概要
西暦2710年、遷都から2000年を迎えてお祝いムードに沸き立つ古都・奈良へ、修学旅行生の一団がやってくる。その1人である平凡な高校生シンイチは、悪漢たちに追われる美少女トトと出会い、その可憐さに惹かれながら行動を共にする。
2人の仲は近づいていくが、追っ手との対決の時もせまっていた。
登場人物・キャラクター
シンイチ
何もかも平凡な高校2年生の少年。学校は九州にあり、よく方言が出る。白いシカに鞄をひったくられたのを追いかけていた矢先、逃走中のトトを助けた縁からデートする事になる。
シャチョウ
逃げだしたトトを捕らえるため部下と共に追いかけてくる老婆。古代日本人の再生遺伝子とサイバネティクス技術を組み合わせた半ロボットを造っている。
白いシカ (しろいしか)
全身が真っ白な鹿。高い知能と、奈良の鹿たち全てをリードするカリスマを備える。シンイチとトトが出会うきっかけを作ったほか、2人が最大のピンチを迎えた際に助けをよこすなど終始活躍し続ける。 エンドロールまでこの鹿たちがダンスする映像でしめくくられるなど、作品全体を象徴する存在。
倭迹迹日百襲媛命 (やまとととひももそひめのみこと)
シンイチが出会った素性不明の少女。古事記などに伝わる古代日本の皇女と同じ名前を自称する。通称はトト。世間知らずで浮世離れしており、シンイチとのデートで奈良の名所巡りを楽しむ。
場所
奈良 (なら)
劇中では28世紀、2710年という遠い未来で、超高層ビルがひしめくハイテクの都と化しているが、同時に歴史ある史跡も保存され、古代と未来が入り混じった景色を見せている。