シジュウカラ

シジュウカラ

坂井恵理の代表作で、現代日本を舞台にしている。子持ち主婦の売れない漫画家・綿貫忍は、読み切り漫画の仕事をきっかけに年下のアシスタント・橘千秋と出会う。40歳を迎え、漫画家の仕事も夢もあきらめていた忍の複雑な葛藤と危険な恋愛模様を描いた、サスペンスフル・ラブストーリー。人生の転機に訪れたセカンドチャンスと向き合う忍の漫画への思いや人生観が変わっていく様子が、本作の重要な見どころとなっている。双葉社「JOUR」2018年6月号より連載。「第23回文化庁メディア芸術祭」審査委員会推薦作品に選ばれている。2022年1月にテレビ東京系列でテレビドラマ化。綿貫忍を山口紗弥加、橘千秋を板垣李光人、綿貫洋平を宮崎吐夢が演じている。

正式名称
シジュウカラ
ふりがな
しじゅうから
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
ジュールコミックス(双葉社)
巻数
既刊9巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

綿貫 忍 (わたぬき しのぶ)

売れない漫画家の女性。旧姓は佐々木。初登場時の年齢は39歳で、橘千秋と出会った日に40歳を迎える。若い頃、連載が決まった機に「ササキシノブ」から「ささき蜜柑」にペンネームを変えてデビューしたが、うまくいかずに長らくアシスタントとして活動している。家族は一回り年上の夫・綿貫洋平と、中学生の息子・綿貫悠太がいる。義父の死をきっかけに洋平の実家に引っ越したあと、漫画家をあきらめてふつうの主婦になることを決意するが、唯一の単行本「地獄のホットケーキ」が電子書籍化されて大ヒットしていることを知る。その出版社から120ページの描き下ろしを依頼され、漫画家の活動を再開。これをきっかけに、アシスタントとして千秋を雇うことになる。

橘 千秋 (たちばな ちあき)

綿貫忍のアシスタントとして雇われることになった青年。年齢は22歳。漫画家志望の美少年で、爽やかな雰囲気を漂わせたイケメン。有名漫画家のアシスタント経験があるが、まだデビューはしておらず、個人での活動はイラスト投稿サイトに絵や漫画を投稿する程度。小学5年生の時に浮気が原因で両親が離婚した過去を持ち、その後は母親との二人暮らしで、忍の家に不定期に通うことになる。実は忍の夫・綿貫洋平の浮気相手だった女性の一人息子。

書誌情報

シジュウカラ 9巻 双葉社〈ジュールコミックス〉

第8巻

(2022-08-17発行、 978-4575338874)

第9巻

(2023-01-17発行、 978-4575339079)

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