アンナさんのおまめ

アンナさんのおまめ

桃山リリはブスだが、自分を美人だと信じ込んでいる超勘違い女。そんなリリが、親友で美女の西園寺アンナと、アンナの彼氏の坂上恭太郎を巻き込んで繰り広げるパワフルラブコメディ。

正式名称
アンナさんのおまめ
ふりがな
あんなさんのおまめ
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

サカナ顔のブスなのに、自分を美人だと思っている桃山リリは、親友の西園寺アンナに彼氏の坂上恭太郎を紹介されるが、恭太郎に好意を持たれたと勘違いし、勝手に恋と友情の板挟みになってしまう。しかし、1つしかないおかずをさりげなく自分にくれる優しいアンナを裏切ることができず、リリは自ら恭太郎を振ってしまう。心当たりもなくいきなりブスなリリに振られて怒り狂う恭太郎だったが、徐々にリリのペースに巻き込まれていく。

登場人物・キャラクター

桃山 リリ (ももやま りり)

女優かモデルになろうと上京した19歳の女の子。高校時代からの親友の西園寺アンナと同居生活をしながら、色々なアルバイトをしている。自分のことを超絶美人だと思っているが、実際は目が離れ、鼻の穴が大きく口も大きいサカナ顔。美人のアンナと一緒にいるため、アンナ目当ての男にしょっちゅうナンパされるが、すべて自分が美人すぎるせいだと勘違いしている。 アンナの恋人の坂上恭太郎が自分に気があると思い込み、勝手に友情と恋の板挟みになっている。図々しく自己中心的な性格だが、素直で純情で憎めないタイプでもある。

西園寺 アンナ (さいおんじ あんな)

ひときわ目立つ美人の19歳の女子大生。優しく常識的な性格だが、高校時代は女子生徒たちから美人を鼻にかけていると嫌われ、無視されていた。そんな中、自分の方が美人だと思っていた桃山リリだけが普通に接してくれたので、親友となった。リリの奔放さに呆れつつも、正直で飾らないリリの性格に何度も救われている。彼氏は同じ大学の先輩だった坂上恭太郎。

坂上 恭太郎 (さかがみ きょうたろう)

西園寺アンナと同じ大学の先輩。春から出版社に就職したばかりの男性。明るい色の髪を立てた髪型をしている。さっぱりとしたハンサムで、アンナの恋人ながら、桃山リリには気があると誤解されている。リリを「サカナ」と呼んでいるが、徐々にリリを家族のような気持ちで接するようになり、放っておけなくなっている。

(はざま)

坂上恭太郎の友達で、学生時代のあだ名は「ホスト」。どんなブスのエスコートも完璧にこなすため、恭太郎と西園寺アンナのキャンプ旅行に無理やりついて来た桃山リリを牽制するために、キャンプに同行した。眼鏡をかけた地味な雰囲気の持ち主だが、そこそこイケメン。歯の浮くようなセリフを、常時リリに言い続けた結果、リリに好意を持たれる。 図々しい性格のリリには、勝手に「間っチ」と呼ばれている。

森永 (もりなが)

桃山リリと西園寺アンナと同じ高校に通っていた男性。野球部所属のイケメンで、卒業式の日にアンナに告白した。当時リリは森永が自分に気があると思っていたが、坊主頭だったため森永本人は被害を受けていない。帰省するアンナを空港で待ち伏せ、アンナにもう一度想いを伝えようとする。ところが、髪が伸びていたためリリの恋愛対象になってしまい、リリに連れ去られる。

月灯 ほのか (つきあかり ほのか)

西園寺アンナと同じ大学に通う女子学生。ブスで地味な眼鏡デブなため、かなり卑屈な性格。美人のアンナを奉り、憧れの先輩である坂上恭太郎を眺めるだけの生活を送っていた。しかし桃山リリが自分と同じブスであるのにもかかわらず、図々しく恭太郎に接しているのを見て、ショックを受ける。リリの付き添いで入ったオーディションで、ブスキャラとして「腐った光浦」のあだ名を付けられて芸能界デビューする。

漁火 光 (いさりび ひかる)

月灯ほのかと同じ合コンに参加した男性。太った体型で、地味な七三分けの冴えない男性だが、ほのかと恋人関係になる。ほのかの友達である桃山リリに気を遣った結果、リリに好きだと勘違いされる。ほのかを「ほのリン」と呼んでいる。

坂上恭太郎の母 (さかがみきょうたろうのはは)

坂上恭太郎の母親。恭太郎が実家に彼女を連れて来るということで、料理をして楽しみに待っていた。ところへ、西園寺アンナとともに桃山リリがやって来て混乱する。田舎の和式トイレや台所をバカにされ、完全に腹を立てた母親は、夏祭りでリリと盆踊り対決をすることになる。

歯科医 (しかい)

桃山リリが受付のアルバイトをしている「アル歯科クリニック」の歯科医。リリに気があり、焼き肉デートなどに誘う。実際は妻子持ちで、リリを愛人にしようと考えていた。

小久津 王子 (おくつ おうじ)

誰もが振り向くような美男子の17歳の男子高校生。桃山リリの働くファミレスの新人アルバイト。リリに一目ぼれされるが、小久津王子本人は、リリを訪ねて店に来た西園寺アンナに一目惚れする。最初はアンナに近づくために、リリと坂上恭太郎、アンナとのダブルデートに参加する。リリが恭太郎に一途な気持ちに心を打たれ、自ら「僕でもいいですか」とリリに告白した。

桃山リリの家族 (ももやまりりのかぞく)

桃山リリの家族。父親、母親の他にリリの姉が2人いる。父親は口ひげを生やした派手な顔立ち、母親は優しげな美人。2人の姉はリリの4歳上の桃山ナナ、2歳上の桃山ララ。子供の頃から人形のように美しい姉妹と言われていた。そんな中で、1人だけ不細工に生まれたリリを家族中が気遣い、蝶よ花よと育てたために、リリが図々しい性格に育ってしまう。 坂上恭太郎が実家を訪れた際には、リリと結婚させようと、家族で恭太郎を家に閉じ込めたりした。

リナ

坂上恭太郎が溺愛するマルチーズ。顔が桃山リリに似ている。売れ残っていたペットショップで、犬好きの恭太郎に1500円で買われた。恭太郎がその存在を隠していたため、最初はリリと西園寺アンナに浮気相手だと誤解された。

相馬 (そうま)

坂上恭太郎と同じマンションの隣の部屋に住む、落ち着いた美人。西園寺アンナや桃山リリに隠れて恭太郎と会っていたため、恭太郎との浮気を疑われた。実際はマルチーズを飼っていて、その繋がりで恭太郎と親しくなっただけの人妻だった。リリやアンナからは「年増女」と呼ばれている。

宝部 サヤカ (たからべ さやか)

桃山リリと西園寺アンナの隣の部屋に引っ越して来た女の子。アンナには劣るが、なかなかの美人。性格や行動はリリにそっくりで、自分が超美人だと思っており、かなり図々しい性格。自分より美人のアンナに敵愾心を抱き、坂上恭太郎がまったく自分に見向きもしないことにも腹を立てる。ベランダで魚を焼いて、リリとアンナの洗濯物を臭くするなどの地味な嫌がらせを始める。 自分のことを「サーヤ」と呼び、他の人にもサーヤと呼ばせようとしている。

磯田 (いそだ)

西園寺アンナのアルバイト先の上司の男性。優しく明るい性格のサラリーマンで、毎日誰よりも真面目に働いている。顔は桃山リリとそっくりのサカナ顔。アンナからはそのサカナ顔と性格から、好意を持たれている。

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