概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
近藤 (こんどう)
高度経済成長期に建てられた老朽化した団地に住んでいる、おじいさん。妻の花江に先立たれてからは、一人暮らしをしている。千鶴子という妹がいる。少々頑固な性格で、ひねくれ者。携帯電話をスマートフォンに変えてからはSNSにはまり、「リア充」と呼ばれている人々にあこがれを抱きながら、近所の植物や野良猫の写真を載せている。花江の三回忌が近づく頃、高校時代の同級生・椎野武とSNSを通じて再会する。
パープル星人 (ぱーぷるせいじん)
高度経済成長期に建てられた老朽化した団地に住んでいる、猫好きのおじいさん。いつも薄紫色の服を着用していることから、「パープル星人」のあだ名で呼ばれている。日中は自転車置き場に住むゴンという猫の世話をしたり、公園で遊ぶ子供たちを眺めたりして過ごしている。自宅でも黒猫を飼っており、猫トイレ用の砂は近くの公園の砂場から調達している。のちに自室で亡くなり、ミイラ化した遺体で発見される。