概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
リース・クライン
1000年生きるとされるエルフ族の少年。小麦色の髪と緑色の瞳を持つ。かつて「木戸稔」という名前の日本人だった。前世で何も成し遂げられなかったことを悔やみ、今世では全力で生きることを誓っている。しかし、エルフの生活の大半は外界と隔絶された里での穏やかな日々であり、幼いリースは里を出る許可を得ることができなかった。それでも、リースの熱意に心を動かされた長は、「100年間でエルフの魔術を極めれば、外に出ることを許す」という契約を交わす。この条件は外の世界を旅する者にとっては高い壁となるが、人間だった頃の感覚を持つリースは、エルフの魔法にとどまらず、他種族の魔法も貪欲に習得していく。本来、種族ごとの魔法は他種族には非効率とされるが、リースは鍛錬を重ねることで多様な魔法を自在に使いこなせるようになった。さらに、数少ない交易相手から魔導書を手に入れ、新たな魔法の探求にも挑んでいる。そして100年後、長の出した試練に合格し、ついに外の世界へと旅立つ。旅に出て間もなく、かつてリースが助けた奴隷の少女、ミノリと再会する。
ミノリ
冒険者の少女。無造作に伸びた赤毛をポニーテールにまとめ、軽装の鎧を身につけている。7年前、奴隷として人買いに連れ去られたが、森で魔物の襲撃に遭遇する。その際、人買いの捨て駒にされ、仲間たちが次々と命を落とし、彼女自身も魔物に食われそうになった。そんな中、魔法の実験に失敗してうっかり里を出てしまったリースが現れ、彼に助けられる。その際、彼の強さにあこがれを抱き、もし覚えていれば7年後に再会するという約束を交わして別れた。のちに、彼女は自らの強さを徹底的に磨き上げ、やがて「アノニマス」という異名で知られる凄腕の冒険者となる。この名は本名ではなく、彼女が名前を持たなかったために周囲から自然と呼ばれるようになったもの。そして7年後に約束通りリースと再会し、これまでの事情を知った彼から、自らの前世の名前をもじった「ミノリ」という名前を授かる。
クレジット
- 原作
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榊原モンショー
書誌情報
魔術を極めて旅に出た転生エルフ、持て余した寿命で生ける伝説となる 5巻 スターツ出版〈グラストCOMICS〉
第1巻
(2024-03-21発行、978-4813762973)
第2巻
(2024-05-23発行、978-4813763178)
第3巻
(2024-11-21発行、978-4813763833)
第4巻
(2025-05-23発行、978-4813764502)
第5巻
(2025-11-28発行、978-4813765271)







