概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ペン介
南極小学校からうさみたちのクラスへ転校してきたペンギンの男の子。うさみと同様に小学生探偵として有名で、推理をひらめくと口を大きく開き歯茎を露出させる癖から、南極小学校では「歯茎キモっ」の異名で呼ばれていた。
住田 (すみだ)
夢野カケラの担当編集者。夢野カケラの漫画に対する、インターネットの辛辣な批評を本人に伝えたり、いい加減なテコ入れ案を大量に投入して作品の世界を崩壊させたりと、編集者としては問題のある行動が多い。
うさみ
どうぶつ小学校に通うウサギの女の子。近所でも評判の名探偵で、犯罪者は親だろうと友人だろうと、容赦なく警察に通報する気構えの持ち主。犯人の究明よりも通報を目的とするきらいがあり、そのため推理には、やたら罪人を作ろうとする強引な傾向がある。 しかしたいてい犯人であるクマ吉の残した証拠が露骨であるため、事件はいつも冤罪になることなく落着する。推理が核心に至ったときは目つきが鋭くなるため、「うさみちゃん、目つき悪っ」といったさまざまな異名で呼ばれている。
河合 曾良 (かわい そら)
モデルは松尾芭蕉の弟子で、ともに奥の細道の旅をした河合曾良。サディスティックな性格で、師匠の松尾芭蕉を軽蔑し、常に下に見ている。しかも芭蕉にはたいして関心がないようで、芭蕉が怪しいキノコを食べて変調をきたしても、どうでもいいことだと切り捨て、放置する。
小野 妹子 (おのの いもこ)
モデルは遣隋使の1人である小野妹子。聖徳太子のあまりの怠惰ぶりにあきれ、その1週間を有休をとってまで観察してみるも、結局太子が何もしていなかった事実だけが判明し、せっかくの有休を無駄に過ごす。
松尾 芭蕉 (まつお ばしょう)
モデルは江戸時代の俳人松尾芭蕉。スランプでまともな俳句は一切詠めず、自信がなくて常に不安を抱き、落ち着きのない態度で振る舞っている。そのため弟子の河合曾良にすら頭が上がらず、いいように扱われている。 まれに良い句を詠むと、際限なく増長し、それを曾良に暴力でたしなめられることがある。
夢野 カケラ (ゆめの かけら)
月刊チェホンマンに決めろ!キラメキシュートを連載する漫画家。キャラクターの描き分けや、物語の設定が稚拙なため、人気がない。そのため担当編集者の住田からの、節操のないテコ入れ案をすべて受け入れ、人気はさらに急降下。 連載を打ち切られる。
クマ吉 (くまきち)
うさみのクラスメイトの、熊の男の子。下着泥棒やのぞき、盗撮、露出といった変態的犯行の常習犯で、そのたびにボロを出してはうさみに見抜かれ、通報され警察に連行される。その変態性を指摘されると、「変態じゃないよ、変態という名の紳士だよ」などと、詭弁を述べることが多い。
聖徳 太子 (しょうとく たいし)
モデルは飛鳥時代の摂政聖徳太子。頭が悪く怠惰な性格で、摂政としての威厳は皆無。小野妹子を落とすために深い落とし穴を掘ったり、妹子を題材にした一発ギャグを考えたり、延々とブランコに揺られていたりと、まるで仕事をせず無為に毎日を過ごしている。
その他キーワード
決めろ!キラメキシュート (きめろ!きらめきしゅーと)
『ギャグマンガ日和3』に登場する、劇中の漫画作品。サッカー部を題材にしたスポーツもの。不人気だったことから、担当編集者の住田から、バトルやミステリー、ラブコメディーといった膨大なテコ入れ案が一度に詰め込まれ、作品世界が崩壊して打ち切りとなる。 最終回は1ページだけで強引に幕を閉じた。
クレジット
原作
増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 (ますだこうすけげきじょう ぎゃぐまんがびより)
増田こうすけの初連載作であり代表作。古今東西のあらゆる人物・事象に材をとったギャグ漫画。集英社「月刊少年ジャンプ」および、後継誌となる「ジャンプスクエア」にて連載。 関連ページ:増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和