概要・あらすじ
水藻麗とリチャード・コンウォールの不倫の末、生まれた双子ミチルとチルチル。ミチルは父親のリチャードの家に、チルチルは母親麗に引き取られることになったが、チルチルは飛行機事故により、コンゴの上空で行方不明になってしまう。8年後、父親の探検隊により発見されたチルチル。
登場人物・キャラクター
ミチル
『ふたごのプリンセス』の主人公のひとり。水藻麗とリチャード・コンウォールの不倫の末、生まれた双子の一人。コンウォール公爵家に跡継ぎとして引き取られ、お金持ちの父親とその妻に育てられる。父親は溺愛するが、継母は育つほど不倫相手に似るミチルに複雑な感情を抱く。
チルチル
『ふたごのプリンセス』の主人公のひとり。水藻麗とリチャード・コンウォールの不倫の末、生まれた双子の一人。生母水藻麗が日本に育てるため、引き取られ、もうひとりの双子ミチルと赤ちゃんのときに離れ離れになってしまう。飛行機事故でジャングルに落下、ゴリラに育てられて育つ。後に発見され、コンウォール家に引き取られるも、ジャングルで育ったため、野生の勘が働き、継母のエリザベートになつかない。
水藻 麗 (みずも れい)
ミチルとチルチルの実の母親で、リチャード・コンウォールと不倫をしていた。世界的なオペラ歌手として、世界中で公演を行っていたが、ミチルのために公演をキャンセルしたことをきっかけに仕事や貯金を失い、ミセス滝という偽名でメイドとして働く。
リチャード・コンウォール
ミチルとチルチルの父親で、オペラ歌手水藻麗と不倫をしていた。イギリスの公爵。自身の不倫の末に出来た娘たちを溺愛し、行方不明になったチルチル捜索も自ら行う。
エリザベート
リチャード・コンウォールの妻で、ミチルの育ての母。夫と水藻麗の不倫で苦しんだ結果、ミチルに毒を盛ったり、家政婦を殺したりしてしまう。
ばあや
コンウォール公爵家に勤める家政婦でミチルの世話をしている。エリザベートがミチルに毒を盛っていることに気づき、水藻麗に電話で知らせる。
ガリガ
ジャングルの女王ゴリラでチルチルの育ての親。死んだ自分の子どもの代わりに、事故機の中で見つけたチルチルを王女としてジャングルで育てる。
花田 (はなだ)
水藻麗のマネージャーだったが、彼女が公演をキャンセルしたことをきっかけに違約金として、彼女の預金をすべてを引き出す。
ジョン・ポール
水藻麗が名前を隠してメイドとして働いていた家の息子。ミチルと恋仲になる。
ジャン・ポール
水藻麗が名前を隠してメイドとして働いていたスイス・ワイダー家の息子。ミチルと恋仲になる。
ワイダー
水藻麗が名前を隠してメイドとして働いていたスイス・ワイダー家の主人で、ジャン・ポールの父親。職業は医者だが、妻を亡くした後、アルコールにおぼれていた。街中でさまよっていたミチルに声をかける。
場所
コンウォール家
主人公ミチルが育ったイギリスの公爵家。
ワイダー家
主人公ミチルチルチルの生母水藻麗がミセス滝としてメイドで働く家。
コンゴのジャングル
主人公チルチルが生まれ育った森。ゴリラのガリガが森の女王、チルチルは王女として育った。