概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
黒須 健二 (くろす けんじ)
警視庁捜査一課係長の父との二人家族。その父を乗せた飛行機が目の前でQQQ団の策略により爆破される。健二は夢の中に出てきた父に、正義のために戦うことを誓った。十字警察日本支局員であり、半年間の厳しい訓練の末、テストに合格して正式に十字警察の一員となった。その際に、アメリカから来た審査員・ジャストメンから与えられたコードネームが「シルバー・クロス」。 拳銃の腕は抜群。通常時は素顔で行動し、必要に応じてマスクとスーツを身につける。
ブラック・クロス (ぶらっくくろす)
十字警察の日本支局員。黒須健二の前に突然現れた。それは健二を十字警察に誘うためだった。正式に十字警察の一員となった健二、シルバー・クロスのパートナーとして行動を共にする。仲間の前であっても決して素顔は見せない。
ポパイ
十字警察の日本支局員。一人で任務に就いたシルバー・クロスを気遣い、後を追ってきた。十字警察のメンバーとしては珍しく、常に素顔で行動する。
獅子神 (ししがみ)
ブラック・クロスの危機を救った医師で、十字警察の一員。常にライオンの仮面をつけているため、「ライオン先生」と呼ばれている。その正体は飛行機事故で死んだと思われていた黒須健二の父親だった。
ホワイト・スネーク (ほわいとすねーく)
QQQ団の幹部。シルバー・クロスを倒すために、シカゴからやってきた。1対1の拳銃での勝負は相撃ちとなる。後に十字警察のメンバーとなり、カリギュラ帝国に現れて自分の右腕と引き換えに得た、ジーグフリードの秘密をシルバー・クロスに託した。
カリギュラ総統 (かりぎゅらそうとう)
カリギュラ帝国の元首であり、仮面の独裁者。黒人解放戦線の蜂起により行方をくらますが、隠し武器を運ぶ貨物船に隠れ、帝国再建のチャンスを伺っていた。
アイアンマン
ビッグ・5のリーダー。全身を鎧で身を固めている。その鎧は爆弾でもびくともしないが、ジーグフリードの攻撃に敗れ、海中に没した。
ジークフリード
カリギュラ帝国のボーリング副総裁に呼ばれて現れたマブセ博士の「息子」。不死身の体を持ち、圧倒的な強さでアイアンマンやホワイト・スネークを倒す。その正体は、マブセ博士によって作られたロボットであった。
集団・組織
十字警察 (じゅうじけいさつ)
『シルバー・クロス』の登場グループ。世界中に組織をもつ秘密警察。
キュウ・キュラックス・キュラン団 (きゅう・きゅらっくす・きゅらんだん)
『シルバー・クロス』の登場グループ。正式にはキュウ・キュラックス・キュラン団という国際的秘密結社の略称。ニューヨークで十字警察によって投獄された首領が新たな標的として選んだのが日本であった。腕利きの殺し屋、そして人間を消してしまう光線兵器や高度な整形技術をもつ。東京のマンモスビルが本拠地。
ビック・5 (びっぐふぁいぶ)
『シルバー・クロス』の登場グループ。カリギュラ帝国の秘密警察S・B・Iのメンバーであるアイアンマン、毒グモタランチュラ、機関銃コリー、キングコブラ、医者上がりのドックの5人をこう呼ぶ。彼らはすべて仮面をつけており、特殊技能を使って十字警察との死闘を繰り広げる。
4号兵団 (しごうへいだん)
『シルバー・クロス』の登場グループ。死神将軍が率いる秘密軍事組織。元々は太平洋戦争末期、連合国との本土決戦のため作られた旧日本軍の秘密部隊だったが、終戦後も投降せずに阿蘇山の中に隠れて密かに黒サイ戦車などの兵器を開発していた。基地は阿蘇山の火口のそばにあり、防衛隊の砲撃により噴火が誘発されたため全滅した。
場所
カリギュラ帝国 (かりぎゅらていこく)
アフリカに建国された新興国でカリギュラ総統による支配のもと、強大な軍備を持ち、さらに秘密兵器の開発、またハムラー長官率いる秘密警察S・B・Iを使って反対勢力の黒人地下工作部隊をねじ伏せようとしている。