猫田のことが気になって仕方ない。

1人の男子の顔が何故か猫に見えてしまうという女子小学生の周未希子が、徐々にその男子に惹かれていくさまを描いたラブコメディ。相手の男子が、未希子視点に準拠して終始猫の顔で描かれているのが大きな特徴となっている。「りぼん」2013年5月号から2016年12月号にかけて連載された作品。

正式名称
猫田のことが気になって仕方ない。
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
りぼんマスコットコミックス(集英社)
巻数
全10巻
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あらすじ

女子小学生の周未希子は、親の都合で幾度となく転校を繰り返しており、それが理由で、自然と人間関係に深入りしないドライな性格になっていた。しかし、小学校卒業まで在籍することになった今回の転校先には、猫田要という猫の顔に見える男子がいて、未希子はどうしても要のことだけは気になって仕方がない。未希子はなぜ自分にだけ要の顔が猫に見えるのかという謎を解き明かすため、今回の学校では、要を中心にクラスメイトたちと積極的に関わっていくことを決意するのだった。

単行本の装丁

カバーの表紙と裏表紙の折り返し部分には、作中のキャラクターの「もしも」を描いた「もしもシリーズ」が掲載されている。その内容には、「もしも性別が違っていたら」「もしも髪型が違っていたら」「もしも高校生だったら」などがある。

メディアミックス

TVアニメ

2015年、「りぼんフェスタ2015」にて『猫田のことが気になって仕方ない。』のアニメが上映され、その後テレビ東京系列の「おはスタ」内で2015年4月7日から4月28日まで放送された。主なキャストは周未希子役を小松未可子、猫田要役を下野紘、乾春菜役を村川梨衣が務めている。

登場人物・キャラクター

周 未希子 (あまね みきこ)

小学6年生の女子。通称「みっきー」。転校を繰り返しているので、学校の人間関係には深入りしないようにしていた。しかし、新たに転校した小学校には猫の顔に見える猫田要がいたため、彼のことが気になって仕方なく、比較的クラスメイトとも交流を持つようになる。肝が据わった姉御肌なところがあり、また思ったことはズバズバと口にしてしまう。 運動神経も良く、特に体育ではドッジボールを好むなど活動的。好物は梅干しで得意科目は体育と図工。小学校卒業後は近くの公立中学に進学し、家庭科部に所属するようになる。

猫田 要 (ねこた かなめ)

小学6年生の男子で、周未希子のクラスメイト。女子たちからは、学校で一番のイケメンと評されている。基本的にクールな性格だが、人を気遣うことができる優しい一面もあり、面倒見も良い。クラスでの発言力も強く、一言でクラス全体をまとめあげるリーダーシップも併せ持つ。しかし、未希子にはなぜかその顔が猫に見えている。好物は甘い物全般で得意科目は全科目。 運動神経も良い。小学校卒業後は近くの公立中学に進学し、家庭科部に所属するようになる。

乾 春菜 (いぬい はるな)

小学6年生の女子で、周未希子のクラスメイト。クラスの中では女子のリーダー的存在で、転校して来た未希子にも一番最初に話しかけた。クラスの中心でなければ気が済まないタイプで、転校生としてやって来て目立った行動を取る未希子のことを当初敵対視していたが、徐々に未希子のことを認めるようになっていく。性格は高飛車でワガママ。 それでも猫田要や未希子からは、自分の欲望通りに物事をハッキリと言う姿勢は評価されている。要に自分の性格を褒められたことから、要に対して好意を抱くようになる。得意科目は国語と家庭科で、体育はかなり苦手。好物はスイーツ全般。小学校卒業後は、お嬢様校として知られる私立中学校に進学する。

大塚 壮登 (おおつか まさと)

小学6年生の男子で、周未希子のクラスメイト。通称「マチャコ」。未希子のハッキリとした物言いや堂々とした態度に惚れ込み、「弟子第1号」を自称している。未希子に対してはリスペクトを通り越してはっきりとした好意を抱いているが、自分では未希子と釣り合わないと悲観している。得意科目は国語と社会で、運動は苦手。好物は寿司とフライドポテト。 小学校卒業後は近くの公立中学に進学し、将棋部に所属するようになる。

北原 裕介 (きたはら ゆうすけ)

小学6年生の男子で、周未希子のクラスメイト。通称「ゆっけ」。未希子のハッキリとした物言いや堂々とした態度に惚れ込み「弟子第2号」を自称している。運動は得意で顔もそこそこ良いため、女子からの人気も密かに高い。乾春菜とは家が近い幼なじみ同士で、彼女に対して恋愛感情を抱いている。得意科目は算数と体育。好物は焼肉。 小学校卒業後は近くの公立中学に進学し、野球部に所属するようになる。

けーこ

小学6年生の女子で、周未希子のクラスメイト。菜穂とは仲が良く、2人組を作る際にはペアになることが多い。最初はワガママで自分勝手な乾春菜のことを苦手に思って気を使っていたところがあったが、次第に苦手意識を薄れさせ、普通に付き合えるようになっていく。

菜穂 (なほ)

小学6年生の女子で、周未希子のクラスメイト。けーことは仲が良く、2人組を作る際にはペアになることが多い。クラスの男子の中では猫田要がいいと考えているが、北原裕介のことも気に入っており、「いいセンいっている」と評価している。

葛西 祐一 (かさい ゆういち)

小学6年生の男子で、周未希子とは別の6年2組に所属している。男子と接する時は普通だが、「男女の友情は成立しない」という考えの持ち主で、女子と接する時は冷たく威張るような態度を取るところがあり、クラスの女子からは恐がられている。学芸会では『走れメロス』のメロス役を演じる予定だったが、途中で足を怪我したことによりその役を未希子に譲った。 自分の役を未希子が代わってくれたことや、劇中でも使われた男女の友情を伝える台詞を未希子に言われたことをきっかけに、女子に対しての見方も変え、態度も軟化していくようになる。小学校卒業後は、近くの公立中学に進学する。

笹井 なつみ (ささい なつみ)

小学6年生の女子で、周未希子とは別の6年3組に所属する「3組女子ズ」の1人。入江隼人のことが好きで、運動会のリレーに出場させないように未希子を体育倉庫に閉じ込めるなど嫌がらせをしていた。しかし、未希子と関わるうちに自分を気遣ってくれる優しい一面などに触れ和解し、以降の関係は良好なものとなる。運動神経は悪く、体育は苦手。 小学校卒業後は、近くの公立中学に進学する。

入江 隼人 (いりえ はやと)

小学6年生の男子で、周未希子とは別の6年3組に所属している。その王子様のようなルックスと誰にでも優しい性格から、女子たちに「王子」と呼ばれ親しまれている。だが、女子からの告白はすべて断っており、不誠実なただの女好きではないかとの噂も流れている。自分のカッコ良さを自覚しており、転校生の未希子にもアプローチを掛けたが、「猫田にしか興味がない」とあっさり振られている。 このことがきっかけで俄然未希子に興味を持ち、なんとしても自分に振り向かせようと奔走している。得意科目は美術と体育。小学校卒業後は、私立中学に進学する。

堀内 (ほりうち)

周未希子の小学校のクラス担任を務める男性教師。自分のクラスは「結構うるさい」と評している。学級委員を決める時には誰も立候補せずに、都合の良い時だけ静かになる生徒たちに手を焼いている。感情豊かで、生徒が言うことを聞かなかったりすると、泣いたりすることもある。

体育の先生 (たいいくのせんせい)

周未希子の小学校で体育を受け持つ女性教師。一見すると真面目に生徒の指導にあたる教師だが、実は入江隼人に滅法弱く、隼人の虜となっている1人。そのため、隼人の意見はすんなり受け入れる傾向にある。

三好 華子 (みよし はなこ)

周未希子の小学校で保健室の教師を務める女性。運動会で活躍した未希子のことを「運動会のヒーロー」と絶賛しており、未希子の運動能力を高く評価している。34歳だが若々しく見えることから、一部の男子生徒からは人気がある。

周 未沙子 (あまね みさこ)

周未希子の母親。未希子との関係は良好で、よく学校のことを話すなど仲が良く、未希子の学校事情はある程度把握している。友人関係にドライな未希子をずっと心配していたため、未希子が猫田要や乾春菜を友達として連れて来た時はかなり喜んでいた。

猫田要の父 (ねこたかなめのちち)

猫田要と猫田輪の父親。仕事で忙しいため帰宅時間が遅くなることが多く、幼い輪の食事の世話などはすべて要に任せている。それでも早く仕事を切り上げた時には、必ず家で要と輪と過ごす時間を取るなど、2人の子供のことは大切にしている。

猫田要の母 (ねこたかなめのはは)

猫田要と猫田輪の母親。要が小さい時はよく一緒に公園に行っており、要の遊び相手も務めていた。しかし、2人目の子供である輪を産んでから間もなく死亡している。周囲からは「若いのに可哀想」とその早すぎる死を哀れまれていた。

猫田 輪 (ねこた めぐる)

猫田要の5歳の妹。兄の要のことがとにかく好きで、普段からベッタリくっついている。ヤンチャな性格でよく他の男の子と喧嘩しては生傷を増やしている。自分以外の女子が要と関わることを嫌っており、最初は周未希子を見ただけで嫉妬して嫌っていた。しかし、要を介して未希子と遊んでいる内に、未希子が自分から兄を取りあげるような人物ではないと理解。 未希子のことを友達と認め、良好な関係を築くこととなった。

葛西祐一の姉 (かさいゆういちのあね)

葛西祐一の姉。祐一がまだ生まれていない時は弟想いで「私がお腹の中の赤ちゃんを守る」と言っていたが、現在はささいなことで姉弟喧嘩が絶えないようになっている。楽しみはバイトの給料日に買ったお菓子を食べること。

乾 夏帆 (いぬい かほ)

乾春菜の3歳上の姉。北原裕介の兄とは同級生で、北原裕介のことも「ゆっけ」と呼ぶなど仲がいい。さばさばした性格で、笑顔を絶やさない元気な女性。彼氏がいるが、時々喧嘩をしている。

北原裕介の兄 (きたはらゆうすけのあに)

北原裕介の兄。乾夏帆と同級生で、裕介が乾春菜に好意を持っていることも知っており、春菜と裕介の関係をからかったりちゃかしたりするなどしている。そのため、「ほどほどにしておきなさい」と母親に怒られることもある。

松崎 千砂 (まつざき ちさ)

中学1年生の女子で、中学に進学した周未希子のクラスメイト。父親が浮気をしたうえに借金を残して出て行っており、「男はしょーもなくて自分勝手」という偏見を持っている。そのため、男子への対応が厳しい。未希子以外で唯一、猫田要の顔が猫に見える人物で、当初は要のことを気にしていたが、徐々に恋愛感情を抱くようになっていく。 部活は家庭科部に所属している。

花岡 (はなおか)

周未希子の進学した中学校で、家庭科部の部長を務める女子。普段は物腰が柔らかく優しい先輩だが、お菓子などを作る際は人格が変わり、どす黒いオーラを身にまとって調理過程をぶつぶつと呟きながら不気味に調理をするようになる。また、未希子と猫田要の関係を気にするなど人の恋愛事には興味津々。

佐藤 まゆみ (さとう まゆみ)

中学1年生の女子。中学に進学した周未希子とは同じ学校だがクラスは異なる。クラスにはもう1人「佐藤」姓の生徒がいるため、クラスメイトからは下の名前で呼ばれることが多い。北原裕介とは自他ともに認めるほどに仲が良かったが、文化祭終わりに告白したところ断られてしまう。

集団・組織

3組女子ズ (さんくみじょしず)

周未希子の小学校の6年3組に所属する、笹井なつみをはじめとした女子3人組。全員が同じクラスの入江隼人に好意を抱いており、隼人を好きな女子の中でも熱狂的な部類に入る。隼人のためであれば無茶も辞さず、運動会の時には隼人を勝たせるために、選抜リレー走者の未希子を体育倉庫に閉じ込めることなどもあった。当初は未希子に対して明確な敵意を持っていたが、最終的には和解し友好的な関係を築く。

場所

大宇田神社 (おおうたじんじゃ)

周未希子の小学校の裏にある神社。毎年、年越しの際には出店も出ており多くの初もうで客でにぎわう場所となっている。学校の近所ということもあり、その時期だけは夜に子供だけで出かけてもいいという暗黙の了解がある。また、未希子が入江隼人から告白された場所でもある。

市民センター (しみんせんたー)

周未希子が入江隼人に連れられて訪れた場所。地下は卓球場になっており、卓球台やラケット、ボールまで無料で貸し出している。隼人はスポーツが得意な未希子を喜ばすために連れて行ったが、実力が違い過ぎて未希子の打ったボールを額に受けてしまい、逆に格好の悪いところを見せてしまう結果となった。

松っちゃんラーメン (まっちゃんらーめん)

松崎千砂の母親が経営しているラーメン屋で、千砂の自宅でもある。ラーメンの仕込みは基本的に母親が行っているが、チャーシューの仕込みだけは千砂が担当している。

その他キーワード

猫田ツイスター (ねこたついすたー)

周未希子が猫田要の色とりどりの顔を描いて作ったツイスター。ゲームのルールは一般的なツイスターとまったく同じ。猫田輪へのクリスマスプレゼント用に用意したもので、輪からは「何そのブサイクな猫」と酷評されていたが、ツイスター自体は楽しんでおり、結果的に猫田ツイスターを気に入っていた。

猫田かき氷 (ねこたかきごおり)

周未希子が家庭科部の活動で作った、猫田要をモチーフにしたかき氷。氷で猫の輪郭を作り、目はスマイルカットにしたオレンジとブルーベリーで再現しているが、目玉となるブルーベリーがオレンジから外れた位置にあるので目玉が飛び出ているように見えるお粗末なもの。それでも未希子はその出来に自信を持っており「商品化できそうじゃない!?」と自画自賛していた。

書誌情報

猫田のことが気になって仕方ない。 全10巻 集英社〈りぼんマスコットコミックス〉 完結

第1巻

(2013年8月9日発行、 978-4088672847)

第2巻

(2014年1月15日発行、 978-4088673073)

第3巻

(2014年4月15日発行、 978-4088673202)

第4巻

(2014年9月12日発行、 978-4088673394)

第5巻

(2015年3月13日発行、 978-4088673615)

第6巻

(2015年8月25日発行、 978-4088673851)

第7巻

(2016年1月25日発行、 978-4088674025)

第8巻

(2016年6月24日発行、 978-4088674193)

第9巻

(2016年10月25日発行、 978-4088674360)

第10巻

(2017年2月24日発行、 978-4088674476)

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