概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
桜木 ひな子 (さくらぎ ひなこ)
藤宮高校に通う1年生の女子。「古本屋ひととせ」の二階にある「ひととせ荘」で、萩野千秋、夏川くいな、柊真雪と共に下宿生活を送っている。おっとりとした控えめな性格で、極度の上がり症で人と接することが苦手。人前で緊張しすぎると、かかしのように固まって動けなくなってしまう。昔から口下手で、よく動物相手に会話の練習をしていたため、動物に好かれやすい。特に鳥と仲がよく、忘れ物をしたときなどに助けてもらうこともある。かつて藤宮高校の学校見学に訪れた際、演劇部の演技に感動。自分の性格を克服するために入学を決意するが、入学後に演劇部が廃部になったことを知って落胆する。しかし元演劇部の千秋の提案により、下宿仲間と共に「劇団ひととせ」を立ち上げ、桜木ひな子自身が座長を務めることになった。主な活動場所は、古本屋ひととせにある喫茶スペースの奥。将来的には下北沢にある小劇場「スズラン」の舞台に上がることを目指して、地道な活動を続けている。演劇の練習をとおして、人前で緊張してしまう自分から脱却しようと奮闘している。
萩野 千秋 (はぎの ちあき)
藤宮高校に通う2年生の女子。「古本屋ひととせ」の二階にある下宿屋「ひととせ荘」の大家を務めている。夏川くいな、柊真雪、桜木ひな子と共に共同生活を送っている。舞台役者だった父親の影響で、4歳の頃から子役として舞台に立っていたため、演劇の世界では有名な存在。現在は藤宮高校演劇部の部長を務めており、エースとして部員を率いている。ふだんは物静かで口数が少ないが、舞台に立つと豹変する天才肌。ひな子が演劇に対して並々ならぬ情熱を抱いていることを知り、下宿仲間で「劇団ひととせ」を立ち上げることを提案し、座長のひな子の活動を後押ししている。学校では長袖ジャージにブルマー姿が基本スタイル。子供や女子生徒から慕われており、特に演劇部員の中島ゆあからあこがれの眼差しを向けられている。気まぐれな父親は世界を飛び回っているため、父親に代わってアパートや古本屋の経営を担っている。演劇好きの神主と知り合いで、年末年始は巫女のアルバイトをしている。
書誌情報
ひなこのーと 全7巻 KADOKAWA〈MFC キューンシリーズ〉
第1巻
(2015-08-27発行、 978-4040677453)
第4巻
(2017-05-27発行、 978-4040691640)
第5巻
(2018-12-27発行、 978-4040654133)
第6巻
(2020-03-27発行、 978-4040643595)
第7巻
(2021-03-27発行、 978-4046801937)