概要・あらすじ
遥かな昔、アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの国コスモラリア帝国は、突如宇宙から侵入した機械軍団によって人々が支配されてしまった。国王アストラルタ三世も又マシンに支配され、王妃リリアと息子である王子ジムサは王宮を脱出。
登場人物・キャラクター
アフル
アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの国コスモラリア帝国の王女。出生時、コスモラリア帝国の価値観では不吉な双子であったために、乳母のタラマによって首都アランシャンの王宮から連れ出され、剣士バルガに託された。 その後盗賊の元で育ち、男装する。双子の兄妹であるジムサと精神がリンクしている。サイコパワーと呼ばれる、精神力を光線化する技を使う。
ジムサ
アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの国コスモラリア帝国の王子。宇宙から侵略してきた機械軍団に支配された首都アランシャンの王宮を母リリアと共に脱出し、密かに成長した。 誕生時に生き別れた双子の兄妹アフルとは精神感応で繋がり、精神や肉体の変化を自身の体に転化する能力がある。機械軍団に滅ぼされた惑星ミュラトの血を引き、ミュラト人の子孫達から太陽王と呼ばれる。 ミュラト人の子孫達から成る機械軍団へのレジスタンスの指導者となった。サイコパワーと呼ばれる、精神力を光線化する技を使う。
イル
アンドロメダ星雲各星域を機械化する機械軍団に滅ぼされた惑星ロドリアンの生き残りである女性。サイボーグであり、機械軍団とも互角に戦う能力がある。故郷の復讐のためにアストゥリアスを侵略する機械軍団と戦う。 性別や容貌も変えられる能力があり、占い師に身をやつして、アフルの成長を見守っていた。
レジスタンス
『アンドロメダストーリーズ』に登場する組織。アンドロメダ星雲各星域を機械化する機械軍団に滅ぼされた惑星ミュラトの生き残りが、逃げ延びた惑星アストゥリアスで組織した抵抗勢力。実質的なリーダーはミュラト人のクフだが、太陽王と呼ばれる、大国コスモラリア帝国の王子ジムサがリーダーとして推戴された。 アストゥリアス各地に基地がある。
タラマ
アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの国アヨドーヤ王国の王女リリアの乳母。コスモラリア帝国の価値観では不吉な双子をリリアが産んだため、生まれたばかりの王女アフルを王宮の剣士バルガに託した。
ミラン
アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの国アヨドーヤ王国の王子であり、王女リリアの兄。子供を生んだ妹をコスモラリア帝国の首都アランシャンの王宮に訪ねて来るが、宇宙から侵略してきた機械軍団に支配された異変を察知。 妹と生まれた子供であるジムサを連れて、祖国へ脱出を図るが機械軍団に捕えられる。
アヨドーヤ王国 (あよどーやおうこく)
『アンドロメダストーリーズ』に登場する国。アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスに幾つか存在する国の一つ。王女リリアは大国コスモラリア帝国の王アストラルタ三世に嫁いだ。
イタカ
アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの国コスモラリア帝国の王。友好国の王女リリアを王妃に迎えるが、間も無くアストゥリアス に侵入してきた機械軍団に同化、支配された。
リリア
アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの国アヨドーヤ王国の王女。友好国の王アストラルタ三世に嫁ぐが、間も無く王宮は宇宙から侵略してきた機械軍団に支配された。その後コスモラリア帝国の価値観では不吉な双子を産み、王子ジムサを我が子として育て、乳母のタラマに連れ出された王女アフルの存在は知らずにいた。
機械軍団 (きかいぐんだん)
『アンドロメダストーリーズ』に登場する集団。高度な人工知能隊マザーマシンが自己増殖と周囲の機械や生物との同化を繰り返して発生した。アンドロメダ星雲の各星域を侵略し、機械化する。同化した人間の肉体を保管し、精神を分離してコントロールしていた。 惑星アストゥリアスを侵略し、人々を機械化した。
コスモラリア帝国 (こすもらりあていこく)
『アンドロメダストーリーズ』に登場する国。アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの大国。宇宙から侵略してきた機械軍団に制圧され、国王のアストラルタ三世以下王臣や兵士も機械に同化された。 国土も機械化されていく。
ベス
一万年前に惑星アストゥリアスにやってきた惑星グローブの作業用ロボット。六角形のボディと二本の足を持つ。故障して機能が停止していた仲間のアークを修理してもらうべく、ジムサに接触した。
バルガ
アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの国コスモラリア帝国の首都アランシャンの王宮に仕える剣士。勇猛で快活な男であり、アンドロメダ星雲各星域を機械化する機械軍団に滅ぼされた惑星から来たミュラト人の子孫。 王妃リリアの乳母タラマから生まれたばかりの王女アフルを託され、王宮を脱出。後にアストゥリアスを征服しようとする機械軍団と戦うレジスタンスの一員となった。
クフ
アンドロメダ星雲各星域を機械化する機械軍団に滅ぼされた惑星ミュラトの生き残りであり、周囲から老師と呼ばれる。アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスを侵略する機械軍団に対抗して、ミュラト人の子孫を糾合したレジスタンスを組織する。 ジムサをレジスタンスを率いるリーダー太陽王として迎え入れる。
アーク
一万年前に惑星アストゥリアスにやってきた惑星グローブのアンドロイド。故障して機能が停止していたところをジムサに修理され、再起動する。それ以後ジムサを主人として仕える。
場所
アストゥリアス
『アンドロメダストーリーズ』に登場する惑星。アンドロメダ星雲の片隅にある星。ジムサやアフルの祖国であるコスモラリア帝国や、その母リリアの祖国アヨドーヤ王国などがある。宇宙から侵略してきた機械軍団に制圧されていく。
グローブ
『アンドロメダストーリーズ』に登場する惑星。アンドロメダ星雲を遥かに離れた銀河系の太陽系にある第五惑星。ベスとアークの故郷である。
アランシャン
『アンドロメダストーリーズ』に登場する街。アンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスの大国コスモラリア帝国の首都。宇宙から侵入してきた機械軍団によって機械化された。市中にある王宮には機械軍団を支配する中枢メカマザーマシンがいる。
その他キーワード
サイコパワー
『アンドロメダストーリーズ』に登場する技。ジムサとアフルが持つ、精神力を光線化する能力。単独では岩を砕く程度だが、二人がシンクロすると山を消滅させるほどの威力がある。
ミュラトの植民船 (みゅらとのしょくみんせん)
『アンドロメダストーリーズ』に登場する乗り物。小惑星クラスの巨大な宇宙船。マザーマシンの反乱で滅びた惑星ミュラトの生き残りが、惑星アストゥリアスへとやってきた。周回軌道で小惑星にカモフラージュされている。
母艦 (ぼかん)
『アンドロメダストーリーズ』に登場する乗り物。銀河系の惑星グローブからロボットのベスとアークが、一万年前にアンドロメダ星雲の惑星アストゥリアスへと乗ってきた宇宙船。楕円形の前部船体と細長い後部船体から成る。 着陸の際に故障し、地下に隠されていた。
マザーマシン
『アンドロメダストーリーズ』に登場するメカ。機械軍団の中枢である人工知能体。理想の楽園を建設するために惑星ミュラトの科学者だったクフが造り出した。楽園建設に反対するものを抹殺するプログラムが組み込まれている。 自己増殖と接触した機械や生物への同化を繰り返し、機械軍団を生み出した。惑星から惑星へと移動しながら、宇宙の機械化を進めている。
クレジット
原作
アンドロメダ・ストーリーズ (あんどろめだ すとーりーず)
惑星アストゥリアスに侵略を始めた機械とジムサを中心とした人間との戦いを描く。原作、光瀬龍。 関連ページ:アンドロメダ・ストーリーズ