概要・あらすじ
新妻澪は恋バナよりも食欲が勝る高校1年生。髪の毛がボサボサで、いつもはねていることから、周りからひよこの「ピヨ」と呼ばれ、本人もそれをネタに笑いをとっていた。ある日、友だちとファーストフード店にいた澪は、美容科の2年生でオネエと噂される音海泉に髪を触られ「髪のケアをしてる? せっかくのヴァージンヘアがもったいない」「もっと可愛くしてあげるから、ここへ来て」と名刺を渡される。先輩が財布を落としたことに気がついた澪は、財布を届けるため名刺の場所へ向かうと、そこは美容院だった。泉は早速来てくれたと喜び、澪にブローやメイクをし、あっという間に澪を可愛く変身させた。そして泉は澪に1か月後のブライダルショーにモデルとして出てくれないかと頼むのだった。「可愛くない自分にはドレスなど似合わない」と澪が自分を卑下すると、「そんなことをいう心がブスよ」と泉に厳しく指摘される。涙ぐみ美容院を飛び出した澪は、繁華街で知らないおじさんに迫られてしまう。追ってきた泉に助けられ、「女の子が一人で夜の街を歩いてはダメ」と一喝される澪。澪は自分が可愛くないと自分で呪いをかけていたことに気付き、「ショーに出て自分を変えたい」と泉に伝える。すると泉は澪にキスをし、自分は欲しいものを絶対に手に入れる主義だと宣言。さらに泉は女言葉を使うだけで、オネエではないことが発覚。泉の言動に振り回され、ドキドキの止まらない澪だった。
登場人物・キャラクター
新妻 澪 (にいづま みお)
高校1年生の女の子。髪はボサボサで手入れをしておらず、友達からひよこの「ピヨ」と呼ばれていた。小さい頃はお姫様に憧れていたが、ボサボサ頭を男の子にからかわれたことで、かわいくなることを諦めてしまっていた。音海泉に出会って、自分でも変われるのだと気づかされる。明るく元気な努力家。
音海 泉 (おとみ いずみ)
新妻澪の通う高校の先輩の男性。美容科の2年生。ややタレ目で美しい顔をしており、オネエ語で話す。そのため、イケメンなのに「オトメ先輩」とも呼ばれている。兄の美容院でバイトをしており、夢はパリコレでヘアメイクをすること。オネエ語で話すが、ゲイではない。優しくて男らしく独占欲も強い。
クレジット
- 監修
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車谷 セナ