概要・あらすじ
芸能事務所「765プロダクション」は、今をときめくアイドル天海春香や星井美希を擁する一大勢力であり、プロデューサーとして優れた手腕を振るう社長・高木順一朗のもと、破竹の勢いで急成長していた。しかしある日、順一朗が仕事中に倒れ入院してしまう。そこで順一朗は自身が復帰するまでの臨時社長として孫の高木裕太郎を指名する。
弱冠16歳の少年が売り出し中の芸能事務所の社長に就任するとあって、社内は大混乱をきたす。結果、仕事が激減したうえに多額の借金まで発覚し、「765プロダクション」は雑居ビルの一角に事務所を移すことを余儀なくされてしまう。そんな環境の中、裕太郎とアイドルたちは事務所の裏手にあるアパートで共同生活しつつ、仕事をこなしていく。
登場人物・キャラクター
高木 裕太郎 (たかぎ ゆうたろう)
芸能事務所「765プロダクション」の社長を務める高木順一朗の孫で、高校1年生の男子。アイドルとは縁のない普通の学生生活を送っていたが、順一朗が入院してしまったため、彼に代わって急遽「765プロダクション」の社長とプロデューサーを兼任することになる。芸能活動については素人であり、芸能界のルールや仕事の仕方を知らないためいくつものミスを犯し、当初はアイドルたちからも頼りない存在と思われていた。 しかし、誠実な性格で仕事に対しては実直に取り組んでおり、次第にアイドルたちからも信頼されるようになっていく。鉱石磨きという渋い趣味を持っている。
天海 春香 (あまみ はるか)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は16歳。アイドルユニット「765WINGS」のメンバーの1人。高木裕太郎が急に「765プロダクション」のプロデューサーになったことで、仕事が激減してしまっても悲観的にならない、明るく前向きな女の子。少しドジなところがあり、なにもないところでもよく転ぶ。
如月 千早 (きさらぎ ちはや)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は15歳。アイドルユニット「765WINGS」のメンバーの1人。若くして天才シンガーと呼ばれるほどの歌唱力の持ち主で、歌に対する想いは並々ならぬものがある。当初は高木裕太郎をなにも分かっていない素人として接していたが、仕事にかける情熱が同じであることを知ってからはプロデューサーとして認めている。
萩原 雪歩 (はぎわら ゆきほ)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は16歳。アイドルユニット「765WINGS」のメンバーの1人。清楚で可憐な見た目と同じくとても気弱で、男性が苦手。そんな自分を変えるべく、あえてアイドルになった。高木裕太郎とは、男性であることもあって、始めの内は普通に話すこともままならなかった。 しかし、仕事を通して徐々に普通に話せるようになっていく。
水瀬 伊織 (みなせ いおり)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は14歳。アイドルユニット「765WINGS」のメンバーの1人。小悪魔系アイドルとして売り出している。高木裕太郎にも強めの態度で接するが、本当は優しくて他人想いな普通の女の子。芸能界についてド素人の裕太郎に対して最初はあまり快く思っていなかったが、裕太郎の誠実な仕事ぶりを目の当たりにしてからは、その考えも変わっていく。
星井 美希 (ほしい みき)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は14歳。アイドルユニット「765WINGS」のメンバーの1人。抜群のプロポーションと天才的な才能で売り出し中のスーパーアイドル。飛び抜けた才能を持っている一方で仕事にはあまりやる気がない。「765プロダクション」の一員として活動していたが、突然ライバル事務所である961プロダクションに移籍し、「プロジェクトフェアリー」のメンバーとしてデビューする。
高槻 やよい (たかつき やよい)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は13歳。アイドルユニット「765WINGS」のメンバーの1人。素直で元気いっぱいの家族想いな女の子。家庭の経済的な事情を解決するためにアイドルになった。芸能界に関してド素人である高木裕太郎が急遽社長兼プロデューサーになり、今後の活動を不安視していた仲間たちの中で、1人だけ特に変わらず前向きに活動するなど、物事に動じないところがある。
秋月 律子 (あきづき りつこ)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は18歳。高木順一朗が前から準備していた隠し玉アイドルの1人で、星井美希が離脱した後に「765プロダクション」に加入した。もともとはマネージャー志望だったが、面接の時に順一朗が「ピーンと来た!」ということでアイドルとして活動することになった。 かつて高木裕太郎と面識がなかった頃、美希が離脱したことで仕事に身が入らなくなっていた裕太郎に、活を入れたことがある。
三浦 あずさ (みうら あずさ)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は20歳。高木順一朗が前から準備していた隠し玉アイドルの1人で、星井美希が離脱した後に「765プロダクション」に加入した。とてもおっとりしていていつもマイペースな性格。天然キャラではあるが、「765プロダクション」のアイドルの中では年長であることから、前のめりになりがちな高木裕太郎や他のアイドルたちををよく見ている。
菊地 真 (きくち まこと)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は16歳。高木順一朗が前から準備していた隠し玉アイドルの1人で、星井美希が離脱した後に「765プロダクション」に加入した。初対面の高木裕太郎や萩原雪歩が男の子と見間違えるほどの、中性的なルックスの持ち主。しかし見た目とは裏腹に中身は普通の女の子。 運動がとても得意で、ダンスは「765プロダクション」の中でも屈指の実力を誇る。
双海 亜美 (ふたみ あみ)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は12歳。高木順一朗が前から準備していた隠し玉アイドルの1人で、星井美希が離脱した後に「765プロダクション」に加入した。双海真美は双子の姉。「765プロダクション」の中でも最年少で、イタズラが大好き。真美とはイタズラをするのもアイドル活動もいつも一緒に行動している。
双海 真美 (ふたみ まみ)
芸能事務所「765プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は12歳。高木順一朗が前から準備していた隠し玉アイドルの1人で、星井美希が離脱した後に「765プロダクション」に加入した。双海亜美は双子の妹。「765プロダクション」の中でも最年少で、イタズラが大好き。亜美とはイタズラをするのもアイドル活動もいつも一緒に行動している。
我那覇 響 (がなは ひびき)
芸能事務所「961プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は15歳。「プロジェクトフェアリー」の一員としてデビューした。沖縄県出身で、時々方言が出てしまう。明るく元気いっぱいな女の子だが、時折ホームシックにかかることもある。ダンスセンスは抜群で、芸能事務所「765プロダクション」で屈指のダンス力を誇る菊地真と並んで踊っても引けを取らない。 黒井崇男から嘘の情報を吹き込まれて「765プロダクション」を敵視していたが、高木裕太郎や「765プロダクション」のアイドルと関わっていく内にそういった気持も薄れていく。のちに黒井から「プロジェクトフェアリー」の脱退を言い渡され、以降は「765プロダクション」の一員となる。
四条 貴音 (しじょう たかね)
芸能事務所「961プロダクション」に所属する女性アイドル。年齢は17歳。「プロジェクトフェアリー」の一員としてデビューした。常に冷静で、詳細なプロフィールが公開されていないなどミステリアスな雰囲気がある。黒井崇男の命令には忠実に従い仕事をこなしていたが、黒井が芸能事務所「765プロダクション」を不当な手段で陥れようとしている話を偶然聞いてしまってからは、高木裕太郎に黒井の動向を密かに伝えるなど「765プロダクション」に手を貸すようになる。
高木 順一朗 (たかぎ じゅんいちろう)
芸能事務所「765プロダクション」の社長で、高木裕太郎の祖父。普段は孫想いでユーモアのある好々爺だが、幾人ものアイドルを世に送り出してきた敏腕プロデューサーでアイドルからの信頼も厚い。「765プロダクション」の仕事が増えてきて、これからという時に仕事中に意識不明となって倒れてしまう。臨時社長兼プロデューサーとして裕太郎を指名し、電話などで裕太郎のプロデューサー活動をサポートする。
音無 小鳥
芸能事務所「765プロダクション」の事務員。プロデューサーとしての経験の浅い高木裕太郎をしっかりとサポートする頼れるお姉さん。スケジュール管理や衣装準備など、裏方業務は彼女が一手に担っている。裕太郎と「765プロダクション」のアイドルが共同生活をするようになってからは経費削減のため、毎日の食事作りも担当している。
黒井 崇男 (くろい たかお)
芸能事務所「961プロダクション」の老年の男性社長。高木順一朗とは昔からの知り合いで、過去に因縁があったことから、さまざまな手段を使って「765プロダクション」の仕事を邪魔しようとする。我那覇響や四条貴音に嘘の情報を吹き込み信じ込ませるなど、目的のためなら手段は選ばない。また、所属するアイドルを駒として使い捨てることもいとわない非情な性格をしている。
場所
765プロダクション (なむこぷろだくしょん)
高木順一朗が社長を務める芸能事務所。天海春香や星井美希など売り出し中のアイドルを抱える大手事務所だったが、順一朗が倒れて高木裕太郎が臨時社長になってからは仕事が激減してしまい、弱小事務所に転落してしまう。
961プロダクション (くろいぷろだくしょん)
黒井崇男が社長を務める芸能事務所。我那覇響と四条貴音、星井美希からなるユニット「プロジェクトフェアリー」の結成の際には、豪華なホテルを使ってド派手な緊急記者会見を行うなど、財力にも恵まれた大手事務所。
クレジット
- 原作
-
バンダイナムコゲームス
- SHARE
-
-
- EC
-
