ジゴロ次五郎

車を愛する主人公の石川次五郎はアルバイト中の諍いがきっかけで、地元で有名な不良の岡田秀樹と車を使ったナンパ対決をすることに。自分の車を持っていなかった次五郎は、解体屋で運命的に伝説の妖車シルビアと出会い、岡田を降すことに成功。その後も次五郎とシルビアに前には、次々とライバルが現れる。加瀬あつしの手による不良車漫画。「伝説→ワイセツ」「片道→片乳」など、下ネタギャグがふんだんに盛り込まれている。

正式名称
ジゴロ次五郎
作者
ジャンル
不良・ヤンキー
 
ギャグ・コメディ
 
下ネタ
 
レーベル
講談社コミックス(講談社)
巻数
全22巻
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

何の取り柄もないが、車への愛情だけは誰にも負けない主人公の石川次五郎。あるとき次五郎は、地元で有名な不良の岡田秀樹と車を使ったナンパ対決をする羽目に。自分の車を持っていなかった次五郎は、兄の紹介で赴いた解体屋でシルビアと運命的な出会いを果たす。ボロボロのシルビアでは岡田のプレジデントには勝てようはずもないと思われたが、まるで意思を持ったかのようなシルビアの奇跡の挙動によって本田千夏の心をゲット。

次五郎が手に入れたシルビアは、かつて走り屋たちの間でラブマシーンという異名を取った、伝説の妖車だったのだ。その後も次五郎の前には女性を求める者、シルビアの伝説を追う者など、さまざまな悪童たちが登場。

次五郎シルビアの力を借りつつ、次第に自分自身でも実力を身につけていき、こうした相手に立ち向かっていくこととなる。

登場人物・キャラクター

石川 次五郎

私立万座高校に通う高校男子。3年B組に籍をおく。美形の兄と弟に挟まれるが、次五郎本人は肥満体型で、周囲から「石川兄弟のみにくいアヒルの子」と呼ばれることも。車に対する思い入れが非常に強く、排気音のみで車種を当てられる能力の持ち主。自分の車を手に入れるためのアルバイト中、有名な不良である岡田秀樹とトラブルに発展し、車を使ったナンパ対決をすることに。 わずか5万円という予算を知った兄の石川九州男の紹介で解体屋に赴いた次五郎は、スクラップにされる寸前のシルビアと運命的な出会いを果たす。無償で手に入れたものの満足に修理をする時間もなく、ボロボロの状態のシルビアで赴いたナンパ対決では、岡田のプレジデントに勝てようはずもないと思われたが、まるで意思を持ったかのようなシルビアの奇跡的な挙動によって、走り屋のアイドル的存在、本田千夏のピックアップに成功。 岡田を打ち破った。その後も次々と現れる走り屋を中心にした悪童たちに挑戦されるも、シルビアの力を借りながらこれを退ける。 当初は実力が伴わず、シルビアに頼りきりであったが、努力を重ね、次第に自分自身のドライビングテクニックを磨き上げた。のちに中学時代の親友シンゴが地元に戻ってきたことで、次五郎をリーダーに据える走り屋チーム、エンドレスを起ち上げる。シンゴの目的はシルビアをはじめとする走り屋たちの愛車を窃盗することだったが、次五郎の熱い友情でシンゴが改心したため、すんでのところで防がれた。 起ち上げにミソがついたエンドレスだったが、メンバーは誰も脱退せず、地元の走り屋たちの間でスター集団として知られるように。また、さまざまな経験を積んだことで、ただただ従うことしかできなかった九州男に対しても真っ向から相対するようになった。 同じガソリンスタンドでバイトをする日野愛子に長く想いを寄せており、他の女性によそ見をすることも少なくなかったが、最終的に付き合うようになる。しかし時を同じくして、次五郎のために無理に無理を重ねてきたシルビアの車体が限界を迎え、苦悩することに。

石川 九州男

石川次五郎の兄で、石川家の長男。三男の石川勇夫のことは溺愛する一方、次五郎に対してはバイト代を無断で使い切るなど暴君のように振る舞う。しかし父親を失った石川家の大黒柱として、トラック運転手をして働くなど、責任感が強い一面も。ローライダー集団のデビルジョーカーズのリーダーを務める。 かつては暴走族の鬼族の総会長であり、当時から圧倒的な喧嘩の強さで畏怖の対象だった。その無法ぶりは健在であり、界隈の不良たちの頂点として君臨している。女性をとっかえひっかえする女たらしなので、シルビアに乗ることは不可能。しかし、ある時かつての恋人の亜弥が結婚すると聞き、過去に自分が行った仕打ちを思い出しながら泥酔状態で強引に乗り込むと、亜弥と付き合っていた5年前にタイムスリップ(そのほか複数回シルビアに乗車する)。 のちに友人から丸くなったと指摘され危機感を覚え、突如市長選挙に立候補する。いっときは有力候補と目されるまでになるが、結局調子に乗りすぎたため落選。しかし最終回でみごと市長となり、さらに県知事を目指す様子が描かれた。 自身の愛車はキャデラック。

石川 勇夫

石川次五郎、石川九州男の弟で小学生。無垢な美少年で、純粋に次五郎のことをチビ兄ぃと呼んで慕っている。しかし自分がもらったバレンタインチョコを次五郎宛だったと見え見えの嘘をつき渡そうとし、かえって兄を傷つけたり、天然な発言で次五郎を貶めてしまったりすることもしばしば。 その容姿を、九州男のナンパに利用されることも少なくない。

岡田 秀樹

日産系の車で統一した走り屋チーム、加麻呂のリーダー。給油に訪れたガソリンスタンドで愛車のプレジデントに傷をつけられ、その店員に暴行を加えようとしていたところを石川次五郎に邪魔される。次五郎が自らの天敵である石川九州男の弟だと気づいた岡田は、次五郎に車を使ったナンパ勝負を提案。 500万円もの改造費を費やしたプレジデントに絶対の自信を持つ岡田だったが、次五郎が解体屋から見つけ出してきたシルビアの奇跡のようなドリフトで本田千夏をピックアップされ、敗北してしまう。その後は慣れ合うことこそないものの、次五郎を認めるように。また、次五郎とマイキーのドリフト対決を観戦した際に出会った松田翔子に思いを寄せるようになり、翔子の過去を知りながらも積極的にアプローチを続けた。 実家はパチンコ屋を営んでおり、岡田自身もホールマネージャーとして辣腕を振るう。かつて九州男が総会長をしていたころの暴走族、鬼族のメンバーであり、同じくメンバーの松木浩美と吸血コンビとして知られていた。

松木 浩美

岡田秀樹率いる加麻呂のメンバーであり、岡田とは中学時代からの付き合いでもある。日産車限定の加麻呂メンバーでありながらトヨタのエスティマを愛車にし、車高の高いワンボックスカーであるエスティマでやすやすとドリフトを決めるなど、ドライビングテクニックは達人級。かつてラブマシーンの噂を聞き、シルビアを狙って自動車泥棒を繰り返していた結果、地元を離れることを余儀なくされる。 ほとぼりが冷め、地元に戻ると石川次五郎がシルビアを手に入れていたことを知り、次五郎に挑戦。車体の前方左右、後方左右に貼り付けた4本の鉛筆を、カーブの往復で決めたドリフトでガードレールに押し付けすべて折るという神業を見せつける。 しかし次五郎とシルビアが、同様に貼り付けた鉛筆を車体をスピンさせることで、片道ですべて折ったため敗北。またシルビアのために命を捨てることも厭わない次五郎の姿を見て負けを認め、以後は次五郎と親しくなる。かつて九州男が総会長をしていたころの暴走族、鬼族のメンバーであり、同じくメンバーの岡田秀樹と吸血コンビとして知られていた。 のちに次五郎がエンドレスを起ち上げると、加麻呂と掛け持ちで所属する。

佐瀬保 繁

岡田秀樹率いる走り屋チームの加麻呂の中心メンバーで、岡田への忠誠心が厚い。当初、石川次五郎とはさほど接点はなかったが、高速道路で猛スピードで走行中に車外に手を出すと女性の胸のような感触が味わえることで意気投合。以後、しばしば行動を共にするようになった。大型セダンのグロリアを愛車にしていたが、グロリアを修理することになった際、代車として乗るようになった軽自動車キャロルの魅力に取り憑かれるように。 のちに次五郎がエンドレスを起ち上げると、加麻呂と掛け持ちで所属する。

沢田 拳児

シルビアにこだわった走り屋チームのS13麗神愚ストリートウルフのリーダー。中学の後輩である本田千夏にながく惚れている。ラブマシーンで走り屋たちの話題をさらい、千夏とも親しくする石川次五郎に挑戦状を叩きつけるものの、ヤクザの車めがけてのチキンレースで完敗。 その後も次五郎を一方的にライバル視してたびたび挑むが、たいていろくな事にならず終わる。公道を走る際はスーツを着用する、道路に吸い殻を捨てることを許さないなど、独特のこだわりの持ち主。のちに次五郎がエンドレスを起ち上げると所属したいと願うが、プライドが邪魔をして誘われるのを待っていた結果、タイミングを逸してしまう。

一条 希世斗

走り屋チームの赫愚夜姫のナンバーツーで、愛車は600馬力のアリスト。走りの最中、何らかの危険が存在すると鳥肌が立つ特殊能力の持ち主で、無謀な運転をするにもかかわらず、事故を起こしたことは一度もなかった。石川次五郎とシルビアに遭遇した際、運転時ではないが鳥肌が立ち、何らかの曰くがあるものと興味を持つ。 界隈の走り屋たちがヒルクライムレースの腕を競い合う翔丸峠で、あえてダウンヒルで勝負。次五郎とシルビアコンビとのバトルで危険察知能力に狂いが生じ始め、最終的に奇跡のような走りを目にしたことで、自らが設定したサイドブレーキを引かないという条件を破り敗北を喫する。なお、危険察知能力はのちに復活。 次五郎がエンドレスを起ち上げると、赫愚夜姫と掛け持ちで所属する。

神谷 誠

石川次五郎の前のシルビアオーナー、浅本俊一郎に後輩として可愛がられていた。16歳のため免許は取得していないが、ドライビングテクニックには天賦の才があり12歳でドリフトを成功させたほどで、浅本俊一郎率いるドリフトチームのマジック・バナナに所属。その後はサーキットで腕を磨く。 次五郎がシルビアのオーナーになったことを納得せず、浅本俊一郎追悼ドリフトコンテストで、次五郎に事故を起こさせシルビアを浅本俊一郎のもとに送ろうと画策。車2台でギャラリーを盛り上げた方が勝ちというツインドリのパートナーに、あえてマジック・バナナで犬猿の仲だった江田を選び、次五郎に腕前を見せつける。 次五郎との直接対決でも、当初は終始優勢に事を進めるが、それはシルビアが浅本俊一郎の命日の喪に服していたからであった。日が改まり、シルビアが目覚めると、次五郎に敗北。以後、次五郎を先輩と慕うようになる。次五郎がエンドレスを起ち上げるとこれに参加。愛車は180SX。

加納 洋介

殺人以外の犯罪はすべて行ったと噂される加納兄弟の兄。できの悪い弟の加納亮介を洋介なりに思いやるが、その手法は虐待に近く、亮介の手には嘘をつくたびに押し付けられた煙草による火傷が多く刻まれている。物が止まって見える、デビルアイという特殊能力の持ち主。もともとはスリルを味わえる車で精神のバランスを保っていたが、あるときの事故でデビルアイの能力を得てから、何事にもスリルを感じられなくなってしまう。 亮介ともども逮捕され刑務所に入るが、その前に解体屋で偶然見つけたスクラップ寸前のシルビアにATM強盗で強奪した1000万円を隠していた。一足早く出所した亮介に1000万円の回収を命じるが、すでにシルビアは石川次五郎に引き取られており、しかもちょうど金の一部を発見したところだった。 その後、洋介自身も出所。亮介の失態によって1000万円は失うが、さして気にすることもなく、むしろ次五郎とシルビアに興味を持つ。失ったスリルを取り戻させてくれると期待し、ATM強盗犯を追う警察を巻き込んだ上で次五郎を勝負に引きずり込む。 高速道路での逆走対決で、スリルはおろか恐怖を感じ、さらにデビルアイを失ってしまう。自分の命をもって幕引きを図る洋介だったが、シルビアによって命を救われ観念。再び逮捕される。なお、後に再登場を果たした際には、デビルアイの能力を取り戻していた。愛車はハコスカ。

シンゴ

中学時代の石川次五郎の親友で、次五郎のことをプーという愛称で呼ぶ。中学時代に引っ越して以来、次五郎との付き合いは途絶えていた。だが、シルビアを入手して有名になった次五郎のもとに突如あらわれ、一緒に走り屋チームを起ち上げようともちかける。エンドレスとシンゴが命名したそのチームには、次五郎とバトルを繰り広げた松木浩美、一条希世斗、神谷誠をはじめ、名うての走り屋が集結。 だがシンゴの目的は、エンドレスメンバーと親睦を深めて車を貸し借りし、合鍵を作って車を盗むことだった。だが、次五郎の熱い友情によって改心。また、エンドレスメンバーも所業を不問に付そうとしたが、ケジメをつけるため自ら警察に出頭する道を選ぶ。 愛車はポンティアック・ファイアーバード。

二階堂 キミオ

行政道路の死神と恐れられる武闘派暴走族、緋狼の総長。前代の曾我蓮と総長の座をかけてのチキンレースを行い、蓮がトラックに激突して重症を負ったのに対し、ニカはかすり傷程度だったため、不死身のニカと呼ばれるようになる。乗った人間は必ず事故死するが、単車は生き残るため不死車とあだ名されるKZ1000MK.Ⅱを取り憑かれたように乗り回し、同じ妖車の匂いを嗅ぎとったシルビアに興味を持つ。 石川次五郎の地元で暴走族や走り屋チームを狩り始め、ついには石川九州男すら撃破。それと同時に不死車が乗り手であるニカに牙を剥き、生命を奪おうとし始める。だが、次五郎とシルビアによって不死車の呪いから解き放たれた。 以後、憑物が落ち、次五郎らに謝罪。なお、加納洋介とは旧知の仲である。

日野 愛子

石川次五郎がバイトするガソリンスタンドの同僚で、レディースチームの堕天使の総長。硬派を気取り、喧嘩の腕前も男勝りだが、女性らしさや弱さを見せられない自分に思い悩む一面も。当初は次五郎のことをまったく男性として相手にしていなかったが、次五郎に窮地を救われたり、反対に次五郎の走り屋勝負に手を貸したりするうち、次第に惹かれていった。 最終的に次五郎から告白されたことで正式に付き合うようになるが、トリマーになる夢のために地元を離れることを決意。なかなか次五郎に言い出せずにいたところ、無理を重ねてきたシルビアが限界を迎えはじめ、次五郎はシルビアにかかりきりに。 結果、すれちがいが生じてしまった愛子は、次五郎と喧嘩をしたまま高速バスで大阪に向かう。だが、高速バスの運転手が泥酔をした状態で危険運転を開始。分離帯に激突しようとしたそのとき、次五郎とともに愛子を追って高速を走っていたシルビアの起こした最後の奇跡によって他の乗客ともども命を救われる。 愛車はZ400FX。

本田 千夏

小悪魔的に振る舞う、走り屋たちのアイドル的存在。石川次五郎と岡田秀樹の車を使ったナンパ対決の際、ギャラリーとして現地を訪れる。次五郎の神がかったドライビングテクニックに魅せられ(シルビアの力を借りたゆえであったが)、シルビアに乗り込み、結果次五郎は岡田との対決に勝利を飾った。 その後、自分とシルビアを天秤にかけ、シルビアを選んだ次五郎にかえって興味を持ち、いつしか恋するように。かつて付き合っていて地元を去った浜中が戻ってきたり、沢田拳児からしつこく想いを寄せられたりするも、次五郎への気持ちは変わらなかった。だが次五郎が日野愛子と付き合うようになったことで失恋する。

浜中

本田千夏の元恋人で、千夏からはタケちゃんと呼ばれている。愛車はコルベット。かつて石川次五郎らの地元で自動車泥棒を繰り返しており、結果、身柄を隠すために東京に逃れた。その際、連れて行くと約束した千夏に被害者たちが張り付いていたため、後ろ髪を引かれながら置き去りに。 のちに地元に戻ってくるが、千夏が次五郎に惹かれていることを知り、千夏をかけた車勝負を挑む。また地元に戻ってきたのは、東京でヤクザの車に手を出し、追手をかけられたからであった。一時は命を狙われた浜中だったが、次五郎との死闘を見た追手に温情をかけられ、遠くに去ることを条件に見逃される。その際、見送りに来た千夏への未練を断ち切ることとなった。

浅本 俊一郎

石川次五郎の前にシルビアのオーナーだった男性。圧倒的なドライビングテクニックを持つ走り屋で、ドリフトチームのマジック・バナナを起ち上げる。だがある時、他人の運転する車の助手席に収まっていた際、その車が事故を起こし死亡した。松田翔子の最後の恋人。

松田 翔子

石川次五郎の前のシルビアのオーナー、浅本俊一郎の最後の恋人。シルビアのことを熟知し、松木浩美とのドリフト勝負を控え、思い悩む次五郎のもとに現れてアドバイスを行った。チューンショップのWONDERを営んでおり、シルビアの修理やチューンナップを請け負う。浅本俊一郎のことを引きずっていたが、次五郎たちとの付き合いの中で吹っ切っていく。

藤田 京介

走り屋チームの赫愚夜姫のリーダー。人を殴ってできた拳ダコが乾くことなく常に血に染まっていることから、赤い爆弾との異名を取る。愛車はシーマだが、乱暴な運転ばかりしているので車体には無数の傷が刻まれている。京介自身は好き放題に生きる一方、妹の藤田万宙を溺愛。万宙の行動を厳しく管理する上、言い寄る男たちを血祭りにあげる。 特に万宙が一条希世斗に想いを寄せることを問題視していたが、希世斗が石川次五郎とのバトルで万宙を一番に考えるようになったため、ふたりの関係を認めるようになった。

藤田 万宙

走り屋チームの赫愚夜姫のリーダー、藤田京介の妹。赫愚夜姫のナンバーツーである一条希世斗に想いを寄せる。京介からの束縛に苦しんでいたが、石川次五郎と出会い、解放された。さらに次五郎と希世斗が、それぞれ助手席に女性を乗せて勝負することになり、希世斗の助手席に収まる。 最終的に希世斗が万宙の身を守るため敗北を選んだことで互いの思いを確認。以後、希世斗と付き合うことになった。

岡田 奈菜

走り屋チームの加麻呂会長、岡田秀樹の妹。自身も旧車限定のレディース走り屋チーム、音姫のリーダーであり、トヨタ・セリカを愛車にする。自動車教習所で出会った沢田拳児に思いを寄せ、沢田の気を引こうと奔走。

江田

浅本俊一郎が率いていたドリフトチームのマジック・バナナの元メンバーで、神谷誠とは当時から犬猿の仲だった。非常に気が短いことから狂犬エディーとの異名を持ち、また峠を走って走り屋の車にわざとドリフトで車体をあてて事故らせることから峠のヒットマンとも呼ばれる。いずれ自身が事故で死亡したとき、非道をつくした自分も天国で浅本俊一郎に会えるよう、車体に念仏を書き込んだJZX100が愛車。 浅本俊一郎追悼ドリフトコンテストで、神谷からパートナーに指名された。車2台でギャラリーを盛り上げた方が勝ちというツインドリで、神谷の操る180SXにJZX100をぶつけようとするも、すべて華麗なドリフトでかわされ、最終的にひとりで事故。 その後、石川次五郎と神谷が対決をしているところに、盗んだトラックで襲いかかる。

敬一郎

G県のバニング集団、陰獣を率いる悪童。石川次五郎と日野愛子がデートでG県のサファリパークに赴いた際、愛子を見かけて目をつける。隙を見て愛子をワゴンカーに拉致すると、猛獣ゾーンに移動。外に逃げられないようにして陵辱しようとした。愛子の危機を感じ取ったシルビアによって、自慢のバニングを傷つけられ、動揺していたところを愛子によって打倒される。

荷台をウーハーで埋め尽くしたトラックを愛車とし、オーディオカー愛好家の間で音圧神と呼ばれる。ダンスに長ける上、DJの腕も一流で、女性たちが竜の奏でる音楽に触れると絶頂に至ってしまう。普段は無口で温厚だが、常に装着しているヘッドホンを外され流れている音楽が途絶えると酸欠になり、凶暴に。 なぜか石川次五郎に対して好意的で、のちに次五郎が走り屋チームのエンドレスを起ち上げると、メンバーに名を連ねる。

加納 亮介

殺人以外の犯罪はすべて行ったと噂される加納兄弟の弟。デビルアイの持ち主である兄の加納洋介から虐待に等しい教育を受けており、嘘をつくたびに押し付けられた煙草による火傷が多く刻まれている。洋介ともども逮捕され少年院に入るが、その前に解体屋で偶然見つけたスクラップ寸前のシルビアにATM強盗で強奪した1000万円を隠していた。 一足早く退院したため、洋介から1000万円の回収を命じられるが、すでにシルビアは石川次五郎に引き取られており、しかもちょうど金の一部を発見したところだった。兄に怯える亮介は必死で金を回収しようとするが、次五郎は金に手を付けてしまっており、さらに失態が重なり回収は不可能になる。 しかし洋介はさして気にすることはなく、むしろ次五郎とシルビアに興味を持つように。ATM強盗犯を追う警察を巻き込む形で次五郎とシルビアとの勝負に執心する洋介を追う亮介。そんな彼に警察が接触し、見逃す代わりに洋介を売るよう持ちかける。揺れる亮介だったが、洋介は次五郎とシルビアによって救われていた。

ラット

カラーギャングのSPITのリーダー。ラットという通称は、短気ですぐにイラッとすることからつけられた。石川次五郎が走り屋チームのエンドレスを起ち上げたのち、メンバーの神谷誠に対して、神谷が無免許であることをネタに脅迫する。エンドレスメンバーに迷惑がかかると考えた神谷がチームを抜けると申し出たと知ると、かえってその献身を不快に感じ、エンドレス自体を標的とするように。 さらに単身襲撃にきた神谷を返り討ちにして拉致し、石川九州男のキャデラックを要求する。だが次五郎の機転によって界隈の走り屋が集結、SPITにプレッシャーをかけ、さらに次五郎がラットとタイマンを張ることで解決した。

井尻

石川次五郎が偶然出会ったヤクザ。暴力団同士の抗争の結果、手打ちのための生け贄として扱われる。組長に恩義を感じていた井尻はそれを知りながら、あえて命を散らそうとしていた。しかし井尻には愛する女性、華奈がおり、さらに華奈は出産間近。それを察知したシルビアによって、井尻の行動はことごとく邪魔され、井尻は生きることを選択する。

曾我 蓮

二階堂キミオの前に暴走族の緋狼の総長を務めていた。ニカが不死車と呼ばれるKZ1000MK.Ⅱを手に入れてから、仲間をかえりみない行動をするようになったことを案じ、緋狼総長の座をかけたチキンレースを持ちかける。結果、蓮は大事故を起こし、下半身不随という重症を負ってしまう。 それでもニカを心配し続け、石川次五郎とシルビアにニカのことを託す。さらにニカを不死車の呪いから解放するため、自らの意志で下半身不随を克服するさまを見せた。

八州男

群馬県でローライダーチームのエンジェルジョーカーズを率いる。外見は肌の色が黒い以外、石川九州男に瓜二つで、愛車も九州男と同じくキャデラック。ただし、九州男と異なり、周囲から強く慕われている。岡田秀樹主催で、石川次五郎たちの地元から軽井沢までのレースが行われた際、次五郎たちとトラブルに発展。 得意のアームレスリングで車をかけた勝負を持ちかけた。名乗りを上げた沢田拳児を圧倒し、腕をへし折ろうとしたそのとき、その場に九州男が駆けつける。バトンタッチした九州男の鼻面にパンチを叩き込み、鼻血を出させて力めないようにするが、卑怯な手段に激怒した九州男によって、リングにしていたドラム缶ごとスープレックスで撃沈される。

ミツヒロ

九州地方から石川次五郎たちの地元に修学旅行で訪れた中学生。Z400FXのパーツ泥棒をしようとしていたところを日野愛子に見つかり、阻止しようとした愛子に対し、女性にもかかわらず容赦なく暴力を振るう。現場に駆け付け、激怒した次五郎に強烈な頭突きを喰らわされた。それを恨みに思い、後腐れのない旅行先ということで次五郎を罠にはめて病院送りにした上、愛子が次五郎に託したピアスを強奪。 九州に戻るため羽田空港に到着するが、ピアスを取り戻そうとする次五郎が現れる。ゲートをくぐって勝ち逃げしようとしたとき金属探知機にピアスが反応、足止めを食らってしまう。追いついた次五郎によって打倒された。

その他キーワード

シルビア

『ジゴロ次五郎』に登場する車。解体屋でスクラップにされるのを待つ状態だったところ、岡田秀樹と車を使ったナンパ対決をすることになった石川次五郎に見出された。走り屋仕様に徹底的に改造されているが、なかでも翼のようなガルウィングドアが特徴である。その正体は、界隈の走り屋たちの間でラブマシーンの異名で知られる伝説の妖車。 シルビアのドライバーはナンパ成功率100%と言われるが、同時に童貞しかドライバーになれないとも噂されていた(ただし次五郎の前のオーナーであった浅本俊一郎の助手席に、恋人の松田翔子は乗っていた)。自分を一番に考える次五郎をオーナーと認め、次五郎のピンチをまるで意思を持っているかのような挙動で救う。 だが、数々の奇跡を見せつける一方、次第に車体にダメージが蓄積され、徐々に限界が近くなる。

書誌情報

ジゴロ次五郎 全22巻 講談社〈講談社コミックス〉 完結

第1巻

(2002年8月7日発行、 978-4063631401)

第2巻

(2002年10月15日発行、 978-4063631586)

第3巻

(2002年12月14日発行、 978-4063631807)

第4巻

(2003年3月14日発行、 978-4063632194)

第5巻

(2003年5月16日発行、 978-4063632361)

第6巻

(2003年7月17日発行、 978-4063632637)

第7巻

(2003年10月16日発行、 978-4063633023)

第8巻

(2004年1月15日発行、 978-4063633283)

第9巻

(2004年4月16日発行、 978-4063633610)

第10巻

(2004年7月16日発行、 978-4063633986)

第11巻

(2004年10月15日発行、 978-4063634396)

第12巻

(2005年1月17日発行、 978-4063634747)

第13巻

(2005年3月17日発行、 978-4063635041)

第14巻

(2005年6月17日発行、 978-4063635379)

第15巻

(2005年9月16日発行、 978-4063635720)

第16巻

(2005年12月16日発行、 978-4063636116)

第17巻

(2006年3月17日発行、 978-4063636376)

第18巻

(2006年6月16日発行、 978-4063636772)

第19巻

(2006年10月17日発行、 978-4063637311)

第20巻

(2007年2月16日発行、 978-4063637892)

第21巻

(2007年5月17日発行、 978-4063638295)

第22巻

(2007年8月17日発行、 978-4063638639)

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