※キスは20歳になってから

※キスは20歳になってから

大学進学のために長野から上京した小日向ななせは、世間知らずでカモられ体質。そんな彼女を偶然救うことになった島崎龍之介は、ななせを保護し、ハウスキーパーとして雇うことにする。ハイスペックなサラリーマンと天然女子の恋愛を描いたラブコメディ。小学館「ベツコミ」2019年10月号~2020年1月号まで掲載後、「ベツフラ」 2号(2020年2月12日発売)に移籍して連載を再開。

正式名称
※キスは20歳になってから
ふりがな
きすははたちになってから
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

大学入学をきっかけに、長野県から上京してきた小日向ななせ。夢や大事なものがない彼女は、東京で自分だけの「何か」を見つけたいと考えていた。上京から1週間たったある日、人気のタピオカ店が縁で、ななせは知らないお姉さんと出会い、彼女に50万円のブレスレットを買わされてしまう。借金生活に陥ってしまったななせは、テレビで「パパ活」の情報を得る。「パパ活」を、割のいいアルバイトだと思い込んだななせは、さっそく行動を開始。パパ候補の男性である黒瀬に呼びされ、あるホテルのラウンジバーにやって来た。黒瀬は「パパ活よりも手っ取り早く稼ぐ方法」を提案。それは「男女のぶつかり合い」の撮影だという。そのバーに偶然居合わせたハイスペリーマンの島崎龍之介は、ななせたちの会話を小耳にはさみ、あまりに稚拙な勧誘手段に呆れ返る。しかし、ななせは「相撲は得意です」と答え、やる気満々。見かねた島崎は、ななせを強引にラウンジバーから連れ出して彼女を救う。借金取りのために家に帰れず、野宿をして3日も何も食べていないというななせに泣きつかれ、しぶしぶ牛丼屋に連れていく島崎。食後、いつの間にか寝てしまったななせを置いて、島崎は店を出る。目を覚ましたななせは、どんぶりの横に置かれた島崎の名刺を見つける。「お金まで払ってくれてなんていい人」と感激するななせだが、名刺の裏は「牛丼代金返済の誓約書」が書かれており、寝ている間に勝手に彼女の拇印が押されていた。それから数日たったある日、ななせから島崎に電話がかかってくる。彼女はまた騙されたようで、AV現場に連れ込まれ、逃げ込んだトイレから電話しているという。自分には無関係と思いながらも、結局島崎は、撮影現場に弁護士のフリをして乗り込み、再びななせを助けだした。感謝を述べながら、島崎に嫌われたと思い込んだななせだったが、島崎の答えは意外なものだった。「二度と怪しい人間に近づかないこと」「島崎のプライバシーを一切侵害しないこと」。その2つを守れば、自分がななせの「パパ」になるという。ハウスキーパーを探していた島崎は、ななせの保護者を兼ねて、彼女を雇うことにしたのだ。こうして、年の差をはじめ、あらゆる面で凸凹な二人の関係が始まった。

登場人物・キャラクター

小日向 ななせ (こひなた ななせ)

長野県から大学入学のために上京した18歳の女性。小日向旅館の一人娘で、周囲からは、将来旅館を継ぐと思われている。そんな環境が嫌で、東京で「何か」を見つけたいと願う。素直すぎる性格のため、すぐ人に騙されるカモられ体質。危ない場面で、二度も島崎龍之介に助けられ、結果的に彼のハウスキーパーとしてアルバイトすることになる。

島崎 龍之介 (しまざき りゅうのすけ)

大手広告代理店勤務のサラリーマンで、年齢は26歳。東大卒、モデル体型、年収1000万円超えのハイスペリーマン。性格はクールで、少々サディスティックな面もある。偶然出会った女子大生の小日向ななせのことを、なぜか放っておけず、彼女をハウスキーパーとして雇い、保護者のような存在になる。

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