、MITSUYAプロダクションの三ツ谷絽美雄から熱烈なスカウトを受け、なにも考えずに芸能界に入る事となる。あっという間に人気タレントになった准太だったが、相変わらず熱心に取り組む事もなく、日々の仕事を淡々とこなしていた。そんな中、准太に役者デビューの話が舞い込み、西條高人と共演する事となる。准太は高人の持つ才能や俳優としての情熱に心惹かれ、初めて自分のものにしたいという熱い気持ちを感じるのだった。その一方で、高人は准太の演技の才能をすぐに見抜き、今後手ごわいライバルになりそうだと予感して距離を置いていた。そんな高人の気持ちを知らない准太は、彼から避けられている事に傷つくが、どうしても高人をあきらめきれない。そんな中、高人は高熱を隠して撮影に参加し、帰宅途中で倒れてしまう。

第4巻

CM撮影のためにハワイを訪れた西條高人は、仕事を早々に終わらせて現地で久しぶりのオフを謳歌していた。しかし、事前に高人のスケジュールを知っていた東屋准太が強引に合流し、日本ではなかなかできないデートをしようと提案する。すべては准太の思惑通りに進むと思われたが、途中で訳ありのマダムと旅行している綾木千広や、修学旅行中の成宮涼とも合流する事となり、准太は高人となかなか二人きりになれない現状にいら立ちを覚える。どうしても二人になりたい准太は、高人を近くの無人島に遊びに行かないかと誘う。しかし訪れた無人島で予期せぬトラブルに遭い、高人と准太は島で野宿する事になってしまう。(エピソード「in Hawaii」。ほか、5エピソード収録)

第5巻

長谷川次郎から呼び出された西條高人は、高人と東屋准太が熱烈なキスをしている写真を見せられ、世間に公表されたくなければ言う事を聞くようにと脅される。高人は准太との交際が世間に明るみになり、准太の才能が埋もれる事だけは避けたいと考え、一方的に別れを告げる。しかし、高人は准太の事を忘れようとすればするほどその思いは強くなり、さらに准太が黒川百合江と親しそうにしている場面を目撃した事で、心を取り乱す。そんな中、ついに准太と百合江の交際は、芸能ゴシップ誌にも取り上げられてしまう。しかしすべては准太の策略通りで、百合江との交際は新作ドラマのプロモーションとして扱われる事になり、同時に高人を脅していた長谷川の信頼も失墜する。長谷川を巡るトラブルは無事解決し、高人は初めて自分から准太に好きだと素直な気持ちを伝える。(エピソード「第14話」「第15話」「第16話」。ほか、2エピソード収録)

第6巻

西條高人東屋准太は、舞台で二人芝居をする事になった。題材はスペインを舞台にした物語で、二人がフラメンコを踊るシーンが組み込まれており、高人は大いに困惑する。一方、スペインとのクォーターでフラメンコの嗜みのある准太は、すぐに踊りを自分のものにしていく。高人は准太に遅れを取らないようにと、スペインで本物のフラメンコを学びに行く事を決意。旅先にて、偶然出会ったセレスティーノの踊りに魅了されている高人のもとに、何者かから准太を誘拐したとのメールが送られて来る。慌てた高人はセレスティーノを伴い、そのメールを頼りにアンダルシア地方・ミハスのとある酒場へと向かう。そこで高人は、元気に働く准太の姿を目撃。驚く高人にセレスティーノは、ここが自分の店である事、そしてセレスティーノが准太の祖父だという事を告げる。奇妙な縁に驚く高人だったが、幼い頃から准太に好意を抱いているアントニオ・グラシア・ベルナンデスに、フラメンコで勝負しようと決闘を申し込まれる。その勝負に完敗し、自身の不甲斐無さに憤りを覚えた高人は、アントニオの自宅へ向かい、フラメンコのレッスンをしてほしいと懇願する。

メディアミックス

TVアニメ

本作『抱かれたい男1位に脅されています。』のTVアニメ版が、2018年10月からTOKYO MX、BS11などで放映された。全13話。監督は龍輪直征、アニメ制作はCloverWorksが務めている。西條高人役を高橋広樹、東屋准太役を小野友樹が演じている。

登場人物・キャラクター

西條 高人 (さいじょう たかと)

芸歴20年の男性俳優。年齢は28歳。大手芸能事務所、日東(にっとう)芸能に所属している。ファンからは「トータカ」の愛称で呼ばれている。与えられた役柄を完璧にこなす天才で、業界関係者からの信頼も厚いが、本人は「器用貧乏タイプ」である事を自覚しており、教科書通りにしか演じる事ができない。自分の容姿にはある程度の自信は持っているが、色が白くスリムな体格にコンプレックスを抱いている。基本的に私生活もまじめだが酒癖が悪く、度々失態を繰り返している。甘いものが大好きで、ストレスが溜まるとホールケーキを一人で食べたり、チョコレートドリンクを大量に飲んだりしている。女性向け雑誌で年1回催されている企画「抱かれたい男ランキング」で5年連続で1位を獲得していたが、東屋准太にその座を奪われてショックを受ける。恋愛対象は女性だったため、准太からの猛アプローチに対して最初は拒否していたが、そのまっすぐな愛情に次第に心を奪われていく。准太の役者としての才能にも心底ほれ込んでいる。

東屋 准太 (あずまや じゅんた)

芸歴3年の男性タレント。現在は俳優業をメインに活動している。三ツ谷絽美雄が代表を務める芸能事務所、MITSUYAプロダクションに所属している。西條高人からは「チュン太」と呼ばれている。裕福な家庭に育ち、祖父はスペイン人のクォーター。190センチの長身で、非常に整った顔立ちをしている。笑顔がかわいらしく、ファンや芸能関係者からは「天使の笑み」だと崇められており、東屋准太自身も無理目なお願いをする時によく利用している。恵まれた容姿と何でもこなせる器用さを持っているが、これまでの人生では何の目標も持てず、無気力に生きて来た。高人に出会ってからは彼から認められたい一心で、俳優業に邁進している。そして高人とのドラマ共演をきっかけに、猛アプローチを開始して恋人同士になる。高人に熱烈な好意を抱いているが、恋愛対象は必ずしも男性というわけではない。ストーカー気質で、高人の事は何でも知っている。ストレスが溜まるとミントタブレットをかみ砕く癖がある。

綾木 千広 (あやぎ ちひろ)

芸歴3年の男性俳優。東屋准太とほぼ同時期にデビューし、それ以前にも単発のモデル業をこなしていた。芸能界と太いパイプのある女性と身体関係を持つ事でのし上がっていく、いわゆる「枕営業」をして、これまでの地位を築いて来た。そのために仕事に対しての熱意に欠けており、軽んじているところがある。ただし、整ったルックスに高い演技力を持ち、まじめに仕事に取り組めば高いポテンシャルを発揮する。西條高人と舞台で共演し、自分を認めようとしない高人にいら立ちを覚えるが、次第に愛情へと変わっていく。准太は高人をめぐるライバル的な存在だが、枕営業の決定的な証拠を握られているため、自分からは強くアプローチできずにいる。准太からは雑に扱われているが、嫌われているわけではない。

成宮 涼 (なるみや りょう)

俳優業をメインに活動している男子高校生。アイドル的なかわいらしいルックスの持ち主。姉が勝手に芸能事務所に写真を送った事がきっかけで芸能界デビューした。天真爛漫な性格で基本的に自分中心に行動しているが、東屋准太のまるで天使のような笑みにうまく丸め込まれてしまう事が多い。准太とは以前ドラマで共演した事もあり、それからは慕うようになる。初めて西條高人と会った際は、まるで一般のファンのように喜んだ事もあり、高人からは非常にかわいがられている。また、高人の後輩にあたる。

中多 孝三郎 (なかた こうざぶろう)

芸能界ではベテランの域に達する男性俳優。これまでに数多くの権威ある賞を獲得しており、西條高人からは一方的にライバル視されている。中多孝三郎自身もその事を自覚しており、高人に対してわざと挑発的な言動でからかって楽しんでいる節がある。現在は黒川百合江と恋の駆け引きをして楽しんでいる。

黒川 百合江 (くろかわ ゆりえ)

ベテランの実力派女優。独身で、年下の男性芸能人との恋のうわさが絶えず、芸能ゴシップ誌の常連となっている。交際して気に入った男性には、ユリの模様が入った指輪をプレゼントしている。西條高人と東屋准太の交際が公になりそうになった際には准太に協力し、以降は密かに二人を応援している。現在は中多孝三郎と恋の駆け引きを楽しんでいる。

佐々木 拓 (ささき たく)

西條高人のマネージャーを務める男性。佐々木奈々の父親で、妻は元アイドルの佐々木里奈。漂々とした摑みどころのない性格をしており、一見大雑把に見えるが仕事においては有能で、高人の内に秘める悩みもすぐに察し、適切な行動を取った。東屋准太が高人に好意を抱いている事にも早くから気づいており、自宅までの送迎を准太に任せる事もある。

三ツ谷 絽美雄 (みつや ろみお)

芸能事務所、MITSUYAプロダクションの代表を務める男性。芸能事務所を設立する前は新宿2丁目でバーを経営しており、恋愛対象は男性。ファッションや容姿は男っぽいが、女性っぽい振る舞いと言葉遣いをする、いわゆる「オネェ」。過去のホスト通いから男性を見る目には定評がある。好みの男性ばかりを所属させているが、三ツ谷絽美雄自身のスキンシップが激しい事から、所属するタレントがすぐ辞めてしまう事に悩んでいる。ピザの宅配員として事務所にやって来た東屋准太に一目ぼれし、そのまま所属タレントとしてスカウトする事に成功。以降、准太を溺愛しているが相手にされていない。これまでMITSUYAプロダクションが輩出して来た役者のほとんどが西條高人に潰された事もあり、高人に対して強いライバル心を抱いているが、その実力は認めている。三ツ谷珠理雄は実の弟。

三ツ谷 珠理雄 (みつや じゅりお)

ファッションカメラマンを生業とする男性。ファッションや容姿は男っぽいが、女性っぽい振る舞いと言葉遣いをする、いわゆる「オネェ」。三ツ谷絽美雄の弟で、芸能事務所、MITSUYAプロダクションにも時々出入りしている。絽美雄とはいつも喧嘩をしながらも、何でも言い合える良好な関係を築いている。東屋准太とも顔見知り。

田口 守 (たぐち まもる)

芸能事務所、MITSUYAプロダクションのマネージャーを務める男性。現在の担当は東屋准太。もともとは知り合いから誘われて軽い気持ちで入社したものの、仕事ができるためにタレントを次々と任されている。そのあまりの忙しさに、ブラックな職場に就職したと後悔している。しかし同時にやりがいも感じており、准太に期待を寄せている。ふだんは三ツ谷絽美雄に対しては雑な扱いをしているが、仕事が絡むと絶妙なコンビネーションを発揮する。おとなしそうに見えて短気な性格をしており、毒舌家でもある。

三田村 一 (みたむら はじめ)

綾木千広のマネージャーを務める男性。年齢は28歳。大学時代から交際している彼女と同棲中。ぽっちゃりとした体型で、年々体重が増加傾向にある。仕事に対しての熱意に欠ける綾木に手を焼いている。

卯坂 和臣 (うさか かずおみ)

民放テレビ局に所属する敏腕ゼネラルマネージャーの男性。スタッフはもちろんの事、役者も逆らえない絶対的な存在。威圧感があり近寄りがたい雰囲気を漂わせているものの、長身かつ整った顔立ちで、女性社員からは隠れた人気がある。いつもは標準語で自分の感情を抑えたクールな話し方をするが、興奮したり取り乱したりすると京都弁が出てしまう。西條高人とはアシスタントディレクター時代からの付き合いで、腹を割って話のできる関係。高人と東屋准太が恋愛関係にある事にも気づいており、表立っては応援しないが、二人の行く末を静かに見守っている。過去に在須清崇と身体の関係を持った事がある。ヘビースモーカーで辛党。

在須 清崇 (ありす きよたか)

作曲家の男性。芸名は「アリス」。摑みどころのない漂々とした性格の持ち主で、どんな場面でも堂々とした振る舞いを見せる様子は、百獣の王「ライオン」に例えられている。日本国内だけでなく海外でも活動しており、さまざまな賞も獲得しているが、メディアには滅多に露出しない。過去に卯坂和臣と身体の関係を持った事がある。つねに棒つきのキャンディーを舐めている。

鳥待 トミオ (とりまち とみお)

映画監督を務める男性。西條高人とは古くからの知り合いで、性格や行動パターンを熟知している。いつもにこやかで周囲とは友好的に接するため、キャストや現場スタッフから慕われている。趣味はユニークな文字が書かれているTシャツと、柄の入った短パン集めで、現場でも頻繁に着用している。打ち上げの現場では俳優陣に酒を勧めて酔わせる事を楽しみにしており、高人が度々ターゲットにされている。高人と東屋准太の恋愛関係については薄々感づいている様子を見せるが、深くは追及していない。

五十森 隼人 (いそもり はやと)

鳥待トミオの助監督を務める男性。深い知識を持つ映画オタク。しかし現在はアイドルのかわいらしさに目覚め、映画よりもアイドルオタクとして積極的に活動している。撮影現場でも好きなアイドルについて熱く語る事が多い。ファッションには特に気を遣っていないが、スタイルは非常にいい。

門倉 務 (かどくら つとむ)

テレビ業界で演出家を務める男性。小柄で童顔な容姿ながら、2児の父親。西條高人とも何度もいっしょに仕事をしており、東屋准太の役者としてのデビュー作でも演出を行なった。ラブストーリーの演出家として高い評価を受けているが、本人はアクション作品に携わりたいと思っている。

一本木 杉太 (いっぽんぎ すぎた)

民放テレビ局でアシスタントディレクターを務める青年。つねにテンションが高く、周りの話をまったく聞かないうえ、思い込みだけで暴走する事もある、いわゆるトラブルメーカー。西條高人と東屋准太を本物の手錠でつないで鍵を紛失してしまい、ひと騒動を起こす。

坂巻 玲人 (さかまき れいじ)

テレビ業界でプロデューサーを務める男性。ピンク色が似合うのはいい男の証明だという持論があり、つねにピンク色の服を身につけている。強い者に弱く、弱い者に強い典型的なクズで、若い女性タレントにセクハラまがいの行為を行っている。その嫌みな性格で、西條高人から非常に嫌われている。

長谷川 次郎 (はせがわ じろう)

フリーランスの報道カメラマンを生業とする男性。カメラマンとしての腕はあるが、自分を信頼してくれていたアイドルタレントのスキャンダル写真を撮影して引退へと追い込んだ事があり、現在はその罪悪感から自暴自棄になっている。見た目から地味な印象を受けるが、水商売の派手な女性から非常にモテる。また、女癖が悪く、これまでに多数の女性を泣かせて来た。西條高人と東屋准太の熱烈なキスシーンを盗撮し、芸能ゴシップ誌に掲載すると高人に脅しをかけた。しかし、二人の心の底から幸せそうな表情を見て、芸能ゴシップ誌に提供するかどうかを迷っている。

ロドリゲス 時子 (ろどりげす ときこ)

フラメンコダンサーの中年女性。ぽっちゃりとした体型ながらも動きは素早く、ダンサーとしての実力は高い。西條高人にフラメンコを教えていたが、自らの情熱をぶつけるのではなく、教科書通りに踊ろうとする高人にいら立ちを覚える。夫はスペイン人で、スペインバルを経営している。

西條 鈴子 (さいじょう すずこ)

西條高人の父方の祖母で故人。生前は有名な舞台女優で、役者に興味を抱いた高人を芸能の世界へと導く。高人が初めての舞台に立った日に末期がんでこの世を去った。

佐々木 里奈 (ささき りな)

佐々木拓の妻。佐々木奈々の母親。元アイドルで芸能界は引退しているが、現役時代と変わらない愛らしいルックスを保っている。アイドルとして活動していく中で本来の自分を見失い、違和感を覚えていたところに拓と出会い、そのまま恋に落ちた。正式に交際をスタートさせたのはアイドルを卒業したあとから。時々自宅に遊びに来る西條高人に対しても好意的に接している。

佐々木 奈々 (ささき なな)

佐々木拓の娘。元アイドルの母親を持ち、3歳にして男性を虜にする「男殺し」のスキルを持つ。西條高人も佐々木奈々のかわいらしい言動にメロメロな状態で、お菓子やアクセサリーなどを言葉巧みに貢がせている。

セレスティーノ

東屋准太の祖父。スペイン在住。フラメンコの踊り手の男性(バイラオール)でもあるが、現在はバルを経営している。高齢ながらも長身でスラリとしたスタイルの持ち主で、独自の色気を漂わせている。西條高人とはルーカスのいたずらを通して知り合い、のちに准太の恋人だと知った。高人と准太の交際は暖かく見守っている。

アントニオ・グラシア・ベルナンデス

フラメンコの踊り手の男性(バイラオール)。スペイン国内で活躍している。20代の若さながらもフラメンコ界では将来を有望視されており、その野獣が踊っているような迫力ある姿から「アンダルシアの猛獣」と呼ばれている。実家はパン屋を経営しており、時々手伝いをしている。幼い頃にセレスティーノのもとに遊びに来ていた東屋准太に一目ぼれし、以降一途に恋心を抱いて来た。准太に対しては猛アプローチを続けているが、これまで叶う事はなかった。そのため、西條高人に対して激しいライバル心を抱きつつも、高人のフラメンコへの向上心や准太への愛情は認めている。若かりし頃のセレスティーノが初恋の相手。

ルーカス

スペイン在住のいたずら好きの少年。観光客から金品を奪い、慌てふためく姿を見る事を楽しんでいる。窃盗を目的としていないため、自分の気が済んだら持ち主に返却している。スペインを訪れた西條高人にもいたずらをした事で、セレスティーノにたしなめられた。学校では優等生で通っている。

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