概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
新堂 功太郎 (しんどう こうたろう)
鶴ヶ峰学園の高校2年生。腰より長い髪がトレードマーク。新堂空手道場の一人息子であり、空手の天才で一度見た技はほぼ再現できる。発經や鹿斗典善の百人拳なども習得。自分の流派を極端流と名乗る。両親は世界ケンカ旅行に出て新堂空手道場L.A.支部を開設、日本の道場は功太郎が給料をもらって留守番をしている。 天性のリズム感があり、ドラマーとして世界的ミューシャンからも高く評価され、仲間を集めたザ・コータローズで、日本ドーム公演を成功させている。ただし、功太郎本人はデビューライブでしか演奏していない。性格はスケベで、非常識なこともシモネタも平気でやる。 極端流空手部の道場再建のためにケチな言動も多い。それでも渡瀬麻由美への想いは一途で、麻由美の危機には通常時には出せない力を発揮する。
渡瀬 麻由美 (わたせ まゆみ)
新堂功太郎の幼馴染み。風紀委員会第七班班長であり、太ももに頭髪違反者の髪を切るための鋏を携帯している。小笠原流華道部の部員でもあり、多くの部員から「お姉様」と慕われている。功太郎から空手の技も教えられているので、一般の女生徒よりは強い。 功太郎のことを憎からず思っているが、なかなか素直になれない。風紀委員会特別機動隊隊員の赤井と青田を配下として使っていることが多い。
天光寺 輝彦 (てんこうじ てるひこ)
新堂功太郎の親友にしてライバル。風紀委員特別機動隊隊長。頭をきれいに剃り上げて、常に和装をしている。自らの美貌に自信があり、肌の手入れとしてレモンパックを欠かさない。天光流抜刀術を身につけており、相手の胴体の一点を刀で貫き仮死状態にする秘伝不殺剣が使えるほどの天才剣士。 功太郎との対戦で体が電気に馴染み、電流を流すことで頭が光るようになった。功太郎を倒すのは自分であり、先を越そうとする人間は許さないと言う。秋田小夜子という4歳下の許嫁がいる。
千葉 摩也 (せんよう まや)
一見美女だが、実は男。仮面をしていることも多い。投げナイフが得意。吉岡達也は双子の兄。千葉流舞踊の家元で、百年に一人の才能の持ち主と呼ばれた。武道としての裏千葉も自在にこなす。宗家を継ぐことを拒み家出。鶴ヶ峰学園の不良たちを統括する蛇骨会を生み、全国規模の組織に育てた最高幹部だったが会を解散させた。 新堂功太郎に興味を持っている。吉岡達也の陰謀に気付き、止めようと画策する。
吉岡 達也 (よしおか たつや)
鶴ヶ峰学園風紀委員長。暴漢に襲われた前風紀委員長に替わって着任。2年間、アメリカに留学していた。美形でキュウリパックをしている。千葉摩也は双子の弟。千葉流舞踊の家元で、50年に一人の才能の持ち主と呼ばれた。武道としての裏千葉も自在にこなす。 父に毒を盛られ、成長が遅れたことから分家の吉岡家に養子に出された。摩也が宗家を継ぐことを拒んだため、継承者になる。鶴ヶ峰学園に転入して蛇骨会に参加し、全国規模の組織に育てた最高幹部の一人。千葉流の傀儡の舞を日本人すべてにかける陰謀を、軍国主義の赤岩心水と組んで進めている。 陰謀実現のために痛覚を捨てている。
如月 良美 (きさらぎ よしみ)
ストレートの長髪でいつも人民服を来ている。中国拳法の使い手。鶴ヶ峰学園の無法地帯D地区で兄の如月ヒロミとその仲間たちとともに暮らしていた。新堂功太郎には、髪が岩崎宏美風だという理由からヒロミと呼ばれる。本名の良美で呼ばれることを嫌がっている。 たいへんな女性恐怖症だったが渡瀬麻由美に恋心を抱く。だが、麻由美と功太郎との関係を知り、口に出すことなく抑えこんだ。格闘スポーツ大会では、第七空手道部の妨害で視力を失いながらも活躍。功太郎に発經を教えた人物でもある。
後 百太郎 (うしろの ももたろう)
オールバックの長髪で、たいへん生真面目な性格。鶴ヶ峰学園応援団副団長。現在は団長代行。鹿斗典善の弟子となろうとするが、大柄な体格は正統な空手を歩むべきとされて叶わなかった。新堂功太郎との試合で鹿斗典善に認められ、晴れて弟子となる。
鹿斗 典善 (しかと てんぜん)
小柄な老人だが、鶴ヶ峰学園高校50年生で応援団団長。自由流空手を名乗り新堂功太郎と同様の技を使う。学生武道大会に一度だけ出場したことがあるが、直接打撃による反則負けとなった。空中戦を交えた技が認められなかったことが現在でも未練となっている。そのとき倒した相手の赤岩厳水は軍国主義の生き残り赤岩心水の息子で、現在の格闘スポーツ大会の理事。 自宅は山奥の大豪邸で、1000人のメイドを置いている。資産家であるだけに、大物との人脈もある。多くの企業や病院なども経営している。根っからのスケベで更衣室ののぞきや下着ドロの常習犯。
稲森 狂死郎 (いねもり きょうしろう)
新堂功太郎の自宅である新堂空手道場の住み込み弟子。師範代で功太郎が組み手で3本のうち1本しかとれない。シモネタ大好きで、現在は大学生らしい。鹿斗典善の孫で鶴ヶ峰学園の英語教師の鹿斗由利栄と交際中。鹿斗典善から1本とれないと結婚できない。
吉岡 恵 (よしおか めぐみ)
吉岡達也の義理の妹。吉岡達也の傀儡の舞下で指示に従って暗躍したが新堂功太郎との触れ合いの中で変化が生まれた。赤岩厳水の息子で殺人空手の火納江陽水を交えた功太郎との死闘で、滝壺に落ちて死亡したと推定される。
生徒会長 (せいとかいちょう)
鶴ヶ峰学園の生徒会長。黒ブチの四角いメガネにタラコ唇をしている。駄洒落好き。新堂功太郎が嫌いで功太郎を陥れるためにさまざまな手を使う。
クララ・ド・ゲイリス・ムーア
ムーア公国のプリンセス。鶴ヶ峰学園に留学し新堂功太郎に下着を狙われる。ただ、その下着のリボンには、ヒドラ大臣が前国王を暗殺した一部始終の録音データが隠されていたため、大臣派も参加しての争奪戦となってしまう。功太郎から「普通の女の子として扱われた」という喜びから、その証の下着を宝物扱いしていた。
米俵 権佐エ門 (よねだわら ごんざえもん)
格闘スポーツ大会に参加した福島県の県立東北農業高校空手部の個人戦代表。小柄で坊主頭。訛りを気にしている。新堂功太郎のビデオに映っていた渡瀬麻由美に惚れこんでしまう。身軽で飲み込みも早く、体格も小さいことから鹿斗典善が自由流空手の後継者として認める。 百人拳と発經も早々に体得。
渡ヶ瀬 真由美 (わたがせ まゆみ)
新堂功太郎のバンド、ザ・コータローズのヴォーカル。吉岡達也の傀儡の舞を破ることができる声を持つ。ギターで功太郎の古い友人音美響と恋愛関係になりかけている。
集団・組織
蛇骨会 (じゃこつかい)
『コータローまかりとおる!』に登場する組織。学生マフィアとして知られる。全国5千余校に支部を持ち、構成員は10万人と言われる。紅バラが心臓、白バラが頭脳とされる。真紅のルビーが会の長の証。白バラ不在の間に紅バラが会の解散を決めたが、真紅のルビーを手に入れて会を我が物にしようと考える者は、その後も少なくない。
鶴ヶ峰学園 (つるがみねがくえん)
新堂功太郎らが通う巨大私立学校。東京都内にあり、東京ドームの数百倍の敷地面積に、2万人の生徒が在籍している。入学に関しては、「来るものは拒まず」として無試験。広大な敷地の移動用にモノレールまである。生徒会の力が強いため、各委員会に一つの建物がある。
書誌情報
コータローまかりとおる! 59巻 講談社〈講談社コミックス〉
第1巻
(1983-01-01発行、978-4061728745)
第2巻
(1983-02-01発行、978-4061728769)
第3巻
(1983-04-01発行、978-4061728899)
第4巻
(1983-07-01発行、978-4061729070)
第5巻
(1983-09-01発行、978-4061729179)
第8巻
(1984-06-01発行、978-4061729612)
第12巻
(1985-03-01発行、978-4061730281)
第15巻
(1985-11-01発行、978-4061730892)
第19巻
(1986-09-01発行、978-4061731745)
第23巻
(1987-07-01発行、978-4063112597)
第25巻
(1987-11-01発行、978-4063112955)
第26巻
(1988-02-01発行、978-4063113143)
第33巻
(1989-05-01発行、978-4063114461)
第34巻
(1989-07-01発行、978-4063114645)
第35巻
(1989-09-01発行、978-4063114829)
第36巻
(1989-11-01発行、978-4063115017)
第37巻
(1990-02-01発行、978-4063115246)
第38巻
(1990-04-01発行、978-4063115475)
第39巻
(1990-07-01発行、978-4063115802)
第40巻
(1990-09-01発行、978-4063115963)
第41巻
(1990-12-01発行、978-4063116205)
第42巻
(1991-02-01発行、978-4063116366)
第43巻
(1991-04-01発行、978-4063116540)
第44巻
(1991-07-01発行、978-4063116861)
第45巻
(1991-10-01発行、978-4063117172)
第46巻
(1992-01-01発行、978-4063117448)
第47巻
(1992-03-01発行、978-4063117615)
第48巻
(1992-06-01発行、978-4063117912)
第49巻
(1992-09-01発行、978-4063118216)
第50巻
(1992-12-01発行、978-4063118506)
第51巻
(1993-03-01発行、978-4063118780)
第52巻
(1993-06-01発行、978-4063119084)
第53巻
(1993-09-01発行、978-4063119350)
第54巻
(1993-12-01発行、978-4063119657)
第55巻
(1994-03-01発行、978-4063119930)
第56巻
(1994-05-01発行、978-4063120141)
第57巻
(1994-08-01発行、978-4063120400)
第58巻
(1994-10-01発行、978-4063120592)
第59巻
(1994-12-01発行、978-4063120783)
コータローまかりとおる! 30巻 講談社〈KCスペシャル〉
第1巻
(1997-04-01発行、978-4063057676)
第2巻
(1997-04-01発行、978-4063057683)
第3巻
(1997-05-01発行、978-4063057690)
第4巻
(1997-05-01発行、978-4063057706)
第5巻
(1997-06-01発行、978-4063057713)
第6巻
(1997-06-01発行、978-4063057720)
第7巻
(1997-07-01発行、978-4063057737)
第8巻
(1997-07-01発行、978-4063057744)
第9巻
(1997-08-01発行、978-4063057751)
第10巻
(1997-08-01発行、978-4063057768)
第11巻
(1997-09-01発行、978-4063057775)
第12巻
(1997-09-01発行、978-4063057782)
第13巻
(1997-10-01発行、978-4063057799)
第14巻
(1997-10-01発行、978-4063057805)
第15巻
(1997-11-01発行、978-4063057812)
第16巻
(1997-11-01発行、978-4063057829)
第17巻
(1997-12-01発行、978-4063057836)
第18巻
(1997-12-01発行、978-4063057843)
第19巻
(1998-01-01発行、978-4063057850)
第20巻
(1998-01-01発行、978-4063057867)
第21巻
(1998-02-01発行、978-4063057874)
第22巻
(1998-02-01発行、978-4063057881)
第23巻
(1998-03-01発行、978-4063057898)
第24巻
(1998-03-01発行、978-4063057904)
第25巻
(1998-04-01発行、978-4063057911)
第26巻
(1998-04-01発行、978-4063057928)
第26巻
(1998-07-01発行、978-4063057973)
第27巻
(1998-05-01発行、978-4063057935)
第28巻
(1998-05-01発行、978-4063057942)
第29巻
(1998-06-01発行、978-4063057959)
第30巻
(1998-06-01発行、978-4063057966)
コータローまかりとおる! 16巻 講談社〈講談社漫画文庫〉
第1巻
(2004-10-01発行、978-4063608137)
第1巻
(2004-10-01発行、978-4063607628)
第2巻
(2004-10-01発行、978-4063608144)
第3巻
(2004-11-01発行、978-4063608328)
第4巻
(2004-11-01発行、978-4063608335)
第5巻
(2004-12-01発行、978-4063608526)
第6巻
(2004-12-01発行、978-4063608533)
第7巻
(2005-01-01発行、978-4063608762)
第8巻
(2005-01-01発行、978-4063608779)
第9巻
(2005-02-01発行、978-4063608878)
第10巻
(2005-02-01発行、978-4063608885)
第11巻
(2005-03-01発行、978-4063608984)
第12巻
(2005-03-01発行、978-4063608991)
第13巻
(2005-04-01発行、978-4063609141)
第14巻
(2005-04-01発行、978-4063609158)
第15巻
(2005-05-01発行、978-4063609219)
第16巻
(2005-05-01発行、978-4063609226)







