サメとパンツ

サメとパンツ

「南海高校の人喰いザメ」と恐れられる鮫島篤弘は、実は弟思いの優しい男の子だった。品行方正な優等生女子の白雪麻衣子が不良だと思っていた鮫島の意外な一面を知り、恋に落ちてしまう。余裕もあり、少し意地悪な鮫島に振り回されてしまう優等生女子、麻衣子の恋愛を描く。優等生女子と強面イケメンとのラブコメディ。「ちゃおデラックス」2018年9月号から不定期連載の作品。

正式名称
サメとパンツ
ふりがな
さめとぱんつ
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
ちゃおコミックス(小学館)
巻数
既刊1巻
関連商品
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概要・あらすじ

南海高校1年の白雪麻衣子は品行方正で成績優秀、美しくピアノもたしなむ完璧な優等生。周りから憧れられる存在だ。麻衣子本人もそんな自分が大好き。そんな麻衣子がある日、「南海高校の人喰いザメ」という異名を持つ不良の鮫島篤弘の前で派手に転んでしまう。麻衣子はおなかが弱く、いつも毛糸のパンツをはいているのだが、それを鮫島に見られてしまった。慌てる麻衣子を見て「知られちゃマズイって顔だな」と鮫島はニヤリと笑う。弱みをにぎられた麻衣子は、彼が喉が渇いたと言えばジュースを用意し、アイスが食べたいと言えば一目散に買いに行った。「次はそうめんな」と言われ、翌日、麻衣子は重い荷物を持って彼のいる屋上へ。屋上にいた鮫島は「すぐに行く」と電話相手に答えていた。どこに行くかも知らされない麻衣子はケンカの呼び出しかと思い、鮫島のあとをつけた。すると鮫島が向かったのは保育園。そこへ三つ子の弟を迎えに行っていたのだった。隠れてあとを追っていたことがバレてしまう麻衣子。しかし、彼から怒られることもなく、家にあげてもらった。鮫島の家は聞けば父子家庭のため、弟の面倒は鮫島が一人で見ており、保育園から頻繁に呼び出されるため、遅刻や欠席が多いのだという。顔にケガをしているのも弟を助けた時にできたものだった。鮫島は無口で不愛想、顔も怖いので、周囲から不良と誤解されていただけだった。おなかがすいたという鮫島の弟たちに、用意していた流しそうめんをふるまう麻衣子。そこでいつも不愛想な鮫島が「お前面白いな」と笑顔を見せた。その顔を見た麻衣子は一瞬で恋に落ちてしまう。帰り道、鮫島に駅まで送ってもらった麻衣子は「帰りたくない。もっと鮫島くんのことを知りたくなった。これからも私になんでも言いつけて」と告白。鮫島は「後悔すんなよ」と麻衣子にキスをするのだった。

登場人物・キャラクター

白雪 麻衣子 (しらゆき まいこ)

南海高校1年生で、16歳の女の子。美しくて品があり、知識や教養もある優等生。自分が大好きで、周囲からあこがれられるように自分を演出している。おなかが弱くていつも毛糸のパンツをはいている。髪は腰までの長さで、毛先は少しウエーブをつけている。得意科目は国語と英語で、小さな時からピアノも習っている。毛糸のパンツをはいているということを鮫島篤弘に知られ、彼のパシリになるが、弟思いの意外な一面を見て彼に惚れてしまう。

鮫島 篤弘 (さめじま あつひろ)

南海高校1年生の男子。周りから不良と恐れられ「南海高校の人喰いザメ」という異名を持つ。一匹狼で、よく顔に傷を作っている。顔が怖く、不愛想で無口ながら色気のあるイケメン。父子家庭で保育園に通う三つ子の弟の面倒を一人で見ている。遅刻や早退が多いのはケンカではなく、弟の世話のため。不良と誤解を受けていても本人は気にしていない。弟思いの優しいお兄ちゃんで、料理も上手。

書誌情報

サメとパンツ 1巻 小学館〈ちゃおコミックス〉

第1巻

(2020-04-30発行、 978-4098710331)

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