ぼくらの七日間戦争

宗田理の小説『ぼくらの七日間戦争』のコミカライズ作品。型にはめようとしたり、理不尽な暴力で言うことを聞かせようとする大人に反発した子供たちが、ある場所で共同生活しながら大人たちに抵抗し続けた7日間の戦いを描くヒューマンドラマ。「月刊コミックジーン」2019年5月号から2019年8月号にかけて連載された作品。

正式名称
ぼくらの七日間戦争
ふりがな
ぼくらのなのかかんせんそう
原作者
宗田 理
漫画
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
MFC(KADOKAWA/メディアファクトリー)
巻数
全1巻完結
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あらすじ

第1巻

199●年7月某日、男子中学生21人が一斉に町から姿を消した。終業式が終わっても子供が帰ってこないことに、親たちは集団誘拐事件を心配したが、当の子供たちは1か月前からの計画どおり無人の廃工場に集まり、1週間の共同生活を始める。お互いに協力し合って、説得にやって来た教師や親を追い返したり、柿沼直樹の誘拐事件を解決したりするうちに子供たちの立てこもりが世間の話題となる。ついにはマスコミが報道するようになり、事態を収拾するために学校側は警察を突入させる強行手段に出る。

登場人物・キャラクター

菊池 英治 (きくち えいじ)

廃工場に立てこもった男子中学生で、1年2組に在籍している。サッカー部に所属し、イタズラ好き。相原徹から廃工場に立てこもって共同生活する計画を最初に聞き、すぐに参加を決める。自分の気持ちに素直で誰からも好かれる性格なため、集まったメンバーのちょっとした諍いをおさめる役を担っている。

相原 徹 (あいはら とおる)

廃工場に立てこもった男子中学生で、1年2組に在籍している。廃工場に立てこもって共同生活する計画を立てた人物で、リーダーシップに優れている。立てこもったあとも、教師や親への対応や柿沼直樹の誘拐事件など、次々に起こる事柄に仲間の意見を柔軟に取り入れて対応していく。堀場久美子や中山ひとみなどの廃工場外にいる協力メンバーと、トランシーバーで交信するときは「ナンバー1」のコードネームを使っている。

柿沼 直樹 (かきぬま なおき)

廃工場に立てこもった男子中学生で、1年2組に在籍している。特技は暗号作りで、実家は病院を経営している。廃工場に立てこもって共同生活する計画に乗り気で積極的だったが、決行当日に田中康弘に誘拐されてしまう。1年2組全員の協力と、中尾和人の作戦により、無事救出されて廃工場でみんなと合流を果たす。浮気症の父親のことを嫌っており、誘拐犯の田中の心情を察して、父親から身代金を奪うことを計画する。

中尾 和人 (なかお かずと)

廃工場に立てこもった男子中学生で、1年2組に在籍している。頭がよく、教師や親を排除するための廃工場迷路化の設計図を作成したり、柿沼直樹の救出作戦を立案する。

日比野 朗 (ひびの あきら)

廃工場に立てこもった男子中学生で、1年2組に在籍している。立てこもったメンバーが持ち寄った食材の管理と調理を担当している。料理の腕は菊池英治が驚くほどに高い。

安永 宏 (やすなが ひろし)

廃工場に立てこもった男子中学生で、1年2組に在籍している。口が悪く暴力的だが、仲間思いな優しい性格の持ち主。誘拐された柿沼直樹を救出する際は、犯人を確保する役を買って出る。勝気な性格の堀場久美子と仲がいい。

谷本 (たにもと)

菊池英治のクラスメートの男子中学生で、機械知識が豊富。酒井敦の体罰によってケガをしているため、廃工場の立てこもりには参加していない。しかし、菊池たちが発信するラジオの中継をしたり、教師や親の行動を盗聴する機械を調達したりするなど、廃工場の外からみんなをサポートしている。菊池たちとトランシーバーで交信するときは「ナンバー14」のコードネームを使っている。

立石 剛 (たていし つよし)

廃工場に立てこもった男子中学生で、1年2組に在籍している。父親が花火師なため、廃工場に仕掛ける花火を実家から盗んできた。火薬の扱いに長けており、柿沼直樹の身代金を奪う際、警官の目を欺くために爆発するアタッシュケースを作った。

中山 ひとみ (なかやま ひとみ)

菊池英治のクラスメートの女子中学生。実家は料亭「玉すだれ」を経営している。廃工場に立てこもった菊池たちを、堀場久美子や橋口純子といっしょに廃工場の外から積極的にサポートする。菊池たちとトランシーバーで交信するときは「ナンバー30」のコードネームを使っている。

堀場 久美子 (ほりば くみこ)

菊池英治のクラスメートの女子中学生。廃工場に立てこもった菊池たちを、中山ひとみや橋口純子といっしょに廃工場の外から積極的にサポートする。金儲けにしか興味のない父親を嫌っており、PTA会長である父親を盗聴することで教師や親たちの情報を得て、菊池たちに伝えていた。口が悪くアグレッシブな性格で、同じタイプの安永宏と仲がいい。

橋口 純子 (はしぐち じゅんこ)

菊池英治のクラスメートの女子中学生。廃工場に立てこもった菊池たちを、中山ひとみや堀場久美子といっしょに廃工場の外から積極的にサポートする。柿沼直樹誘拐事件ではメッセンジャーとして活躍した。菊池たちとトランシーバーで交信するときは「ナンバー33」のコードネームを使っている。

瀬川 卓蔵 (せがわ たくぞう)

菊池英治たちが立てこもった廃工場で出会った老齢の男性。年齢は75歳。自分のことを「大人のおちこぼれ」と認識しており、菊池たちの大人への反発に共感して協力を申し出る。菊池たちの仲間になると、廃工場の地下にある抜け道や実際の戦争に参加して生き残った経験などを伝える。

西脇 由布子 (にしわき ゆうこ)

菊池英治たちが通う中学校の養護教諭を務める女性。生徒たちのことを第一に考える優しい性格で、生徒からの人気も高い。廃工場に立てこもった菊池たちの健康を考えて、頻繁に差し入れをしている。

榎本 (えのもと)

菊池英治たちが通う中学校の校長を務める男性。物わかりのいい教育者を装っているが、実際は自分の保身を第一に考える自己中心的な性格をしている。市長やPTA会長など自分の利になる人物と癒着し、教頭や教師などの部下には責任転嫁して責め立てる。

酒井 敦 (さかい あつし)

菊池英治たちが通う中学校の教師を務める男性。多くの不良生徒を更生させたため、ほかの教師やPTAからは「頼れる熱血教師」と称されているが、実際は体罰で無理やり従わせているだけの暴力教師。谷本も体罰でケガをさせている。親やマスコミの前で廃工場に立てこもった菊池たちを説得しようとしたが、逆に教師としての資質がないことや体罰をしていたことが露呈する。同僚の西脇由布子に好意を寄せており、西脇が菊池たちに差し入れしていることを利用して、脅迫しながらプロポーズする。

田中 康弘 (たなか やすひろ)

柿沼直樹を誘拐した男性。生まじめで人を疑わない誠実な性格をしている。旧知の友がサラ金から借金する時の保証人となったが、友人が失踪したために借金をすべて背負うこととなって妻子に逃げられる。借金返済のために柿沼を誘拐して身代金を要求するが、菊池英治たちの作戦によって警察より先に菊池たちに捕えられる。

クレジット

原作

宗田 理

キャラクター原案

はしもと しん

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書誌情報

ぼくらの七日間戦争 全1巻 KADOKAWA/メディアファクトリー〈MFC〉 完結

第1巻

(2019年11月22日発行、 978-4040642291)

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