概要・あらすじ
小学校に通う摩訶キッカイは、自称、科学文明の最先端を行く快男児。摩訶家に居候する家庭教師の真臣墓世や父の摩訶キュウクツの発明品で快適で便利な生活を送ろうとするが、いつも失敗して大騒動を巻き起こしてしまう。
登場人物・キャラクター
摩訶 キッカイ
摩訶一家の長男でイタズラ好きな小学生。自称、科学文明の最先端を行く快男児。家庭教師の真臣墓世や父・キュウクツの発明品を使って、大騒動を巻き起こす。本当の父親は別におり、母のフシギが押し入れに二十年隠していた。
摩訶 フユカイ
キッカイくんの祖父。「フユカイじゃ~」が口癖。へんてこな発明や不思議な建築にあふれる摩訶家を不愉快に思い、機械化に反対している。家族から迫害を受けることが多く、実験と称して、サルの体に首をすげ替えられてしまう。
摩訶 キュウクツ
キッカイくんの父。太り過ぎで、食事のときに使用する専用通路によくつまり、窮屈な思いをしている。科学者であり、様々な発明をする。
摩訶 フシギ (まか ふしぎ)
キッカイくんの母で科学者。前髪で目が隠れている。じつは夫のキュウクツ以外に旦那が二人おり、二十年以上押し入れに隠していた。
摩訶 ピンチー (まか ぴんちー)
キッカイくんの姉。とんがった頭にリボンをつけた美少女。本当の父親が別におり、母のフシギが押し入れに二十数年隠していた。
摩訶 チンキ (まか ちんき)
キッカイくんの弟。幼児言葉を話す。イタズラ好きで頭が良く、しばしばキッカイくんを出し抜く。
真臣 墓世 (ましん はかせ)
摩訶家に居候するキッカイくんの家庭教師。髭面で髪もボサボサの大学生。キッカイくんに頼まれていろいろな発明品を作る。
炎天下 冷奴 (えんてんか ひややっこ)
キッカイくんが通う小学校の先生。落語家のような恰好をしており、語尾に「~がす」とつけるのが特徴。キッカイくんが巻き起こす騒動に巻き込まれ悲惨な目にあう。作者の分身として永井豪作品に登場するキャラクターで、『アラーくん』『オモライくん』『ハレンチ学園』など多数の作品に登場する。
カヨちゃん
キッカイくんのクラスメイト。席はキッカイくんの隣。セミロングの美少女で、キッカイくんが密かに思いを寄せている。
千代ちゃん (ちよちゃん)
冷奴先生の恋人で女子プロレスラー。怒るとすぐに暴力をふるう。デートに遅刻した冷奴先生をいたぶる。
ドクター・ポチ
摩訶キュウクツのライバル科学者。小柄で、シルクハットとマントが特徴。部下のアルフォンヌを引き連れて、キッカイくんの隣に引っ越してくる。部下のアルフォンヌになめられるたびに、「セッカン、セッカン」と怒る。『オモライ』くんや『キューティーハニー』など、アルフォンヌとセットで永井豪作品に登場することが多い。
アルフォンヌ
ノッポでだらしなく下腹を出しているが、貴族の出身で気位が高い。。ドクター・ポチの部下だが、自分の方が偉いと思っており、まともに命令を聞くことは少ない。また、フルネームで呼ばれないと返事をしない。『オモライ』くんや『キューティーハニー』など、ポチとセットで永井豪作品に登場することが多い。
ドクター・ゲルベーゾルテ
摩訶キュウクツに恨みを持つマッドサイエンティスト。出っ歯、ギョロ目、ガリガリの体型でマントを羽織っている。空中に浮遊する人工島で人造人間を製造している。摩訶一家に復讐するためにやってくる。
ラッキー・ゲルベーゾルテストライク
ドクター・ゲルベーゾルテの娘。野性味あふれる美少女。自宅でもある人工島では全裸。キッカイくんのクラスに転向してくる。
集団・組織
摩訶一家 (まかいっか)
『キッカイくん』に登場する家族。主人公・キッカイくんの家族。全員、頭のてっぺんがとんがっているのが特徴。斜めの廊下や天井の入り口など、常識外れなキッカイな家に住む。キッカイくんの他、摩訶フユカイ(祖父)、摩訶キュウクツ(父)、摩訶フシギ(母)、摩訶ピンチー(姉)、摩訶チンキ(弟)がいる。