エルフを狩るモノたち

現代日本からファンタジー世界に召喚されてしまった格闘自慢の龍造寺淳平、自衛隊マニアの女子高生・井上律子、女優小宮山愛理の3人が、元の世界へ戻るため旅を続ける冒険漫画。元の世界に戻るため必要な呪文のかけらが女性エルフの肌に貼り付いているため、エルフを脱がすことが旅の目的となるという設定の、コメディ要素が強い作品。

概要・あらすじ

セルシアの召喚魔法により、現代日本から異世界へ召喚された格闘自慢の龍造寺淳平、自衛隊マニアの女子高生・井上律子、女優の小宮山愛理。その後、元の世界へ帰すための儀式がセルシアによって執り行われるが、なんと儀式が失敗してしまう。再度行おうにも、儀式に絶対必要な呪文が5つのかけらに分かれて世界中に飛び散ってもいた。

日本に帰還するためには呪文のかけらを探さなければならない。だが、呪文のかけらは、誰かも分からない女性エルフたちの肌に貼り付いているという。淳平たちは、呪文のかけらを求めて女性エルフを脱がしまくる旅に出るのだった。

登場人物・キャラクター

龍造寺 淳平 (リュウゾウジ ジュンペイ)

日本から異世界に召喚された人物の1人。空手の達人で、特にかかと落としを得意技としている。性格は単純で直情的であり、いわゆる格闘バカ。小宮山愛理のファンであり将来は結婚したいとまで考えているが、反面井上律子やセルシアの思いには全く気付いていない。好物はカレーライスだが、紹介された異世界には存在しないため、食材をイメージして自分で作ろうと執念を見せる場面もあった。 何でもありのファンタジー世界を嫌っており、異世界で現実離れした現象を見ると「これだからファンタジー世界は」と毒づくことが多い。

井上 律子 (イノウエ リツコ)

日本から異世界に召喚された人物の1人で、龍造寺淳平とはもともと一緒に芝居を見に行くこともある友人関係だった。淳平に恋心を抱いており、淳平に好意を示す女性が現れると嫉妬心を燃やし、時に暴走する。女子高生ながら自衛隊マニアで、一緒に異世界に召喚された銃器や74式戦車の扱いはお手の物。 性格は優しく、丸腰でエルフに追われた時も、途中で見かけた動物の手当てを危険も顧みず行っている。

小宮山 愛理 (コミヤマ アイリ)

日本から異世界に召喚された人物の1人。オスカー賞を獲得したこともある女優で、卓越した演技力と変装でどんな相手であっても騙してしまう。また自分が演技をする影響から、相手の嘘や変装は簡単に見抜ける。性格は冷静沈着で、パーティーのリーダー的存在。しかし怒らせると徹底的に相手を追い込む一面もあり、作中の誰よりも怖い存在でもある。 好意を寄せてくる龍造寺淳平のことは、出来の悪い弟と例えて感情を語っている。

セルシア・マリクレール

召喚魔法を専門とする魔術師であり、コモンエルフのリーダーでもあるエルフの女性。ルファードを倒すための手段として龍造寺淳平、井上律子、小宮山愛理を異世界に召喚した。ルファード撃退後、3人を日本に戻そうと儀式を行うがこれに失敗してしまう。淳平たちが呪文のかけらを探すため、エルフを脱がしまくる行為を最初は阻止しようとする。 しかし3人を早く戻した方が被害が減ると考えなおし、旅に同行するようになった。魔術に関しては天才的だが、肝心なところでドジを踏み墓穴を掘ってしまうタイプ。そのドジのため、犬や猿、アホウドリなど動物の姿で旅を続ける羽目になった。淳平とは事あるごとにケンカをしているが、実は密かに好意を持っている。 旅の本来の目的と、淳平への好意との間で揺れ動くことに。

ミケ

『エルフを狩るモノたち』に登場する、猫の幽霊。他の物体に取りつき、自由に操る能力を持っている。最初は熊のぬいぐるみに取りついて町を破壊していたが、その後74式戦車に取りつき、龍造寺淳平たちの旅の仲間となった。74式戦車に取りついた後も猫の習性は変わっておらず、ネズミを追いかけたり、狼のテリトリーに怯えて入ろうとしなかったりと、戦車の外見とは似つかわしくない行動を見せる。

ピチちゃん

『エルフを狩るモノたち』に登場する生物。外見は小さな白熊のようであり、布や人の体などにお尻をすりつける習性がある。食料は植物で、体内で紙を生成し、トイレットペーパーそっくりな排泄物を排出。異世界にはトイレットペーパーが存在しないため、日本から来た龍造寺淳平たちに重宝された。井上律子のペットとして旅に同行する。

アネット

セルシアの助手を務めるエルフで、龍造寺淳平たちと一緒に日本から召喚され、異世界に点在するようになったアイテムを発掘して淳平たちのもとに何度か届けにくる。その中には淳平の好物であるカレーライスが含まれていたこともあるが、淳平やセルシアの勘違いにより、結局食べられることはなかった。

ルファード

世界征服を企むエルフの女性で、その魔力はセルシアに勝るとも劣らない。勝ち目がないと思ったセルシアに、龍造寺淳平たちを異世界から呼び出す召喚魔法を使わせた。召喚された淳平と井上律子により一蹴されたため彼らを憎んでおり、復讐のためつけ狙う。一度は呪文のかけら4つをセルシアから奪い取ったが、その時に犬に変身していたため元の姿に戻れなくなってしまう。 さらには自らのドジによって街を破壊させ、全世界から追われる身になった。セルシアと同じく、自ら墓穴を掘るタイプ。

レベッカ

セルシアの魔法学院時代の友人でありライバルでもあった。セルシアと同じ先輩に好意を抱いていたことがあり、その先輩がオーナーを務める見世物小屋・謎の怪物博に協力している。呪文のかけらを持つ女性エルフの1人だった。

ドーン・バクストン

肉体と魂を繋ぐモールドを研究していたエルフの女性。モールドの研究により、肉体を治すことも人体発火させることも思いのままにできる力を持った。異世界の人間や動植物すべてを支配できる結果となったため、世界征服の完了を宣言。しかし別世界である日本からやって来た龍造寺淳平たちにはモールドが存在しなかったため、動きを把握することができず、アジトへの侵入を許してしまう。 呪文のかけらをすべて自分の体に移植し淳平たちを元の世界に返すことで異世界から排除しようとする。しかし元の世界に淳平を返したくないセルシアの強い思いがドーンの支配を打ち破り、解放されたセルシアの魔法によって倒された。

集団・組織

コモンエルフ

『エルフを狩るモノたち』に登場する種族。エルフ族の中でも、人間に近い姿をしている。長い耳が人間との違いだが、魔法やアイテムにより縮めることも可能。種族のリーダーはセルシア。

マンドラゴラエルフ

『エルフを狩るモノたち』に登場する種族。花を頭につけた裸の幼女のような姿のエルフで、普段は地中に埋まっており、花だけを地表に出している。見た目通り性格は子供のように明るいが、異種族に引き抜かれると容赦なく制裁を喰らわせる。頭はあまり良くなく、龍造寺淳平たちが頭に花をつけただけで仲間だと思い込んでしまった。 植物のように、お酒などの液体は口ではなく全身で吸い込む性質がある。

その他キーワード

呪文のかけら (ジュモンノカケラ)

『エルフを狩るモノたち』に登場する用語。セルシアが使う、異なる世界を行き来する呪文が、儀式の失敗により5つに分かれてしまったために生まれた。龍造寺淳平、井上律子、小宮山愛理が日本に戻るためには5つの呪文のかけらをすべて集め、再度儀式を行わなければならない。分裂した際、異世界中に散らばり、しかもセルシアと波長のあう女エルフの肌に貼り付いてしまっている。 誰に貼り付いているかを確認するには目視するしかなく、このため淳平たちはエルフの女性を脱がす旅に出ることになった。なお、呪文のかけらは肌から肌へと移すことが可能だが、動物などに変身しているときに貼り付くと、呪文のかけらが障壁となって変身の解除ができなくなってしまう。

74式戦車 (ナナヨンシキセンシャ)

『エルフを狩るモノたち』に登場する戦車。龍造寺淳平たちが異世界に召喚された際、一緒に異世界に出現した。淳平たちの移動手段として使用されるが、旅の途中でエンストを起こし一度は放棄されかける。しかしそこで猫の霊・ミケが取りついたことにより故障や燃料の心配がなくなり、最後まで頼れる旅の仲間となった。 巨大なゴーレムを主砲の1発で破壊するほどの攻撃力を持つ。

モールド

『エルフを狩るモノたち』に登場する用語。肉体と魂を繋ぐ結合力。生物の設計図ともいえるもので、複雑な構成をしている。まったく同じものはこの世に1つとしてない。人間やエルフだけでなく、動物や植物にも存在する。ただし淳平たちのように別の世界から来た者、霊体であるミケなどには当てはまらない。

アニメ

エルフを狩るモノたち

龍造寺淳平小宮山愛理井上律子の三人は人間界から異世界に召還されてしまう。人間界に帰るためには、五つの呪文のかけらを集めなければならない。しかし、それは、若い女性のエルフの肌にはりついてしまっている。 ... 関連ページ:エルフを狩るモノたち

書誌情報

エルフを狩るモノたち 全21巻 メディアワークス〈電撃コミックス〉 完結

第1巻

(1995年7月発行、 978-4073031727)

第2巻

(1995年11月発行、 978-4073038290)

第3巻

(1996年3月発行、 978-4073042143)

第4巻

(1996年9月発行、 978-4073050766)

第5巻

(1996年12月発行、 978-4073054849)

第6巻

(1997年5月発行、 978-4073063254)

第7巻

(1997年9月発行、 978-4073070177)

第8巻

(1997年12月発行、 978-4073076612)

第9巻

(1998年4月発行、 978-4073087038)

第10巻

(1998年10月発行、 978-4073101376)

第11巻

(1999年1月発行、 978-4073109822)

第12巻

(1999年3月発行、 978-4073114734)

第13巻

(1999年8月発行、 978-4840212731)

第14巻

(1999年12月発行、 978-4840214001)

第15巻

(2000年6月発行、 978-4840215909)

第16巻

(2000年12月発行、 978-4840217316)

第17巻

(2001年6月発行、 978-4840218726)

第18巻

(2001年12月発行、 978-4840220187)

第19巻

(2002年6月発行、 978-4840221344)

第20巻

(2002年12月発行、 978-4840222815)

第21巻

(2003年3月発行、 978-4840223454)

エルフを狩るモノたち2 =THOSE WHO HUNT ELVES TWO 既刊9巻 フレックスコミックス〈メテオ コミックス〉 連載中

第1巻

(2013年5月発行、 978-4593857296)

第2巻

(2013年11月発行、 978-4593857562)

第3巻

(2014年6月発行、 978-4593857814)

第4巻

(2014年12月発行、 978-4593857975)

第5巻

(2015年6月12日発行、 978-4593858088)

第6巻

(2015年12月10日発行、 978-4593858224)

第7巻

(2016年5月11日発行、 978-4593858347)

第8巻

(2016年10月8日発行、 978-4593858453)

第9巻

(2017年5月11日発行、 978-4593858606)

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