概要・あらすじ
紅葉と四季桜が同時に見られることで有名な豊田市小原町。ある日この町は、異界から現れた「オニ」によって壊滅状態となる。小学生の三輪翔は、巫女(みこ)の姿をした女性の導きで生命を救われ、「小原災害」唯一の生存者となった。それから8年後。高校生になった翔は、校外学習で名古屋市博物館に向かう途中、道に迷っていた明神逢花と出会う。逢花を目的地に送り届けた後、名古屋市博物館にたどり着いた翔だったが、不思議なことに人の気配がまったくない。するとそこへ、8年前にも見たオニが出現し、翔に襲いかかった。翔が食われそうになったその時、パワードスーツを身にまとった少年、服部涼が現れてオニを一刀両断にする。パワードスーツのそばには、翔が道案内をした逢花もいた。逢花は巫女一族の少女であり、彼女たちは世界を救うためにオニと戦っているのだ。大量のオニの発生で分断され、地下に落ちてしまった翔は、凶暴なオニのイバラが宿ったパワードスーツと出会う。イバラは翔に、「自分に身体をよこすか、オニに食われるか」の二択を迫った。前者を選択し、パワードスーツを身にまとう翔。イバラの力は圧倒的で、オニたちをあっさりと倒してしまった。しかし、イバラの行動は翔には制御できない。逢花の姿を見つけたイバラは、彼女をも殺そうとするが、すんでのところで、翔はイバラの行動を阻止。「みんなを救うヒーローになりたい」という強い意志が、イバラの精神支配に打ち勝ったのだ。この事件がきっかけとなり、翔はオニたちと戦うチームのメンバーとなり、世界を救うために奮闘することになった。
登場人物・キャラクター
三輪 翔 (みわ かける)
ヒーローに憧れる男子高校生。茶髪、制服の下のパーカーが特徴で、愛知県出身。小学生だった8年前、異界から現れた「オニ」によって引き起こされた「小原災害」に遭遇。巫女の女性に導かれ、唯一の生き残りとなる。その際、何もできなかった自分の無力を嘆き、ヒーローになりたいと願っている。古代、悪名を轟(とどろ)かせたオニのイバラが宿ったパワードスーツを身にまとい、オニたちと闘う。
イバラ
パワードスーツに宿ったオニ。古代、日本中で暴れまわっていたが、当時の巫女に封印され、紆余(うよ)曲折を経てパワードスーツとなった。性格は凶暴で、特に巫女に対する恨みが強い。使い手の魂を食らうため、イバラをまとう者は死んでしまうが、三輪翔のみがイバラに食われることなく、相棒となった。
明神 逢花 (みょうじん おうか)
世界を救う鍵を握る、巫女一族の少女。愛知県出身で、前髪パッツン、黒髪の姫カット、ロリータ・ファッションが特徴。オニを封印したり、異世界である隠世(かくりよ)を閉じたりする力を持つ。世間知らずで天然な一面がある。
服部 涼 (はっとり りょう)
パワードスーツを身にまとい、オニと闘うチーム「シロ組」のリーダー。三重県出身で、メガネとブレザーの制服が特徴。冷静沈着で真面目な性格。巫女一族を守護してきた「シノビ」一族の末裔であり、明神逢花のボディガードを務めている。
クレジット
- 原作
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サブリメイション