概要・あらすじ
クラシック音楽が大好きなティナは、音楽大学に通うために親元を離れて一人暮らしをしていた。そんなある日、ティナはとなりの部屋に住むレオと知り合う。実はレオは有名なロックミュージシャンだったが、ティナはロックを軽薄なものと決めつけて毛嫌いしていた。そのためレオは、ティナに嫌われたくない一心で、自分の正体を隠したまま交友関係を深めていく。
だがある時、ティナはレオの正体を知ってしまう。密かにレオに思いを寄せていたジャズシンガーのウィルマは自分の気持ちを押し殺し、二人を仲直りさせるべく、ティナをレオのライブへと誘うのだった。
登場人物・キャラクター
ティナ
音楽大学に通う女性で、親元を離れて一人暮らしをしている。クラシック音楽をこよなく愛しており、その反面ロックに対しては偏見を持ち毛嫌いしている。レオの事は、彼が名乗った偽名の「ライオン」と認識しており、彼が人気ロックミュージシャンである事を知らない。
レオ
ティナの住むアパートのとなりの部屋に住む男性。実は「ロック界のヒーロー」と評されるほどの人気シンガーで、若者たちから絶大な人気を誇っているが、ロックが嫌いなティナの前では正体を隠し、「ライオン」という偽名を名乗っている。ロックミュージシャンとして活動をする時には紫のシャドウとローズ色のルージュで化粧するが、ティナの前では眼鏡をかけて変装している。
ウィルマ
レオと同じライブハウスで活躍するジャズシンガーの女性。密かにレオに好意を抱いていたが、彼がティナを愛している事を知り、自分の思いを抑えてキューピッド役として奔走。ティナとレオのあいだの誤解を解き、二人を仲直りさせる事に一役買う。