ぷりんせすARMY

柔道一家に育った少女が、廃部になった柔道部を再設立するために尽力する。そんな中で対照的な2人の男子に惹かれ、揺れる恋心に悩む姿を描いた学園ラブコメディ。ティーン向けの内容だが、3人の関係が親密になる中盤以降は際どい性描写が多くなっている。「月刊flowers」2007年7月号から2012年5月号まで連載された作品。

正式名称
ぷりんせすARMY
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
フラワーコミックス デラックス(小学館)
巻数
全7巻
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概要・あらすじ

幼い頃、自分を助けてくれた少年を探すことを人生の目標にしていた愛田野々香は、入学した高校で女子から大人気の織田志信と、熱血漢の柔道少年・羽柴悠也に出会う。2人のどちらかが自分を助けてくれた少年だったらという密かな期待を持った野々香は、過去の記憶を頼りに彼らのことを探ってみようと考える。そんな折、弱小のために廃部になった柔道部を再設立しようとする羽柴に誘われ、いつの間にかマネージャー候補となって何となく彼を手伝うことになる。

ある日、ひょんなことから上級生たちに絡まれた野々香は見事なまでの投げ技を決め、羽柴の度肝を抜く。野々香の柔道の才能に惚れ込んだ羽柴は、2人で一緒に柔道部を盛り上げて行こうと更にやる気を出すが、そんな羽柴とは裏腹に、織田の野々香への態度は少しずつおかしくなっていく。

羽柴を応援したい気持ちと、織田への複雑な思いの間で野々香の心は激しく揺れ動く。

登場人物・キャラクター

愛田 野々香 (アイダ ノノカ)

麻溝高校に通う1年5組の女子。かつて柔道のオリンピック選手だった父親を持ち、3人いる兄たちも全員が柔道のスペシャリストという柔道一家に生まれた。幼い頃、酔っ払いに絡まれたところを見知らぬ少年に助けられ、それ以来ずっとその少年のことが気になっている。愛田野々香自身も柔道の実力は相当なもので、小柄な体型でありながらも3人の兄たちをいとも簡単に投げ飛ばしてしまうほど強い。 お人好しな性格が災いしてか、校内で弱小すぎるがゆえに廃部になってしまった柔道部を再設立させようとする羽柴悠也に協力することになる。

織田 志信 (オダ シノブ)

麻溝高校に通う1年生の男子。他の男子とは一線を画すほどにクールで落ち着いており、女子から非常に人気が高い。高校では、中学からずっと続けていた陸上部に所属している。愛田野々香とは同じクラスで、お互いにクラス委員を務めていることもあり当初は好意的だった。しかし、野々香が柔道をやっていることを知ってからはなぜか態度を豹変させてしまう。 過去に何かあったのか、以降は野々香に対して柔道そのものを憎んでいるとしか思えない辛辣な発言を繰り返す。

羽柴 悠也 (ハシバ ユウヤ)

麻溝高校に通う1年生の男子。子供の頃に柔道に目覚めてからというものの柔道一筋で、中学時代に柔道の関東地区代表に選ばれたことがある。実は愛田野々香の兄たちの大ファン。額の傷跡があり、それを隠すためにいつもバンダナを額に巻き付けている。お調子者でノリも軽いが柔道に対する熱意だけは誰にも負けず、弱小のため廃部になってしまった柔道部を再び発足させようと必死で部員集めを行う。 その際、絡んできた上級生を軽々と投げ飛ばした野々香の技を見て、彼女が只者ではないことを知る。

菊池 由美 (キクチ ユミ)

麻溝高校に通う1年生の女子で、愛田野々香の友人。とても美人だが、気丈で物事には動じない男勝りな性格。1年生でありながら校内の人脈がとても広く、なかなか部員が集まらない柔道部のためにユニークな入部テストを企画し、結果的に大勢の生徒たちを集めた。羽柴悠也に何かと振り回されがちな野々香を温かく見守る。

愛田 浩司 (アイダ コウジ)

愛田野々香の8歳年上の兄で、愛田家の長男。三友商事の実業団チームに所属する柔道家。野々香と織田志信が同じ高校に通っていることを知り、過去のある事件の影響から2人が関わり合いを持つことを危惧している。両親を亡くした現在は、愛田家を取り仕切るしっかり者。とにかく野々香がかわいくて仕方がなく、兄弟全員で溺愛している。

愛田 彰 (アイダ アキラ)

愛田野々香の6歳年上の兄で、愛田家の次男。愛田家が経営する「愛田道場」で柔道の先生をしている。妹ながらに柔道の圧倒的な才能を持つ野々香に対し、その実力の差に苦しんだ過去を持つが、今は割り切って前向きに捉えることにした。兄弟3人で野々香を守るために全力を尽くそうとする。

愛田 智 (アイダ サトル)

愛田野々香の3歳年上の兄で、愛田家の三男。明るい髪色の、軽薄そうな容姿の持ち主だが、柔道の大学生チャンピオンである。自分よりも柔道の実力が遥かに勝る野々香を複雑な思いで見る時期もあったが、現在は何とか自分の中で折り合いをつけている。野々香がピンチに陥った時は、恋人とのデートよりも野々香を優先するなど、妹想い。

岩山 源太郎 (イワヤマ ゲンタロウ)

麻溝高校に通う3年生の男子。かつて校内に存在していた柔道部の元部員。眼鏡をかけた物静かなインテリタイプで、とても柔道をやっているようには見えない。柔道の対抗試合で相模西高校の石沢に一度も勝つことができなかったため、そのことをずっと気にかけているが、密かに石沢に想いを寄せてもいる。実は愛田野々香の兄たちの大ファン。

石沢 (イシザワ)

相模西高校に通う女子で、柔道部の主将を務めている。美人だがとても口が悪く、岩山源太郎と顔を合わせると自分よりも弱い源太郎をついからかってしまう傾向がある。羽柴悠也を一目見て気に入り、相模西高校と麻溝高校との柔道対抗試合で自分たちが勝利した暁には、悠也と付き合おうと目論んでいる。

熊田 (クマダ)

麻溝高校に通う1年生の男子。愛田野々香に一目惚れし、羽柴悠也が部員を募集した際には、真っ先に柔道部に入部した。柔道には非常に有利な恵まれた体格を持つが、当初は柔道のルールをまったく理解しておらず、なかなか試合で勝つことができなかった。やがて大きな体で試合相手を常に圧倒するようになり、柔道部には欠かせないメンバーとして成長していく。

徳川 剛 (トクガワ ツヨシ)

麻溝高校に通う1年生の男子。女子に間違えられてしまうほど見目麗しい容姿をしている。なかなか部員が集まらない柔道部のために菊池由美が企画したわけありの入部テストに合格し、晴れて柔道部員となる。羽柴悠也に対して一方的に好意を抱いているが、肝心の悠也からは同級生以外の何者とも思われていない。柔道の試合では、女子のような容姿を活かして相手を翻弄する。

吉良 功一 (キラ コウイチ)

麻溝高校に通う2年生の男子。かつて剣道部で活躍していたが、周囲から才能を妬まれて退部に追い込まれた。その後は素行の良くない生徒たちと交流し、生活態度も荒れていった。夜間に外出していた愛田野々香に目をつけて仲間とともに襲おうとするが、逆に技をかけられてしまう。その後、自分たちの悪事を学校に密告しなかった野々香に対して心を開き、一目置くようになる。

鈴木 (スズキ)

麻溝高校に勤務する男性教師で、かつて柔道部の顧問を務めていた。羽柴悠也に頼まれ、再び設立された柔道部の顧問となる。頼りなさそうな外見だが、柔道部のピンチには体を張って生徒たちを守ろうとする気概の持ち主。音楽教師である北条に思いを寄せているものの、気恥ずかしさが先行してしまい、なかなか気持ちを打ち明けられずにいる。

大石 (オオイシ)

麻溝高校に通う2年生の男子で、剣道部の主将を務めている。自分勝手な剣道を繰り返していた吉良功一を厳しくたしなめ、退部にまで追い込んでしまった張本人。愛田野々香が柔道の試合で優勝すれば、吉良を剣道部に復帰させるという約束をしてしまう。不器用な性格のためか素直に吉良を受け入れられずにいたが、野々香の柔道の試合を見て心を動かされる。

柳生 豊 (ヤギュウ ユタカ)

武芸高校に通う1年生の男子。柔道部に所属し、小柄ながらも1年生にして大将を任されるほどの強さを持つ。愛嬌があって穏やかそうに見えるが、いざ柔道の試合になると反則技も厭わないほど冷酷非道になる。自分の父親と愛田野々香の父親が過去に関わりを持っていたことがあり、野々香に対して複雑な思いを抱いている。

明智 秀美 (アケチ ヒデミ)

スポーツの名門として知られる、天武学園に通う1年生の女子。女子柔道部の副主将を務める。柔道の才能に恵まれ、美人でスタイルも良く柔道部内での人望は厚い。織田志信とは幼なじみで、幼い頃から彼に惹かれていた。志信が何かと気にかけている愛田野々香を妬み、天武学園の柔道部にスカウトされて来た野々香に執拗な嫌がらせをする。

書誌情報

ぷりんせすarmy 全7巻 小学館〈フラワーコミックス デラックス〉 完結

第1巻

(1999年7月発行、 978-4091318718)

第1巻

(1990年6月発行、 978-4091334213)

第2巻

(1999年7月発行、 978-4091318725)

第3巻

(1999年9月発行、 978-4091318732)

第4巻

(1999年9月発行、 978-4091318749)

第5巻

(1999年11月発行、 978-4091318756)

第6巻

(1999年11月発行、 978-4091318763)

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