さとう菓子の家

さとう菓子の家

アメリカの町を舞台に、ちょっと変わった家族の「幸せのかたち」をポップにコメディタッチに描く。「別冊少女フレンド」昭和50年2月号に収録された作品。本作『さとう菓子の家』を表題作として収録したコミックスは、文月今日子の2冊目の初期短編集である。

正式名称
さとう菓子の家
ふりがな
さとうがしのいえ
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

アメリカのある町の有名な事業家の息子、リシャール・ロビンソンは17歳の高校生。家族や町から離れ、ルブランのエリート高校に一人入学するが、ある日、1歳数ヵ月の赤ちゃんを連れて町に戻ってきた。そのことで父親から勘当されたリシャールは、学校の友達の前でピアノを弾きながら「いっしょに住もう、さとう菓子の家、そこは愛の家、暖炉燃え、鳥うたい、わらい声たえず」と自慢の美声で歌い出す。

登場人物・キャラクター

リシャール・ロビンソン (りしゃーるろびんそん)

アメリカのある町の有名な事業家の息子。ハンサムで秀才、美声でキス上手な17歳。中等部までは町の学園の女生徒たちのアイドルだった。高校からはルブランのエリート校に進学したが、1歳数ヵ月のサミィを「自分の子」として育て始め、エリート校を退学する。町に戻ってきたところ、父親に勘当されてしまう。

サミィ

1歳数ヵ月のとてもかわいい女の赤ちゃん。人見知りせず、いつもにこにこと機嫌がいい。17歳のリシャール・ロビンソンを「パパ」と呼ぶ。

エルシー

「お菓子の店」の娘で、勝気だが優しい女子高生。名門であるロビンソン家の息子、リシャール・ロビンソンの幼なじみ。小さな頃からリシャールのお嫁さんになると決めていたが、赤ちゃんを連れて町に戻ってきたリシャールに逆上、いきなり平手打ちを食らわす。

カロライン・ジェファーソン (かろらいんじぇふぁーそん)

ルブランのエリート校で歴史教師を務める26歳の女性で美声の持ち主。赤いマニキュアに広い胸開きドレスを着る教師らしからぬ雰囲気の持ち主だが、博士号を持つ才女。授業は非常に厳しい。しかし、授業以外ではとても優しく生徒に慕われている。

トーマス・ロビンソン (とーますろびんそん)

アメリカのある町の事業家で、名門ロビンソン家の主。リシャール・ロビンソンの父親で47歳。メガネをかけた、恰幅のいい人物。赤ちゃんを連れて町に戻って来たリシャールに逆上し、勘当を言い渡す。

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