概要・あらすじ
奥手な少年結城リトは片想い相手の同級生西連寺春菜へ思いを告げようとするもなかなか叶わぬまま、宇宙人のお姫様・ララ・サタリン・デビルークが引き起こすエッチなハプニングの被害者となる日々を送っていた。
さらにララの妹、モモ・べリア・デビルークとナナ・アスタ・デビルークの双子姉妹まで地球へ押しかけ、リトの恋はますます前途多難になっていく。
登場人物・キャラクター
結城 リト (ゆうき りと)
彩南高校に通う高校一年の男子。恋愛には奥手で、ひそかに好意を寄せる春菜へなかなか思いを伝えきれない。自分を慕う宇宙人のプリンセス・ララの魅力に気づくたび、春菜への恋心との間で揺れている。 花の世話を好む。父親は漫画家。
モモ・べリア・デビルーク (ももべりあでびるーく)
ララの妹で、デビルーク星の第3王女。ナナとは双子の姉妹。表面的には柔和な物腰だが、頭の中では深い策謀をめぐらせて物事を勝手に楽しもうとする小悪魔気質の女の子。リトに関心を抱き、ちょっかいをかけてくる。 植物と会話することができ、様々な宇宙植物についての知識がある。
セリーヌ
元は結城家の庭で世話されていた宇宙産の巨大植物。その生態には不明な点が多く、あるとき幼女の姿に生まれ変わった。知能、行動ともに幼い子供そのもので、はしゃぎまわってララの発明品を起動させるなどトラブルのきっかけになることが多い。 植物だったころから手厚く自分の面倒を見てくれているリトと美柑には家族のように懐いている。
九条 凛 (くじょう りん)
彩南高校の女子生徒。沙姫のお供をしている世話役の剣道少女。生真面目な性格で、沙姫への無礼を働く者には容赦しない。
西連寺 春菜 (さいれんじ はるな)
彩南高校に通う女子高生。物腰は清楚で性格は温厚、容姿も整っている出来の良い女の子。リトが思いを寄せる相手であり、春菜のほうもひそかに彼へ好意を抱いているのだが双方とも奥手なためお互いの気持ちを知らずにいる。 ララの乱入で、つかず離れずの三角関係のような構図になっていく。
藤崎 綾 (ふじさき あや)
彩南高校の女子生徒。沙姫のお供をして、命令に忠実に従う文系少女。いつもかけている丸眼鏡を外すと美しい顔があらわになる。
レン
宇宙人。ララの幼なじみ。デビルーク人とは異なる種族で、くしゃみをするたび性別が人格ごと切り替わる体質。男の状態はレン、女の状態はルンと名乗る。レンはララに好意をもっておりリトを恋敵として邪剣にするが、反対にルンのほうはリトへ異性として興味を惹かれてララに張り合うようになる。 レンがララを追って彩南高校へ転入してきたことで騒動が起こる。
天条院 沙姫 (てんじょういん さき)
彩南高校の女子生徒。リトたちの1年上の先輩。大金持ちのお嬢様で、何事にも自分がトップでなくては気がすまない。校内の話題をさらったララに対抗しようとするが、うまく噛み合わず沙姫が勝手に騒いでいる形になる。 九条凛と藤崎綾をいつもお供につけて行動している。
沢田 未央 (さわだ みお)
彩南高校の生徒。リトたちのクラスメート。春菜、籾岡と親しく、3人で連れだって行動することが多い。籾岡の悪戯を面白がって、いっしょに他の女子への過剰なスキンシップに興じることがある。
金色の闇 (こんじきのやみ)
宇宙で最も危険とされる殺し屋。外見は長い金髪をなびかせたあどけない少女だが、髪や身体の各部を変形させて武器化し、強力無比な斬撃・打撃をくりだす戦闘能力を備えている。リト抹殺の依頼を請けて地球に降りてきたが、任務を遂行しきれぬまま彩南町に居着き、地球の人々と交流。 とくに美柑と仲良くなっていく。エッチなことが嫌い。
ナナ・アスタ・デビルーク (ななあすたでびるーく)
宇宙人。ララの妹で、デビルーク星の第2王女。モモとは双子の姉妹。強気で攻撃的な言動が目立つが、心根は純真で姉思いな女の子。動物と会話することができる。胸の発育が足りないのを気にしている。
お静 (おしず)
400年前に死んだ少女の幽霊。彩南高校の旧校舎に住んでいたが、リトたちと関わるようになってから行動範囲を大きく広げた。御門の家に住み込みで、診療所の助手として働いている。人工のボディを造ってもらい、村雨静という名義で現代の学校生活を経験していく。
ララ・サタリン・デビルーク (ららさたりんでびるーく)
宇宙人。銀河の王ギドの娘。デビルーク星第1王女。見合いから逃亡した折、地球で出会ったリトに恋をする。裏表のない言動で好意を示し、奥手なリトと春菜の関係に波乱を呼ぶ。 発明好きで、不思議な機械を作っては誤作動でトラブルを起こす。結城家に居候し、彩南高校に通学中。ナナとモモは妹。
御門 涼子 (みかど りょうこ)
保険医。リトたちの高校の保険室で生徒のケアをする女性教諭だが、正体は宇宙人であり、銀河中にドクター・ミカドとして名を知られる優秀な医師。地球で生活する宇宙人たちに、それぞれの種族に適した治療を施す裏の仕事をもっている。 幽霊少女のお静を自宅に住まわせ、診療の手伝いとして雇っている。
籾岡 里紗 (もみおか りさ)
彩南高校の生徒。リトたちのクラスメート。同年代に比べて大人びた色気をもつ少女。しょっちゅうリトをからかい、春菜やララの胸を揉むなど過剰なスキンシップを好む悪戯っぽい性格。春菜、沢田と親しく、3人で連れだって行動することが多い。
古手川 唯 (こてがわ ゆい)
リトたちのクラスメート。風紀委員をつとめており、校内の規律に関して徹底的な取り締まりをおこなっている。破廉恥な事柄へ過剰に反発する潔癖な性格で、破廉恥な事件の中心にいるリトをマークしていたが、その人柄を知るにつれてじょじょに心惹かれるようになる。
結城 美柑 (ゆうき みかん)
リトの妹。小学生。多忙で家を空けることが多い結城家の家事を一手にとりしきる少女。兄よりも精神的に成熟しており、何事にもはっきりと物を言う。リトへの態度は厳しいところがあるが、心の底では深く慕っている。 兄の関係する騒動が縁で知り合った金色の闇と仲良くなっていく。父親は漫画家。
場所
彩南町 (さいなんちょう)
リトたちが暮らす町。地球人にまぎれて多数の宇宙人が来訪している。御門涼子のように、正体を隠して地球人としての身分を使って生活している者もいる。
デビルーク星
『To LOVEる -とらぶる-』に登場する惑星。およびその国家。銀河系最強の力をもつ王ギドを戴き、宇宙を統率している。ララの出身地。きわめて高度な文明を誇り、デビルークの基準からすると地球はまだ発展途上の未熟な星とみなされている。
クレジット
原作
To LOVEる-とらぶる- (とらぶる)
男子高校生の結城梨斗を中心に、彼に想いを寄せるクラスメイトの女子高生、西連寺春菜と、とある星の王女でトラブルメーカーなララ・サタリン・デビルークが織りなすドタバタラブコメディ。矢吹健太朗の漫画であるが... 関連ページ:To LOVEる-とらぶる-