ギャグマンガ日和2

ギャグマンガ日和2

増田こうすけの同タイトル漫画作品『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』の、アニメ化第2弾。音声収録は、原作をそのまま台本として用い、プレスコで行われた。5分間のショートアニメであるため、内容によっては、短い尺に合うよう収録した音声に編集を加えられた。そのため、キャラクターのセリフが早口になったり、展開が異常に速い回がある。

正式名称
ギャグマンガ日和2
ふりがな
ぎゃんぐまんがびよりつー
原作者
制作
アートランド
監督
大地 丙太郎
放送期間
2006年8月5日 〜 2006年10月21日
放送局
キッズステーション
話数
12話
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
パロディ
 
その他ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

卑屈な性格の聖徳太子松尾芭蕉、犯人を警察に通報したいがために、事件の発生を待ち望む動物探偵、あまりの不人気により異常な駆け足で最終回を迎える少年漫画など、おかしな人物やシチュエーションを一話完結で描く。

登場人物・キャラクター

小島 (こじま)

夢野カケラの担当編集者。恋人ができたことに浮かれ、ソードマスターヤマトのセリフを、原稿とはかけ離れた誤植で埋め尽くす。しかし初デートの前に恋人に振られたことからショック死する。

ペン介

南極小学校からうさみたちのクラスへ転校してきたペンギンの男の子。うさみと同様に小学生探偵として有名で、推理をひらめくと口を大きく開き歯茎を露出させる癖から、南極小学校では「歯茎キモっ」の異名で呼ばれていた。

聖徳 太子 (しょうとく たいし)

モデルは飛鳥時代の摂政聖徳太子。頭が悪く怠惰な性格で、まるで仕事をしないため、摂政としての威厳は皆無。法隆寺建立の際、予算をケチって大工を1人しか雇わなかったため、計画が頓挫。落成記念に小野妹子を招待していたため、粗末な小屋を急造してその場を取りつくろうとする。

うさみ

どうぶつ小学校に通うウサギの女の子。近所でも評判の名探偵で、犯罪者は親だろうと友人だろうと、容赦なく警察に通報する気構えの持ち主。犯人の究明よりも通報を目的とするきらいがあり、そのため推理には、やたら罪人を作ろうとする強引な傾向がある。 しかしたいてい犯人であるクマ吉の残した証拠が露骨であるため、事件はいつも冤罪になることなく落着する。推理が核心に至ったときは目つきが鋭くなるため、「何その目こわっ」や「目でっか! 」となどの異名で呼ばれている。

小野 妹子 (おのの いもこ)

モデルは遣隋使の1人である小野妹子。聖徳太子のことは他の朝廷の人々と同様、まるで尊敬しておらず、法隆寺に招かれた際も、手土産を道中の拾い物で済ませるほど。身体能力が高く、太子の「湯のみマッスルアタック」や「超必殺飛鳥文化アタック」といった、謎の必殺技をたやすくかわす。

河合 曾良 (かわい そら)

モデルは松尾芭蕉の弟子で、ともに奥の細道の旅をした河合曾良。サディスティックな性格で、師匠の松尾芭蕉を軽蔑し、常に下に見ている。芭蕉が下手な句を詠めば全力で顔面に投げ返したり、芭蕉が愛するぬいぐるみマーフィー君の中身を確認しようと破いたりと、容赦ない仕打ちを浴びせている。

松尾 芭蕉 (まつお ばしょう)

モデルは江戸時代の俳人松尾芭蕉。スランプでまともな俳句は一切詠めず、自信がなくて常に不安を抱き、落ち着きのない態度で振る舞っている。そのため弟子の河合曾良にすら頭が上がらず、いいように扱われている。 マーフィー君と名付けたぬいぐるみを心のよりどころに、いつも抱いて寝ている。

クマ吉 (くまきち)

うさみのクラスメイトの、熊の男の子。下着泥棒やのぞき、盗撮、露出といった変態的犯行の常習犯で、そのたびにボロを出してはうさみに見抜かれ、通報され警察に連行される。その変態性を指摘されると、「変態じゃないよ、変態という名の紳士だよ」などと、詭弁を述べることが多い。

夢野 カケラ (ゆめの かけら)

月刊チェヨンスにソードマスターヤマトを連載する漫画家。担当編集者の小島による、ありえない誤植により、作品のテイストを大幅に変えられてしまったり、急激な打ち切りを宣告されたりと、理不尽かつ悲惨な目に遭う。

その他キーワード

ソードマスターヤマト

『ギャグマンガ日和2』に登場する、劇中の漫画作品。王道的なファンタジー作品で、作者の夢野カケラにより、壮大な設定がなされていた。しかし連載の不人気と、担当編集者の小島の急逝が原因で、急な打ち切りが決定。 これまで張られていた膨大な伏線を3ページで強引に回収する、無茶な最終回を迎えた。

クレジット

原作

監督

作画

かどともあき

音楽

山本はるきち

アニメーション制作

アートランド

原作

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 (ますだこうすけげきじょう ぎゃぐまんがびより)

増田こうすけの初連載作であり代表作。古今東西のあらゆる人物・事象に材をとったギャグ漫画。集英社「月刊少年ジャンプ」および、後継誌となる「ジャンプスクエア」にて連載。 関連ページ:増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和

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